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病害虫発生予察情報 第8号(令和3年11月予報)

予報の概要

予報の概要一覧
作物名 病害虫名 対象地域名 発生時期 発生量
野菜類・花き類 アブラムシ類 栽培地帯全域  
ハスモンヨトウ 栽培地帯全域  
トマト・キュウリ コナジラミ類 施設栽培地帯全域   やや多
キュウリ 褐斑病 施設栽培地帯全域  
べと病 施設栽培地帯全域  
うどんこ病 施設栽培地帯全域  
アザミウマ類 施設栽培地帯全域  
イチゴ うどんこ病 施設栽培地帯全域  
ハダニ類 施設栽培地帯全域  
秋冬ネギ さび病 栽培地帯全域  
ネギアザミウマ 栽培地帯全域  

※ 発生時期の空欄は連続発生の意味

主な病害虫の発生予報

1)トマト・キュウリ

コナジラミ類
発生地域 発生時期 発生量
施設栽培地帯全域   やや多

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量はトマトで平年並、キュウリでは平年並~やや多い。
  2. 今後1か月の気象予報(11月4日発表)によると、平年と同様に晴れの日が多く、平均気温は平年並の確率50%である。

 《発生しやすい条件:生育適温20~30度で、乾燥条件の場合》

2 防除上注意すべき事項

  1. タバココナジラミは、トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV:注1)、ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV:注2)を伝搬するので注意する。本年はトマト黄化葉巻病の発生が平年並であるが一部でやや多く、キュウリ退緑黄化病の発生がやや多い。発病株を発見した場合は直ちに抜き取り、施設外へ持ち出して適切に処分する。
  2. 施設の開口部は全て防虫ネット(目合い0.4ミリメートル以下が望ましい)を設置して、施設内への侵入を防止する。
  3. 多くの植物に寄生するため、ほ場及び周辺の雑草は除去する。
  4. 黄色粘着板を設置し、成虫の発生状況を把握しながら適期防除を行う。
  5. 薬剤散布は幼虫が寄生している葉裏に薬液が充分かかるように行う。また薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
  6. 抑制キュウリの栽培終了後はすべての株を速やかに枯死させる。株の枯死後、雑草が無い状態で施設を密閉して、コナジラミ類成虫を餓死させる。

 (注1) トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)によるトマトの病害名:トマト黄化葉巻病
 (注2) ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV)によるキュウリの病害名:キュウリ退緑黄化病

2)イチゴ

ハダニ類
発生地域 発生時期 発生量
施設栽培地帯全域  

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並であるが一部でやや多い。
  2. 今後1か月の気象予報(11月4日発表)によると、平年と同様に晴れの日が多く、平均気温は平年並の確率50%である。

《発生しやすい条件:生育適温(20~30度)で、晴天が続き乾燥条件の場合。》

2 防除上注意すべき事項

  1. 発生量が高密度になると防除が困難となるので、早期発見及び早期防除に努める。また、一部で発生が多くなっているほ場も見受けられるため注意する。
  2. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
  3. 天敵を導入するほ場では、導入前に防除を徹底し、できる限りハダニの密度を下げる。導入後の薬剤防除は、天敵に影響のない農薬を選択して行う。

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の発生予報一覧
作物名 病害虫名 発生時期 発生量 特記事項
野菜類
花き類
アブラムシ類   各種トラップへの有翅アブラムシ類の飛来数は平年並。
ハスモンヨトウ   現在までの発生量は平年並。フェロモントラップ調査による誘殺数は一部でやや多いが、全体的にはやや少ない。
施設栽培では施設の開口部に防虫ネットを張り、成虫の侵入を防ぐ。施設内で幼虫を確認した場合は初期防除を徹底する。
キュウリ 褐斑病   現在までの発生量は平年並。
べと病   現在までの発生量は平年並。
うどんこ病   現在までの発生量は平年並。
多発してからの薬剤散布では防除効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。
アザミウマ類   現在までの発生量は平年並。
抑制キュウリの栽培終了後はすべての株を速やかに枯死させる。株の枯死後、雑草が無い状態で施設を密閉して、アザミウマ類を餓死させる。
イチゴ うどんこ病   現在までの発生量は平年並。
多発してからの薬剤散布では防除効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。
秋冬ネギ さび病   現在までの発生量は平年並。
ネギアザミウマ   現在までの発生量は平年並。

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