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令和2年度繊維工業試験場評議会(令和3年3月15日)

  • 日時 令和3年3月15日(月)13時30分~16時00分
  • 場所 繊維工業試験場 講堂

1 繊維工業試験場評議会とは

繊維工業試験場は、県内繊維関係企業の中核的支援機関として、その運営に外部からの意見を反映させるために評議会を設置しています。

2 説明事項と質疑

今回は、次の議題でご意見を伺いました。

  1. 令和2年度繊維工業試験場の業務実績について
  2. 令和3年度繊維工業試験場の業務計画について
  3. 質疑、要望、意見交換について

【議長】
場長の説明を踏まえて、令和2年度の繊維工業試験場業務実績と令和3年度の繊維工業試験場業務計画について、質問があればお願いしたい。また、今でもコロナ禍が続いていることもあるので、業界の話題を含めて委員に発言していただきたい。

【評議委員A】
当校では、「レモンから作った再生紙で商品を開発するプロジェクト」の一環として、試験場で学生のインターンシップを行ったが、試験場の設備等を通常の使用目的ではない内容でも使わせてもらえると、面白い結果が得られることが分かった。

【場長】
今後も試験場の設備、機械等で新たな利用ができるものは対応したいと考えている。

【評議委員A】
卒業生の中には、作家活動を行いたいという人がいることから、個人導入が難しい装置については、試験場を利用できるよう話したい。

【場長】
利用については、試験場に相談していただくよう話していただきたい。

【評議委員B】
抗菌・抗ウイルスに関する研究において、他機関に抗ウイルス試験を依頼したと思うが、結果が出るまでどのくらい時間がかかったか知りたい。弊社では、抗ウイルス試験を依頼したところ、結果が出るまで半年かかった。現在、来年度に実施可能となる抗ウイルス試験について、早い時期に共同研究などで対応できるようにしてもらいたい。

【場長】
抗ウイルス試験については、今年度に設備導入が完了した。抗ウイルス試験は、抗菌試験と違って細胞培養を行う必要があるため技術的蓄積や人材育成が必要であり、技術を蓄積するには1年程度は時間がかかると考えている。そのため、来年度中にはなんとか研究として抗ウイルス試験が開始できればと考えている。

【議長】
他の公設試で抗ウイルス試験を行っているところはあるか。

【場長】
神奈川県が行っていると聞いている。

【評議委員C】
来年度、産業技術センターと試験場が統合する話しは突然で驚いた。県にお願いすることは、このことが繊維工業試験場の縮小につながらず、事業者にとって未来へ発展する施策であることをお願いしたい。弊社は、伝統の中に革新を取り入れようと試験場と研究を積極的に行っているが、伝統技術を維持することが難しくなっている。特に、機械部品の枯渇や人材の不足、特に産地内の技術者不足が問題である。革新への補助金は出やすいが、伝統維持に関しては補助金が出にくい。このことについて、県で技術を持っている技士の育成や他産地との連携の窓口をお願いしたいがいかが。

【場長】
試験場は、他産地の公設試験研究機関への相談窓口にはなることができると考える。また、試験場職員は技能的な知識もあるため、相談をしてもらえれば対策も考えられるかもしれない。

【評議委員C】
博多や西陣など、同じような機械を使っている産地にも相談しているが、織機なども産地で少しずつ異なる仕様となっておりそのまま使用できないでいる。できれば研究を行っている職員以外の人間に継承してもらいたい。この話は、経済産業省の分科会でも提案しているが中々進まないのが現状である。

【地域企業支援課長】
センターとの統合については、県庁内での行政改革の一環である。今回の統合では、繊維工業試験場の名称や所在地などは現状のままであり、繊維分野については、引き続き繊維工業試験場が対応する。今後も研究開発の高度化を目指しており、企業に試験場をもっと利用してもらい、よい成果を上げてもらえればと思う。
後継者不足の問題は人材育成の点でも重要な問題と考えている。県では、来年度、3社程度のグループを支援対象とする人材育成事業についての補助金を計画している。課題の認識はしているので、意見交換を行いたい。

【評議委員D】
商品化支援の2点「アルギン酸塩被覆マスク」と「こぼれ繭を用いた擬革製品」について、どの程度販売できたか教えてもらいたい。

【企画連携係長】
「アルギン酸塩被覆マスク」は、4月から11月で金額として約1千万円程度と聞いている。

【生産技術係長】
「こぼれ繭を用いた擬革製品」は、最近販売を開始したと聞いており、数量等については承知していない。

【評議委員D】
共同研究によって研究開発してできた成果品について、どの程度販売できたかなどの情報が分かれば企業もやる気が出るので是非、追跡調査をお願いしたい。

【評議委員E】
今年度は、弊社と試験場で温度で変色する「サーモクロミックカーテンの開発」について研究開発を行った。コロナ禍で開発が進まず、来年度に再挑戦したいと考えている。

【評議委員F】
先ほどの商品化支援での「こぼれ繭を用いた擬革製品」については、試験場の設備を使用したのですか。

【生産技術係長】
研究には、試験場の設備を利用した。

【評議委員F】
今後、弊社においても、研究のアイデアについて相談があったら対応して欲しい。

【評議委員G】
群馬県は金属加工を行う企業が多いので、産業技術センターと一体化すれば、必要とされる伝統産業の機械部品を製造できるメーカーなど見つかるのではないかと考えている。

【場長】
産業技術センターと繊維工業試験場との一体化によって、今まで以上に情報が入手しやすくなると考えている。例えば、3D計測器等を用いることで対応可能かどうか検討していきたい。

【評議委員G】
試験場で行った講演会について、販路拡大やマーケティングをテーマにしたものが参考になった。これらの講演会をきっかけに講師とつながりができた。

【評議委員H】
試験場で行っている依頼加工や依頼試験の手数料は、一般よりも安いと思うので、手数料を上げて、金額的な成果を得ることも必要と考える。

【場長】
依頼試験等の手数料は条例で定められているが、改正の際は十分検討を行いたい。

【評議委員I】
弊社は、寝具の製造を行っているが、試験場と共同研究を続けている。これからも共同研究で成果を出していきたい。

【評議委員J】
弊社は刺繍を行っているが、これから生き残るためには、自社で市場を作っていかなくてはならない。そのためには情報が大切であるため、試験場には情報提供をお願いしたい。

【場長】
試験場は、今後も産地企業のため情報提供をはじめ、共同研究等においても成果を出していきたいと考えている。

【議長】
最後に、IoTやAIによる効率化について、試験場の考えを聞きたい。

【場長】
IoTやAIは、これからどんな業界でも必要と考えている。試験場でも研究を行っており、今後も進めていく予定である。

【議長】
各委員から貴重な意見が出たと思う。本日の委員の意見を今後の繊維工業試験場の運営に当たり、参考にしていただけばと思う。

-閉会-

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