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令和4年度 病害虫情報第2号(有翅アブラムシ類)
更新日:2022年4月28日
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令和4年度 病害虫情報第2号 有翅アブラムシ類(PDFファイル:644KB)
有翅アブラムシ類の増加は平年より早く誘殺数は平年より多くなっています。
1 現在までのトラップにおける誘殺状況
- 伊勢崎市では、平年より早い4月2半旬に誘殺数が急増し、それ以降概ね平年を上回っています。平年の誘殺のピーク時期にあたる4月5半旬に再び急増しました(図1)。
- 館林市では、平年より早い4月1半旬から誘殺数が増加し、それ以降は概ね平年を上回っています。4月2半旬に急増した後に一度減少しましたが、平年の誘殺のピーク時期にあたる4月5半旬に再び急増しました(図2)。
2 予想される被害と防除対策
- 各作物(野菜、果樹、花き、麦類)で有翅アブラムシ類の吸汁による被害や、媒介する各種のウイルス病の発生が心配されます。ほ場をよく見回り、早期発見によりアブラムシ類の防除に努めてください。
- 特に現在は種・定植をしている野菜・花き類で大きな影響が出ることがあります。は種・定植時に殺虫粒剤を施用する等、初期防除に努めてください。
- ほ場や育苗ハウス周辺の雑草はアブラムシ類の発生源となりやすいので、除草を行ってください。
*農薬の使用に際しては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項等を確認して適正に使用してください。
有翅アブラムシ類のトラップ調査結果
図1 伊勢崎市西小保方町
図2 館林市当郷町
有翅アブラムシ類の最新のトラップ調査結果は病害虫発生予察情報一覧に掲載しています。