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浅間家畜育成牧場 草地管理業務概要

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

貯蔵飼料生産および給与

乾草

乾草ロールが並んだ風景

ロールが並んだ様子
 乾草をロールにした状態です。まるで北海道の様な風景です。1個約300kgを約1300~1500個作ります。牛にとって、牧草地で草が食べられない冬期間の重要な食料です。

サイレージ

バンカーサイレージ用牧草の刈り取り・トラックへの積み込み

サイロ詰め
 牧草を刈り取りつつトラックを併走させながら積み込みます。この時、発酵を促進させるために、乳酸菌を刈り取った牧草に添加します。

サイレージ用生草の踏圧

サイロ踏圧
 刈り取った牧草をバンカーサイロに運び、ブルドーザで踏圧して空気を抜き、密度を高めます。その後、ビニールで密封して保存、できあがったのがサイレージで、冬用飼料とします。約300トンのサイレージが作れるバンカーが4基あります。サイレージは嫌気性発酵なので良く密封しないと腐ってしまい、匂いも悪く牛が食べません。牛は意外とグルメで正直です。

ロールベールラップサイレージ

ロールベールラップサイレージの画像
 牧草を刈り取ってロールしてラッピングし、ヘイレージをつくります。1個約600kgを約280個作ります。ロールサイレージはバンカーサイレージより若干水分が低めです。バンカーサイレージ終了後に補助飼料として使用します。

草地管理

牧草地の掃除刈り

掃除刈り

掃除刈りの画像
 牛は糞をした場所の草は食べず、その部分は草が残って伸びてしまいます。そのため、放牧後、牛が食べ残した草を刈り取って、次に伸びてくる草丈を一定に揃える作業です。放牧草地全てで、年1回行います。食べ残しを刈り取ることから「掃除刈り」と言っています。また、雑草防除にもなります。

牧草地の雑草取り

除草

ギシギシ(雑草)の抜き取り
 写真はギシギシという雑草の除草の様子です。草勢が強く牧草を押しのけて生えてきます。そのままにしておくと、牧草地がギシギシだらけになる可能性が.....。一般の路肩や土手等にも良く見られる雑草です。

堆肥散布

採草牧草地への堆肥散布

牧草地への堆肥散布の画像
 牧場の牛から出た堆肥を牧草地に散布します。これぞ、資源循環型です。堆肥は肥料として最適です。晩秋から初冬に散布し、翌年の春、雪解けの下から青々とした牧草が生えてきます。

収量調査

収量調査の様子

収量調査
 放牧前後に行います。草丈、草の密度、水分から各牧草地の収量を調査します。牛が食べた量がわかります。

肥料散布

肥料散布の画像
 表土が薄く、火山灰質の痩せた土壌なのでとても大事な作業です。