全国水産試験場長会の会長賞を受賞しました
平成29年11月7日に全国水産試験場長会全国大会が静岡県庁で開催され、放射能研究グループが以下のとおり会長賞を受賞し、代表して久下主席研究員が受賞講演を行いました(全国水産試験場長会ホームページ:外部リンク)。
業績名
閉鎖性湖沼における放射性セシウムの動態解明
受賞者
群馬県水産試験場 放射能研究グループ

業績概要
2011年3月の福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染に対し、赤城大沼を中心に水圏生態系における放射性セシウムの環境動態を精査し、食物連鎖上の移行状況を把握した。得られた多くの知見は、放射能汚染の将来予測精度を向上させ、漁業者らの将来設計や漁場等の汚染対策を検討する際に役立てることができる。また、実践した各種調査手法が、内陸部の水圏生態系における放射能汚染に対する初動およびモニタリング時に導入が可能で、社会的かつ国際的な波及効果も期待できる。