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平成28年度 病害虫情報 第1号 オオタバコガ

平成28年7月8日

作物名 野菜、花き類
病害虫名 オオタバコガ

1 情報の内容

  1. 発生地域 県内全域
  2. 発生量 やや多

2 発生状況と今後の予想

  1. オオタバコガ雄成虫のフェロモントラップによる誘殺調査において、農業技術センターが設置している県内調査地点6か所のうち4地点で6月中下旬から誘殺数が増加しています。例年、第1世代成虫は6月下旬~7月上旬以降に誘殺数が増加し始めますが、今年は2半旬(10日)前後、増加開始時期が早まっています(図1、表1)。
  2. 向こう1か月の気象予報(7月7日気象庁発表)によると、期間の前半は平年と同様に曇りや雨の日が多く、期間の後半は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。平均気温は高い確率50%で、オオタバコガの発生に好適な条件が続くと考えられます。
  3. 今年は越冬世代成虫の発生時期が平年より早く発生量も多かったため、早い時期から農作物への被害が見られています。例年、第1世代成虫は7月中旬、第2世代成虫は8月上中旬にかけて発生のピークを迎えますが、今年は発生時期が早まっているため防除適期を逃さないよう注意が必要です。

3 防除対策

  1. 幼虫は果実や花蕾、結球の内部に食入する性質があります(写真1、2)。内部に食入した後は農薬がかかりにくくなります。ふ化してから食入する前の短い期間が防除適期となるので、若齢幼虫のうちに防除を行ってください。
  2. 成虫の発生ピークと産卵のピークはほぼ同時期であることから(図2)、今後もフェロモントラップ調査の結果に注意してください。
  3. トマトやナス等果菜類の被害果、レタスや花き類等の被害株は、内部に幼虫が生息している場合があるので、必ずほ場外へ持ち出して適切に処分してください。
  4. 施設栽培では、開口部に防虫ネット等を張り、成虫の侵入を防いでください。
  5. 農薬の使用に際しては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項等を確認して適 正に使用してください。
図1 オオタバコガ雄成虫のフェロモントラップにおける誘殺数(県内2調査地点を抜粋)グラフ画像
図1 オオタバコガ雄成虫のフェロモントラップにおける誘殺数(県内2調査地点を抜粋)
表1 オオタバコガ雄成虫のフェロモントラップにおける誘殺数
調査地点 月/半旬 6/1 6/2 6/3 6/4 6/5 6/6 7/1
前橋市江木町 本年 3 3 3 1 1 2 8
前年 9 8 7 1 2 6 26
平年 2 1 1 0 1 1 5
伊勢崎市西小保方町 本年 0 1 7 9 20 17 13
前年 2 0 2 4 4 9 4
平年 4 2 2 1 2 4 14
藤岡市本郷 本年 16 10 6 5 6 17 53
前年 19 24 11 4 8 5 1
平年 2 2 1 0 1 1 2
東吾妻町植栗 本年 5 5 3 3 2 3 8
前年 16 18 7 3 1 2 21
平年              
昭和村糸井 本年 8 8 8 4 17 40 63
前年 0 0 0 12 10 9 40
平年 6 6 8 6 4 8 20
太田市前小屋町 本年 31 26 16 40 58 67 79
前年 28 19 13 9 12 28 53
平年 23 19 12 7 9 16 27

(注) 平年値は、前橋市江木町、伊勢崎市西小保方町、藤岡市本郷、昭和村糸井は過去10年間、太田市前小屋町は過去5年間の平均値。 東吾妻町植栗は平成26年度から調査を開始したため、平年値なし。

写真1 オオタバコガ幼虫の写真
写真1 オオタバコガ幼虫
写真2 ナスの果実を食害するオオタバコガ幼虫の写真
写真2 ナスの果実を食害するオオタバコガ幼虫
図2 フェロモントラップへの雄成虫誘殺数と産卵数、幼虫数の推移グラフ画像

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農業技術センター 環境部
〒379-2224 伊勢崎市西小保方町493
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