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令和2年度 普及現地情報8月
リンゴ青年農業者セミナーの開催~次世代を担うリンゴ青年農業者の技術向上と仲間作り支援~
利根沼田地域では、昨年度からリンゴ青年農業者の交流や資質向上を目的としたセミナーを開催しています。今回はスマート農業にスポットを当てて開催したところ、参加者も多く活気あるセミナーとなりました。
1ねらいと背景
利根沼田地域ではリンゴ青年農業者(概ね45才以下)が多いため、農業者同士の交流と資質向上を目的に「リンゴ青年農業者セミナー」を開催しています。
2取り組み成果
今年度第1回目のセミナーを8月4日に中山間地園芸研究センターで開催したところ、約30名の参加がありました。
「果樹経営にも働き方改革を」と題して、スマート農業の活用事例紹介とアシストスーツやドローンの実演を行い、当日は密を避けるために参加者を3班に分けて実施しました。アシストスーツの装着体験では体への負担軽減効果を体感して導入を検討する参加者もいました。ドローンの飛行実演では、スクリーンに映し出された空撮映像と説明を参加者は熱心に聞いていました。
また、センター内の試験ほ場視察も行い、県育成品種「紅鶴」の栽培管理や新たな情報を学ぶことができ、参加者から好評でした。
3今後の方向
今後も、参加者の要望を反映させたセミナーを開催し、次世代を担うリンゴ青年農業者の仲間作りと資質向上を図っていきます。また、新型コロナの影響により研修会等の開催が困難であることから、スマホやタブレット端末を活用した情報提供や共有に向けて働きかけを行っていきます。
アシストスーツの実演
TNしありー’S令和2年度の活動検討~コロナ対策でリモート会議の導入~
新型コロナウイルスの影響で延期になっていたTNしありー’Sの令和2年度定期総会を開催しました。
総会では、今年度の活動検討や情報交換を行い、リモート会議を導入することになりました。
1ねらいと背景
TNしありー’Sは、りんご、コンニャク、野菜等、様々な経営内容の若手女性農業者の集まりです。仲間づくり活動を主軸に、ロゴマークやTNしありー’S紹介冊子の作成、マルシェの開催等を行ってきました。今年度は、プロジェクト活動として、地域農産物の活用や魅力の発信を目的に地元レストランとの連携を計画していますが、コロナウイルスの影響もあり、会員が集まっての会議を開催することが難しくなっていました。
2取組の成果
7月20日(月曜日)にTNしありー’S会員9名が出席し、例年より3か月遅れの総会を開催しました。総会では今年度の活動検討や、新型コロナウイルスの影響や対策について情報交換を行いました。活動検討では、会員から「今後のことも考えるとリモートで会議をできる体制を整えた方が良いのではないか」という意見が出され、Zoomを使用して会議をすることが決まりました。普及指導課も、今年度導入されたタブレット端末を活用して会議に参加しました。
これまでに2回のリモート会議を開催し、1回目はリモート会議の方法等を確認することを中心に行い、2回目からプロジェクト活動の打合せを行いました。会員からは「限られた時間の中で行うため、話が脱線しないよう気をつけなければいけない」、「参加できない会員にもしっかりと情報をつなぐ必要がある」などの感想や意見がありました。
3今後の方向
今後も、新型コロナウイルス対策としてリモート会議やLINEを活用しながら、プロジェクト活動が実施できるよう支援していきます。
リモート会議の様子