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第23回群馬県青少年健全育成審議会の結果概要(H28.8.29開催)

更新日:2016年10月5日 印刷ページ表示

開催日時

平成28年8月29日(月曜日)14時00分から16時00分まで

開催場所

県庁29階 第1特別会議室

出席委員

 大森会長以下14名

事務局

子育て・青少年課長以下6名

傍聴者

 なし。

議題

群馬県子ども・若者計画の推進について

 今期の群馬県青少年健全育成審議会では、「群馬県子ども・若者計画」の外部評価を行うため、平成28年7月25日(月曜日)に開催された第1部会において審議した「群馬県子ども・若者計画」の外部評価の審議結果について、事務局から説明を受けました。

主な委員意見(要旨)

 私たちの地域では伝統文化を継承する活動をしており、子ども達は小学生から伝統文化を継承する活動に入っていくのですが、中学生になった時に部活や学業が忙しかったりすると、地域離れをしてしまって、大半の子どもが、段々来なくなってしまうというケースが現実的にあります。
 色々な発表する場でも、中学生の参加率が非常に減少しているので、このような問題をどのようにして解決したらよいかということが我々の課題であると思いますし、このような問題は、私たちの地域だけではなく、全体的に言えることだと思います。

主な委員意見(要旨)

 私共は異年齢で特に60歳を過ぎた方達を中心に自分たちの持っているものや、受け継いだものを子ども達に伝承していこうという形で、ゆったりと、子ども達を中心にのびのびと時間をかけて何十年もかけてやっていこうという計画なのです。
 本来ならもっと大きく活動していけたら良いというのが私たちの願いなのですが、単位取得のためにボランティアに参加する子どもも多くて、本当の意味のボランティアではなく、自分の進路のためという子どももいるのですが、しかしそれでも良いと思うのです。
 とにかく、大勢の人が関わって子ども達を暖かく大きな輪で包み、育てていけたらいいなというのが私たちの活動なのです。
 ですから、早急に色々なことはできないと思いますが、長い目で見て、ゆっくり活動するしかないと思います。

主な委員意見(要旨)

 小学校、中学校、高校と進学するに連れて、当然活動範囲も広がりますから、地域によっては町内会と地域が良く連携をとって、町内会の行事の時に部活動をお休みにする等の活動を行っている地域もあります。
 『次期学習指導要領の改定のまとめ』というものが、8月1日に示されましたが、キーワードが『社会に開かれた教育課程』ということで、学校の方からより地域に開かれていくという教育を展開していくということになっていく中で、学校としては地域作りという方針も出てきていますので、今後、学校の中でこのような活動が高まっていけば良いと思います。

主な委員意見(要旨)

 キャリア教育についてですが、高校などで職業授業を行っていると思いますが、できるだけバランス良く、多種多様な職業に関して子どもが接することができるようにということを意識して各先生方に指導して欲しいと思います。

主な委員意見(要旨)

 若者サポートステーションを利用する若者の中には、社会性が身についていない方もいます。
 本人は、とても意欲があるのですが、その部分が育まれていなかったり、ひきこもりなどで教育を受けられなかった若者もいますので、こういった連携によって育てていくということが大切だと思います。

主な委員意見(要旨)

 以前は、スクールカウンセラーの方が間に入ってくださっても学校と保護者とご本人の溝が埋まらない場合が多かったのですが、スクールカウンセラーの方が実情をきちんと把握され、学校の先生、教育委員会、児童相談所にもケース会議等に参加していただき、ケース会議をする上でも細部まで活動していただいております。
 しかし、どうしてもスクールカウンセラーの方の時間が頻回に持てないこともあるので、関係を築くのに時間がかかってしまいます。
 やっと関係が築けたのに、次の方に変わってしまうと、繋がりが取りにくい方は再度、関係をつくるということに疲れてしまって、関係が切れてしまうということがあったので、是非長く続けていただきたいと思います。

主な委員意見(要旨)

 いじめ問題の対策についてですが、『いじめ防止フォーラム』や『いじめ防止子ども会議』に参加させていただきましたが、このような会議等に参加する生徒、児童は「いじめを本当にしてはいけない」という意識が高いと感じました。
 しかし、その一方、そのような意識を持つ子どもは、一部の子どもだけになりつつあると思います。
 また、いじめは子どもだけの問題ではないと思いますので、大人ができるいじめ防止対策を考えなければならないと思います。

主な委員意見(要旨)

 渋川・北群馬保護司会と更生保護女性会では、管内全中学校の2年生を対象に、非行防止や薬物乱用防止、健全育成等について話し合う交流会(対話 集会)を行い、学校や家庭だけではなく、「地域では私たちも皆さんを温かく見守っている。」ことをアピールする活動を行っています。
 その中で、一緒に『おぜのかみさま』や、ひきこもりから立ち直る支援のビデオ等を見て、その後、保護司と更生保護女性会の方や先生方が加わり、それぞれ班に分かれて話し合ったり、感想文を書くなどの活動をしています。
 このような活動は、渋川市や北群馬郡だけではないと思いますが、行っていない地域もあると思うので、是非、群馬県のどこの学校でも行って欲しいと思います。

主な委員意見(要旨)

 私は更生保護に関わっていますが、神奈川県川崎市で起きた事件の問題で、このような事件を起こした子どもたちを、事件を起こす前に誰かが救うことができなかったのだろうかと思います。
 このような子どもたちは結局、その事件を起こした時点で人生が変わってしまうのです。
 命の大切さというものの学びはどのようにしてきたのかなと思うのです。
 子ども達を育てていく親が悪いという訳ではありませんが、やむを得ず色々な生活をしている親たちが沢山いますので、このような問題も解決していかなければならないと思います。

主な委員意見(要旨)

 家庭の問題というものをもう一度考えなくてはならないと思います。
 今回の埼玉県の事件もそうですが、自分の子どもが一週間、10日間自宅に帰ってきていないということが既に報道されています。
 その中で、子どもが自宅に帰って来ていないにも関わらず、何をしているか分かりませんでしたという状況でした。
 私共では、できるだけ地域から情報を集め、積極的に取り組んでいます。
 これからは本当に地域密着で、虐待を始め、怪しいかなと思う情報は、行政、警察等に情報提供していただいて進めていかなければならないと思います。
 やはり地域に根ざした活動をしていかないと、子ども達の健全育成や、非行を防止することは、難しいのではないかと思います。

主な委員意見(要旨)

 近年の少年らの暴行事件等に対して、相談できる大人がいなかったのか、命の大切さなどをどう教えていくか、課題であると思います。
 子どもたち自身は弱者であり、法律で守られていることなど、人権の視点から考えさせていくことも必要であると思います。
 学校の中では、相談できる場所があるということ、また道徳教育のより一層の指導の工夫等をお願いしたいと思います。

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