本文
11月 ニラ若手講習会の開催 ~技術向上・ネットワーク作り支援~
要約
ニラの若手生産者向けに視察研修会と講習会を開催し、栽培技術向上とネットワーク作りを支援しました。
1 ねらいと背景
甘楽富岡地区では、ニラ生産者の交流の場が少なく、技術共有や若手生産者の育成が進んでいません。それにより、生産者ごとの単収・品質の差が大きく、若手生産者の多くが地域の単収目標を達成できず品質も十分ではありません。そこで、若手生産者の栽培技術向上とネットワーク作りを支援するために講習会を初めて開催しました。
2 取り組み内容
ニラの若手生産者を対象にした講習会を令和元年10月28日に初開催しました。地域の単収目標を維持しながら高品質なニラを栽培する先輩生産者を講師にして視察研修を行い、収量と品質を両立させる栽培手法を学びました。加え、生産者の協力で設置している実証ほ場にて講習を行い、赤色防虫ネットの防除結果を確認しながらアザミウマ類の様々な防除対策を学びました。
本会を通じて、若手生産者がお互いの名前や顔を認識でき、講習会の合間に情報交換するなど若手生産者の交流が図られました。また、先輩生産者から教わった栽培のコツについて、自らの栽培方法の改善を検討しており、若手生産者の栽培技術向上に繋がると考えます。
3 今後の方向
定期的に本講習会を開催し、若手生産者の更なる技術向上を図ります。また、産地全体が先進県に追いつくよう、新しい技術・機械の導入や市場評価を高めるための品質・棚もち改善の活動がなされるよう働きかけていきます。
先輩から講習を受ける若手生産者
ハウス内のアザミウマ類の捕獲数推移