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令和2年度病害虫情報 第3号 クビアカツヤカミキリ

県中西部地域でクビアカツヤカミキリの発生が確認されました

1 発生概況

(1)発生の経過

 令和2年6月~7月の初めにみどり市、伊勢崎市のウメ、モモの果樹園等や、高崎市のモモの果樹園でクビアカツヤカミキリの成虫や疑いのあるフラスの排出が確認されました。県中部地域、西部地域でのクビアカツヤカミキリの確認は初めてとなります。

(2)県内の発生状況

 平成27年に館林市のサクラにおいて県内で初めて確認されて以降、生息分布が年々拡大しており、令和元年には邑楽郡、館林市、太田市の2市5町で発生が確認されていました。

2 形態および生態等

  1. 成虫は体長28~37ミリメートルで、全体的に光沢のある黒色です。前胸は明赤色で、前胸背板の両側部には突起があり側部に突出し目立ちます(写真1)。
  2. 成虫は6月下旬から8月上旬に出現し、交尾・産卵します。幼虫が樹木内部に食入し、摂食が盛んな春~初夏にはたくさんのフラスを排出します(写真2)。
  3. 国内では、サクラ、モモ、スモモ、ウメへの寄生が確認されています。
クビアカツヤカミキリの成虫
(写真1) クビアカツヤカミキリの成虫
フラス
(写真2) フラス(コスカシバが排出するものに比べ量が多く、太く連なる)

3 防除対策

  1. 8月から9月の幼虫食入初期に、樹幹及び主枝部へ薬剤を散布し、樹の表面から浅部にいる幼虫を防除してください。
  2. 大量に太く連なったフラスが排出されている樹木を見つけた場合には、幼虫がいる可能性が高いので針金や千枚通しなどでフラス排出孔からフラスをかき出し、薬剤を排出孔から逆流するくらいまで注入してください。
  3. 果樹は主枝が低い位置で分岐しているためネットを巻きにくいですが、可能な場合は他の樹木への分散防止のため、フラスの見られた樹木を中心に6~8月の羽化期の前にネット(容易に切れない目合4ミリメートル以下)を樹幹に巻き付けてください(写真3)。
  4. 被害が大きな樹木は農薬が効きにくく完全な駆除が困難となり、クビアカツヤカミキリの発生源となるため伐採します。伐採した樹木は、中に幼虫がいるため特定外来生物法の移動制限に留意し適切な処分が必要です。
ネット巻き
(写真3) ネット巻き
表 クビアカツヤカミキリに使用できる主な薬剤(令和2年7月8日現在)
薬剤名 作物名 対象害虫 希釈倍率 使用方法 使用時期 本剤使用回数 成分当たりの総使用回数
スプラサイドM モモ クビアカツヤカミキリ 200倍 樹幹部及び主枝に散布 収穫60日前まで 2回 2回
スプラサイド 水和剤 ウメ クビアカツヤカミキリ 1500倍 散布 収穫14日前まで 2回 2回
モモ クビアカツヤカミキリ 1500倍 散布 収穫14日前まで 2回 2回
スモモ クビアカツヤカミキリ 1500倍 散布 収穫14日前まで 2回 2回
モスピラン顆粒水溶剤 小粒核果類 クビアカツヤカミキリ 2000倍 散布 収穫前日まで 3回 3回
モモ
スモモ
ウメ
クビアカツヤカミキリ 2000倍 散布 収穫前日まで 3回 3回
ロビンフッド モモ
スモモ
ウメ
カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回 5回

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