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吾妻地域の農業

1 地域の特徴

 群馬県の北西部に位置し、地域の総面積は1,278㎢で、県総面積の約20%を占めています。
 農地は標高300~1,400メートルに分布しており、栽培地域は八ツ場ダム建設中の吾妻渓谷を境に、下流域の東部地域(六合地区を除く中之条町、高山村、東吾妻町)と上流域の西部地域(中之条町六合地区、長野原町、嬬恋村、草津町)に大別されています。
 東部地域の中之条町で平均気温11.9度、降水量1,291mm、西部地域の嬬恋村(田代)で7.2度、1,507mmと地域差が大きいのが特徴です。1,100メートルの標高差を活かして特徴ある農業が展開されています。

(1)農家構造

 農家数

 総農家数は4,376戸で、うち販売農家は2,028戸、自給的農家数は2,348戸で自給的農家が5割を超えています。
 (2015年農林業センサス)

 農地

 耕地面積は9,630ヘクタールで、田は1,207ヘクタール、畑は8,420ヘクタールとなっています。
 (平成28年農林水産省「耕地及び作付面積統計」)

(2)担い手

 吾妻地域の販売農家数は2,028戸で、販売農家における基幹的農業従事者は3,453人であり、そのうち、65歳以上が1,931人で全体の
 約56%を占めており、高齢化が進んでいます。(2015年農林業センサス)

(3)数字で見る吾妻地域の農業

数字で見る吾妻地域の農業一覧
区分 年度 吾妻郡 全県 割合
耕地面積(ヘクタール)  平成28年度 9,630 70,900 13.6
田面積 平成28年度 1,207 26,800 4.5
畑面積 平成28年度  8,420 44,100 19.1
総農家数(戸) 平成27年度 4,376 50,084 8.7
販売農家数(戸) 平成27年度 2,028 25,520 7.9
販売農家農業就業人口(人) 平成27年度 3,911 44,006 8.9
農業産出額(千万円) 平成27年度 3,905 25,500 15.3
野菜 平成27年度 2,337 10,350 22.6
畜産 平成27年度  1,265 10.980 11.5
平成27年度  61 1,350 4.5

 資料 農林水産省「農林業センサス」、「面積調査」、「生産農業所得統計」

2 主要農産物

 吾妻地域の主要農産物は、野菜と畜産で全体の8割以上を占めています。
 東部地域では、野菜、畜産、コンニャクイモ、花き、果樹等が栽培され、畜産を除いては複合経営で生産されています。
 西部地域は嬬恋村、長野原町を中心にキャベツ・ハクサイ・レタスなどの高原野菜と、乳牛を中心とした大型畜産の専業的な経営が行われ います。

(1)野菜

吾妻東部地域

 野菜はコンニャクイモや水稲との複合経営が多く、雨除けトマト、施設イチゴ、露地ナスを中心に栽培されています。近年では、ズッキーニの栽培が盛んです。また、歴史ある野菜として、ミョウガは昭和20年代から、フキは30年代から栽培が始まったといわれ、特産物となっています。

吾妻西部地域

 野菜生産は、標高800~1,400mの夏期冷涼な気候を利用して、露地野菜約4,000ヘクタールが栽培されています。指定産地野菜の夏秋キャベツ、夏ハクサイ、夏秋レタスは夏秋期の重要な産地として位置づけられています。また、未成熟トウモロコシやベニバナインゲンなどの特産品目の栽培も盛んです。

(2) 果樹

 果樹の多くは、吾妻東部地域で栽培されていて、中之条町、東吾妻町では、リンゴ、ブドウが主に栽培され、高山村ではそれに加え、オウトウやプルーンなどが導入され、新たな果樹産地を形成しています。また、ブルーベリーは県内でも早くから栽培が開始され、県育成品種「おおつぶ星」「あまつぶ星」も導入されており、小規模ながら全域で栽培されています。草津温泉や四万温泉など多くの観光地があり、このような立地条件を活かした観光直売が行われています。

(3) 花き

 恵まれた日照条件や標高差を活かし、高品質な花きを生産し市場でも高い評価を得ています。東吾妻町等でスプレーギグが主に栽培され、中之条町六合地区では、平成元年頃より冷涼な気候条件を活かした切り花としての山野草栽培が始まり、クリスマスローズ、セダム等が栽培されています。

(4) 畜産

 広大な農地を活用して自給飼料の栽培面積が多く、近年は多頭化や繁殖和牛との複合経営もみられ、特に長野原町北軽井沢応桑地区に酪農家が集中しています。
 肉用牛は、繁殖和牛経営が大半を占め資質に優れた肥育素牛の生産に取り組んでいます。
 養豚や養鶏は、畜産基地事業などによる大規模化が進み、経営の強化に取り組んでいます。

(5) 水稲

 水資源や気象条件に恵まれた‘おいしいお米’の産地です。作付品種は、良食品種の「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」が全体の約9割を占めています。
 水稲栽培は野菜やこんにゃく等との複合経営が多く、自給的農家がほとんどで自家消費米・縁故米となっていますが、一部は吾妻郡内の直売所などで販売されています。

(6) コンニャク

 栽培の歴史は諸説ありますが、明治30年代に下仁田町より東吾妻町に種芋が導入されたのが始まりといわれています。冷涼な気象で、排水性の良い傾斜地も多いことから、病害が発生しにくい自然条件だったこともあり、その後、栽培は拡大し、現在は吾妻東部地域(中之条町、高山村、東吾妻町)の基幹的な作物となっています。品種は「在来種」の大産地でしたが、昭和50年代の始めから「あかぎおおだま」の導入が始まり、現在は管内栽培面積の95%を占めています。

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このページについてのお問い合わせ

吾妻農業事務所農業振興課
〒377-0424 吾妻郡中之条町大字中之条町664
電話 0279-75-2311
FAX 0279-75-6872
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