本文へ
表示モードの切替
印刷

平成29年度 病害虫情報 第1号(アブラムシ類)

有翅アブラムシによるウイルス病の媒介に注意してください

1 有翅アブラムシの発生と飛来について

  1. アブラムシ類は同じ種から無翅アブラムシと有翅アブラムシが産まれます。有翅アブラムシの発生する条件は種によって異なりますが、越冬後に寄主植物を移動する場合や、過密になり栄養条件が悪化したとき等に発生します。
  2. 有翅アブラムシは4~5月が特に飛来が多く、年によって飛来する時期と量が大きく異なります。

2 有翅アブラムシによるウイルス病の媒介

 有翅アブラムシは、どのような植物でもとりあえず着地して試しに口針を挿入して吸汁し、好みの寄主植物が見つかるまで飛翔と吸汁をくりかえします。その際にウイルスに感染した植物を吸汁するとウイルスが口針に付着し、次の健全な植物に口針を挿入することでウイルスを伝搬します。

3 今後の発生傾向

  1. 平坦地における現在の有翅アブラムシの飛来状況は、発生時期は「やや早い~平年並」で発生量は「やや多い」です。
  2. 中山間地での飛来状況は、発生時期は「やや早い」です。
  3. これから作物を植えつける場合は、有翅アブラムシの飛来状況を確認し、飛来が多い場合は注意してください。

 県内3地点(黄色水盤1、黄色粘着トラップ2)で飛来状況を調査しています。最新の情報は群馬県農薬情報システム(外部リンク)に掲載しています。

黄色水盤写真1 
写真1 黄色水盤
黄色粘着トラップ写真2
写真2 黄色粘着トラップ

4 予想される被害と防除対策

  1. ほ場をよく見回り、早期発見によりアブラムシ類の防除に努めてください。野菜・花き類は種・定植時には殺虫粒剤を施用する等、初期防除に努めてください。
  2. 施設栽培では開口部に目合い0.8mm以下の防虫ネットを設置し、有翅アブラムシの侵入を防いでください。
  3. ほ場や育苗ハウス周辺の雑草はアブラムシ類の発生源となりやすいので、除草を行ってください。特に作付け作業前には必ず実施してください。
  4. 農薬の使用に際しては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項等を確認して適正に使用してください。
図1 黄色水盤への有翅アブラムシ飛来数(伊勢崎市西小保方町 農業技術センター)画像
図1 黄色水盤への有翅アブラムシ飛来数(伊勢崎市西小保方町 農業技術センター)

※4月1半旬は1~3日が欠測のため推定値 ※平年は過去10年間の平均値

図2 館林市当郷町グラフ画像
図2 館林市当郷町
図3 沼田市井戸上町グラフ画像
図3 沼田市井戸上町

図2,3 黄色粘着トラップへの有翅アブラムシ飛来数

農業技術センターへ戻る

発生予察情報一覧へ戻る

このページについてのお問い合わせ

農業技術センター 環境部
〒379-2224 伊勢崎市西小保方町493
電話 0270-62-1059
FAX 0270-20-8016
E-mail nogisen@pref.gunma.lg.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの一部(@pref.gunma.lg.jp)を画像化しております。