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「群馬県結核予防計画(案)」に関する意見の募集結果の反映状況について

平成30年2月21日
健康福祉部保健予防課

 県では、「群馬県結核予防計画(案)」について、平成29年12月27日から平成30年2月25日までの30日間、郵便、ファクシミリ、電子メール、持参により、広く県民の皆様から意見の募集を行いました。
 その結果、いただいた御意見を踏まえ、次のとおり案を修正しました。

意見の採択により修正した箇所
番号 該当項目 変更前 変更後
1 第1章2結核の現状 本県における平成28年の新登録結核患者数は183人、罹患率は9.3であり、低まん延化を達成した状況である。また、平成28年末の結核登録患者数は410人で、有病率(人口10万人あたり治療を受けている患者の数)は5.5と全国平均の9.2を大きく下回る。死亡率も人口10万対1.0となっており、全国平均の1.5よりも低く、これらの数値は近年ゆるやかに低下している。
  • 我が国における結核患者数者減少傾向に有り、平成28年の新登録結核患者数は17,625人、罹患率は13.9となっているが、欧米諸国と比較するとまだ高く、中まん延国に分類されている。
     一方、本県における平成28年の新登録結核患者数は183人、罹患率は9.3であり、低まん延化を達成している。また、平成28年末の結核登録患者数は410人で、有病率(人口10万人あたり治療を受けている患者の数)は5.5と全国平均の9.2を大きく下回る。結核死亡率も人口10万対1.0となっており、全国平均の1.5よりも低く、これらの数値は近年ゆるやかに低下している。しかし、塗抹陽性肺結核患者割合は、減少していない。
  • 世界の結核について、グラフを追加
2 第5章3(3)標準治療の徹底

標準治療が行われていない結核患者が散見され、薬剤耐性菌の発生につながるおそれがあることから、結核医療の基準について結核指定医療機関、医師等へ周知徹底する。

標準治療が行われないと薬剤耐性菌の発生につながるおそれがあることから、結核医療の基準について結核指定医療機関、医師等へ周知徹底する。

3 第5章8(2)外国出生者に対する結核対策
  • 本県の新登録結核患者に占める外国出生者の割合が増加している実情を踏まえ、就労する事業所や通学する学校等の協力を得て、ハイリスクグループとして定期の健康診断の実施により患者の早期発見に努める。また、IGRAにより結核感染の有無を調べ、LTBIの治療で発病予防を行うなどの対策を推進し、外国出生者の結核患者数の減少を図る。
  • 本県の新登録結核患者に占める外国出生者の割合が増加している実情を踏まえ、就労する事業所や通学する学校等の協力を得て、ハイリスクグループとして定期の健康診断の実施により患者の早期発見に努める。また、発見した外国出生結核患者に対しては、母国語のリーフレットの使用や医療通訳者の派遣など、安心して療養できる体制を整備することが重要である。
4 全般  
  • 〈結核用語集〉
     【コッホ現象】
    結核既感染の者の皮膚にBCGを接種した場合、未感染の者に接種した場合に比べて局所反応が速やかでかつ強度に出現し、治癒も早いことを指す。結核未感染者にBCG接種した場合には、接種局所の反応は接種後概ね3-5週間に生じるのに対し、結核既感染者では大半が数日以内に強い局所反応が生じる。
     【ハイリスクグループ】
    結核発病のおそれが高い者をいい、小児、若年者では、BCGなしでツベルクリン反応強陽性の者、BCG既接種でも塗抹陽性患者との接触があり、かつツベルクリン反応が強陽性の者などがハイリスクグループに含まれる。成人ではX線有所見で化学療法歴のない者、糖尿病やじん肺症をもつ者、腎透析、免疫抑制剤使用、アルコール中毒、胃切除、副腎皮質ホルモン剤長期使用者、あるいは抗癌剤を使用している者などがハイリスクグループとされている。
     【DOPT】[Direct Observed Preventive Therapy]
    潜在性結核感染症患者に対する服薬支援。
     【DOTS】[Directly Observed Treatment,Short-course]: 直視監視下短期化学療法
     狭義には結核患者が薬を飲み忘れないよう医療従事者の前で内服することであり、これを原則として患者の状況に応じて服薬支援に関わる者が連携して患者の服薬状況の確認を徹底する事業体系の名称である。WHOが打ち出した、結核患者の発見と治癒を目指すプライマリー保健サービスの包括的計画が起源で、1)政府の重要課題としての認識とリーダーシップ、2)菌検査による診断、経過観察、3)医療従事者の前での内服、4)薬の安定供給、5)菌検査結果のサーベイランスを5つの要素とする。米国や多くの途上国で大きな成果をあげている。
     【IGRA】[Interferon-Gamma Release Assays]
    IGRAとは、結核菌特異抗原により全血あるいは精製リンパ球を刺激後、産生されるインターフェロンγ(IFN-γ)を測定し、結核感染を診断する方法である。従来の感染診断法であるツベルクリン検査と比較し、特異度は格段に高くなっている。
     【LTBI】[Latent tuberculosis infection]:潜在結核性感染症
    結核菌は、通常宿主に感染した後初期変化群(Primary Complex)を形成して、一時的に休眠状態となる(休止菌)。また、結核を発病して治療を実施しても、最終的には病巣内に休眠状態の結核菌が少数残存する(持続生残菌)。これらの結核菌は通常とは異なる代謝状態にあって増殖せず、一般的な抗結核薬は奏効しない。さらにはわずかに活動性があったとしても臨床症状や放射線学的所見、細菌学的な結核の証拠がない場合は結核としての顕在性はない。これらの状況を潜在結核感染と称する。
    (参考:結核予防会結核研究所)

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