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【5月】男女共同参画講演会の開催 ~農家の嫁物語~
渋川広域農村女性ネットワークでは、農村の男女共同参画や地産地消の推進を中心とした地域活性化に向けた活動を行っています。その一環として、群馬県農村生活アドバイザー協議会会長の矢端氏を講師に招き、男女共同参画講演会を開催しました。
1 ねらいと背景
農業従事者のおよそ半数は女性であり、農業の持続的な発展と豊かで魅力ある農村の実現には、女性の社会参画を推進することが重要となっています。そこで、広く男女共同参画の理解を深めることを目的に、渋川地区農村生活アドバイザーや農業委員、農村女性起業グループ等で構成する渋川広域農村女性ネットワークを対象に、男女共同参画講演会を実施しました。
2 取り組み成果
男女共同参画講演会は4月23日に開催し、管内の女性農業者19名が参加しました。
講師に有限会社ヤバタファームの矢端氏を迎え、「わたしとヤバタファームのものがたり」と題して講演いただきました。矢端氏は3つの視点「農業者の視点」「農業外の視点」「内と外をつなぐ視点」から自身の経験をお話しされました。農家に嫁いだ際の暮らしの変化や、日本語教師の仕事と農業の関わり、情報発信などについて、農業を始めてから今に至るまでの取組みを紹介いただきました。また、「役員として外に出ると繋がりが広がるので、若い人にも勧めてほしい」「農家以外の繋がりも大切」とのことでした。
参加者からは、「苦労に共感した」「農家に嫁いできたお嫁さんの励みになる」との声がありました。さらに、家族や仕事についての質問が出るなど、有意義な講演会となりました。
3 今後の方向
今後は先進事例の視察研修会や交流会を開催し、女性の社会参画及び経営参画に対する理解を深めるとともに、認定農業者の共同申請や、家族経営協定の締結を通じて男女共同参画を推進します。
講演会の様子 ~ヤバタファームの紹介~
講演会の様子 ~意見交換をする参加者~