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平成28年度 発生予察注意報 第1号

平成28年4月11日

平成28年度発生予察注意報第1号イネ縞葉枯病(PDF:178KB)

注意報の内容

  1. 作物名 イネ
  2. 病害虫名 イネ縞葉枯病
  3. 発生地域 県内全域
  4. 発生量 多い

注意報発表の根拠

  1. 世代虫を採集し、イネ縞葉枯ウイルス保毒虫検定を実施しました。その結果、県平均の保毒虫率は昨年よりは低下しているものの、県の防除を必要とする水準の4.0%でありました【表1】。
  2. 地点別では、15地点中6地点で4.0%を上回りました【表1】。
  3. 平成28年3月16日~17日にかけて、県内14地点の水田畦畔のヒメトビウンカの越冬量を調査した結果、県平均は5.0頭平方メートルとほぼ平年並でした(平成28年3月22日付発生予察情報)。

防除対策

  1. ヒメトビウンカ(ウンカ類)に効果のある育苗箱施用剤を使用してください。フィプロニル(プリンス粒剤など)に対する薬剤抵抗性をもつヒメトビウンカの割合が高くなっているため、使用にあたっては注意してください【表2】。
  2. イネ苗へのヒメトビウンカの飛び込みを防止するため、イネ科雑草が繁茂した場所や麦類作付ほ場付近での育苗は避けてください。
  3. 移植後、本田におけるヒメトビウンカの発生が多い場合は、本田防除を行ってください。
  4. 発病株は伝染源となるので、早急に抜き取り処分してください。
  5. イネ縞葉枯病抵抗性品種(「あさひの夢」、「ゆめまつり」など)の作付けが被害拡大防止に効果的なので導入を検討してください。

※農業技術センターでは5月下旬に麦ほ場において、7月下旬、8月中旬に水田においてヒメトビウンカの発生量調査と、5~9月に予察灯による発生消長調査を行う予定です。今後の情報にも十分注意してください。

イネ縞葉枯病の発病株写真1
図1 イネ縞葉枯病の発病株
ヒメトビウンカ幼虫(体長約1~2mm)写真2
図2 ヒメトビウンカ幼虫(体長約1~2mm)
ヒメトビウンカ成虫(体長約3~4mm)写真3
図3 ヒメトビウンカ成虫(体長約3~4mm)
【表1】 ヒメトビウンカのイネ縞葉枯病ウイルス保毒虫検定結果
地域 調査地点 保毒虫率(%)
25年度 26年度 27年度
中部 前橋市石関町 1.5  6.4 2.1
前橋市大前田町 5.8 4.8  2.1
伊勢崎市東上之宮町 2.6  4.8 3.2
渋川市有馬   4.8 5.9
西部 高崎市中大類町 2.3 3.2 4.3
高崎市倉渕町   5.9 1.6
高崎市栗崎町 5.7    
藤岡市神田   3.7 2.1
北部 中之条町下沢渡   5.9 2.7
沼田市下沼田 3.6 0.5 2.1
沼田市利根町老神   1.6  .6
東部 太田市菅塩町 11.4 4.3 7.4
館林市成島町 19.5 3.7 3.2
館林市当郷町   4.3 3.7
邑楽町中野   4.8  5.3
板倉町大高嶋   8.4 10.1 10.1
県平均・合計  6.9 4.6 4.0


【表2】 県内に生息するヒメトビウンカにおけるフィプロニル抵抗性調査結果
調査地点 検定数
(頭)
感受性個体数
(頭)
抵抗性個体数
(頭)
抵抗性割合
(%)
中部 29 3 26 90
西部 23 4 19 83
北部 22 1 21 95
東部 40 7 33 83
県合計 114 15 99 87

注:平成26年7月~11月にかけて採取したヒメトビウンカについて、PCR-RFLP法による遺伝子診断で感受性と抵抗性を識別

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