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2月 上州ネギにおける紅色根腐病対策について

更新日:2019年3月29日 印刷ページ表示

要約

緑肥輪作による連作回避の上州ネギほ場において、土壌消毒の実証ほを設置したところ、紅色根腐病の発病、ネコブセンチュウの寄生が少なくなり、収穫した上州ネギのA2L品の割合が高く、収益性が高くなることを実証できました。

1 ねらいと背景

上州ネギは安中地区の重点推進品目です。当地区では、緑肥輪作による連作回避を進めていますが、土壌病害である紅色根腐病が広範囲にみられる状況にあります。そこで、緑肥輪作と土壌消毒による紅色根腐病の防除効果を検討するため、実証ほを設置しました。

2 取り組み内容

 前作に緑肥を作付けしたほ場で土壌消毒を実施し、上州ネギ(チェーンポット定植)を作付けしたところ、紅色根腐病の発病株率、ネコブセンチュウの寄生株率が低くなり、A2L品の収穫割合が高くなりました。その結果から、販売額、土壌消毒資材費等を試算したところ、土壌消毒により収益が2万6千円高くなる試算結果を得ることができました。

3 今後の方向

普及指導課では、緑肥輪作によるネギの連作回避を推進するとともに、紅色根腐病の蔓延ほ場では、積極的に土壌消毒の実施を指導していく予定です。

紅色根腐病(赤く腐った根)写真1
写真1 紅色根腐病(赤く腐った根)

左)健全株 右)紅色根腐病により細い株写真2
写真2 左)健全株 右)紅色根腐病により細い株

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