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令和2年度 普及現地情報9月

更新日:2020年9月24日 印刷ページ表示

イチゴウイルスフリー苗配布~健苗生産と県内イチゴ生産の安定を目指して~

 8月27日にイチゴウイルスフリー苗配布が行われ、県内各地から多くの生産者が訪れ、採苗を行いました。採苗に訪れた生産者からは、「長雨、猛暑の中でもよい苗ができている」と好評でした。

1ねらいと背景

 群馬県では、ウイルスフリー化技術を有する農業技術センターからイチゴの原原々苗配布を受けた群馬県園芸協会が、苗生産農家に増殖を委託し、イチゴ生産農家に必要な原苗を安定的に供給しています。県の研究機関が増殖を支援していることから、園芸協会から供給される原苗には定評があります。
 このような群馬県のイチゴウイルスフリー苗生産体制は、県内のイチゴの安定生産の基盤となっています。

2取組の成果

 普及指導課では、イチゴ苗の生産安定のため、育苗管理の現地指導会を4月から毎月行いました。今年は、7月の曇雨天や8月の猛暑により管理や病害虫防除に大変苦労しましたが、注文数(2万5千株)を確保することができ、8月27日の苗配布には県内各地から多くのイチゴ生産者が訪れ、一株一株丁寧に採苗を行いました。
 今年は、ハウスのビニール張り替えやハウス内等の消毒、循環扇の増設など環境整備を行ったことで、うどんこ病やハダニ類等の発生が少なく、気候変動に対しても迅速な対応をしたことで優良な苗を生産することができました。採苗に訪れた生産者からも「長雨、猛暑の中でもよい苗ができている」と好評でした。

3今後の方向

 11月には令和3年配布用の原々苗を定植予定です。今年の結果を踏まえ、次年度用の注文数に応じた原々苗の定植本数を決め、管理方法について指導を行っていきます。

採苗の様子写真
採苗の様子

就農担当者会議の開催~未来の地域の担い手を育成するために!~

 中山間地域農業を担う若手農業者育成のため、「就農相談」の心得や今年度の新規就農者の情報共有を図り、一層の若手農業者支援について連携強化を図るため、管内関係機関の就農担当者を参集した会議を開催しました。

1ねらいと背景

 利根沼田地域は、大規模農業や観光果樹園等の活力ある農業が展開され、若手農業者が活躍している一方、地域内外からの新規就農希望者の相談が増加しています。新規就農者の経営力の向上が不可欠となっていることから、関係機関と連携した就農支援体制の整備と就農後の支援が必要となっています。

2取り組み成果

 コロナ禍の影響で例年よりも開催時期は遅くなりましたが、令和2年9月1日、「就農担当者会議」を開催しました。人事異動で初めて担当になった市町村やJAの担当者も多いため、新規就農の第1歩である就農相談について、「就農相談のすすめ方」や「就農相談の心得」等の説明を行いました。
 就農相談は、各市町村でも増加傾向にありますが、対応に不安を抱える担当者の声もありました。今回の会議によって、担当者の就農相談方法について理解を深めることができました。

3今後の方向

 今後も、市町村やJAと緊密に連携することにより、未来の地域の担い手となり得る若者に対して、支援を行っていきます。

会議の様子写真
会議の様子

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