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ぐんまの農業研究と普及活動 第39号(平成31年2月)
更新日:2019年1月31日
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"ぐんまの農業研究と普及活動"は、農政部の試験研究機関が開発した最新技術と普及指導機関の各地域における課題解決の取り組みを紹介している冊子です。
暑熱期における黒毛和種肥育牛へのグリセロール給与技術
暑熱環境下で黒毛和種肥育牛における飼料乾物の10%を糖原性エネルギー飼料(グリセロール)で代替給与したところ、育成牛(13ヵ月齢)および肥育牛(20ヵ月齢)で増体重や飼料要求率の改善が確認されました。また、農家実証試験でも同様な試験成績が得られ、給与による枝肉成績の低下は見られませんでした。子牛の育成段階でゲノミック評価を行い肥育後の枝肉成績と比較して、その精度を検証したところ、ゲノミック評価は高い精度の予測であることを実証できました。
暑熱期における黒毛和種肥育牛へのグリセロール給与技術(PDFファイル:153KB)
伸長胚移植技術
受胎率向上と移植機会の拡大を目的に、伸長胚の移植技術を検討しました。伸長胚の生産では、過剰排卵処理による方法よりも、7日目に胚移植を行い13日目に回収する方法が効率的でした。伸長胚の移植では、空気で送り込む方法よりも、培養液で流し込む方法で良好な受胎成績が得られました。また、両法を合わせると、伸長胚は8~13日目の受胚牛で受胎することが確認できました。