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令和元年度繊維工業試験場評議会(書面開催)意見書まとめ(令和2年3月)

本年度の繊維工業試験場評議会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、書面開催とさせていただきました。

繊維工業試験場評議会とは

繊維工業試験場は、県内繊維関係企業の中核的支援機関として、その運営に外部からの意見を反映させるために評議会を設置しています。

質問1:令和元年度繊維工業試験場の業務実績について

意見

評議委員A:繊維の企業だけでなく、他業界企業との共同研究成果も出て、競争的外部資金を活用するなど工夫が見られた。
評議委員B:商品化支援が2件と少ないのが残念である。もっと民間にアピールすべきだと思う。
評議委員C:インターンシップについては、幼いころから産地を意識させるために、小中学生にもっと体験的な内容を展開すれば、将来を見据えた人材育成になると思う。
評議委員D:研究開発支援で獲得できた研究経費及び研究件数並びに企業訪問件数が増加していることは評価できる。
評議委員E:人材育成については、講演会(のテーマ)がマーケッティングから技術的なものを網羅していたことはよかったと思う。また、地域の高校生にもインターンシップを通して地場の産業を認識してもらうきっかけになったと思う。
評議委員F:国内唯一の試験場として、今後も利用件数の増加を望む事ができると思う。今後も積極的に企業訪問や展示会等への出展を通して繊維工業試験場の存在と技術力を示すべきである。

試験場回答

今年度は、平成29年度~令和元年度の中期ビジョンの最終年度となっており、中期ビジョンで掲げた数値目標は、全て達成することができた。そのため、各委員から評価していただくことができた。特に、企業との共同研究の強化、販路開拓などをテーマとして各種講演会の開催、インターンシップなどの人材育成、機械設備等の新設と更新による充実について、高い評価を頂いた。評価を頂いた点を心に留め、次年度の業務に活かして行きたいと考えています。

質問2:令和2年度繊維工業試験場の業務計画について

意見

評議委員G:人工気象室、風合い試験機システムなどが整備され、今後も企業のニーズが増えてくると思う。
評議委員B:研究開発は従来どおり、さまざまな研究をして行って欲しい。次年度も企業訪問回数を増やし、個々の企業が繊維工業試験場に何を期待しているのかなど、現場の声に耳を傾けて頂きたい。
評議委員C:情報発信については、結構クローズだと感じていたが、今後はSNS等でイベントや講演会の開催案内等を行い、地域に開かれた繊維工業試験場となってもらいたい。これによって、さらなる地域での信頼を得ることができるのではないかと思う。
評議委員H:今年度も繊維工業試験場の機器整備が進み、新しい商品開発が行える環境が整ったが、その内容を知らない人も多いと思う。さまざまな機会や方法によって、広く知らしめることが大事だと思う。
評議委員E:「研究開発」の中の伝統技術用途展開のブランド化の中に、織物技術と糸素材を活用した応用促進が設けられると良いと思う。

試験場回答

地方創生拠点整備事業等で近年導入した機械及び設備の有効活用について期待されています。これらの機械及び設備については、依頼試験・依頼加工で使用することはもちろん、企業との共同研究等で活用する予定です。また、令和元年3月に完成した、人間工学評価室の人工気象室と風合い試験機については、4月に完成記念講演会と見学会を予定しておりましたが、今般のコロナウイルス感染症の関連で延期とさせていただきました。4月中には、報道提供と個別対応の内覧会を予定しておりますので、ご興味のある方は是非ご連絡をお願いいたします。
 また、ホームページやツイッターなどのSNSを通じての広報にも力を入れて行く予定です。企業との共同研究においては、販売ルートや顧客ターゲットを見据えての商品化支援を意識しながらすすめて行きたいと考えています。

質問3:群馬県繊維工業試験場ビジョン(令和2年~5年)について

意見

評議委員I:(繊維工業試験場は)群馬県の行政組織であるため、あまり経済行為に触れるべきではないと思うが、(研究経費など)自主財源の獲得に動くべきである。「技術支援」が繊維工業試験場の強みであるので、ここを伸ばすべきである。
評議委員A:マニフェスト十箇条の2、3はとても素晴らしいと思う。また、最終項に掲げる数値目標も非常にアグレッシブであると考える。繊維製品の輸入浸透率は厳しいものがあるが、インバウンド需要やプレミア品の輸出に目を向けるのは良いと思う。
評議委員J:マニフェスト十箇条の中に記載のあった”サスティナブル”素材を織物製品としてどう生かせるかについて、今後ぜひ力を入れてほしいと思う。
評議委員C:人材育成として、シェアアトリエまたは月ごとに一定の金額を支払って使うことのできるようなシステムを構築してもらえると、若手デザイナーや作家にもっとPRできるのではと思う。
評議委員K:現在は民間の検査機関に依頼している静電気測定機器の導入を希望する。
評議委員D:国内唯一の繊維に特化した公設試として、その特色を活かし、さらなる発展を遂げることを期待する。なお、商品化支援の中に、”オープンイノベーションルームの活用による他業種・成長企業との協業・連携の推進”であるが、これは今まで取り組んでいなかった項目だと思う。今後、是非、地域の繊維関係の企業と県外の異分野で成長途上にある企業といっしょに幅広い連携関係が築けるよう期待する。

試験場回答

令和2~4年度の中期ビジョンでは、試験場の役割と方向性を明確にするため「マニフェスト」を作成しました。1、2、3、9が重要であるとの意見をいただきました。これらの項目は、特に試験場業務の中核であり、今後重点的に取り組んでゆく必要のある項目であるため、重視して取り組んで行きたいと考えています。
 シェアアトリエなどの試験場の新規利用方法、静電気測定機などの新規設備の導入、講演会のテーマなどについては、できることから取り組んでゆきたいと考えています。

質問4:意見交換 (業界や企業の業況、抱える課題等についてお聞かせください。)

意見

評議委員L:現在、桐生産地及び日本全国の和装織物産地において、織機の部品の枯渇や(分業している工程での)整経、経つなぎ、整理加工等の準備工程や仕上工程の業者、職人が大幅に減少している。桐生産地でも厳しい職種もあり、すでに消滅してしまった業種もある。この点について、繊維工業試験場が何らかの支援を行うことはできないか。
評議委員G;現在コロナウイルスの事で先の見えない不安がある。しかしながら、このような時代であるからこそ、「現場力」をつけ開発に力を入れたいと思う。
評議委員J:織物業として、分業している工程で、高齢化による廃業の危機にあるところがある。この”あぶり出し”と対処について力を貸していただきたいと思う。
評議委員E:コロナウイルスによる購買意欲の縮小が著しい。どのような商品、サービスが必要か見極めて、自社の方向性を決めていく必要が出てきた。

試験場回答

繊維産業が厳しい状況が続いていることに加え、コロナウイルスの関係で景気の動向が厳しくなることが予想されます。現在まで事業を継続してきている各企業は、それぞれが独自の強みを持っていることで、事業継続していると認識しています。試験場としても、各企業の強みを活かせるような商品開発や技術開発の支援を行ってゆきたいと考えています。
 試験場として足りない部分は、大学などの外部機関と連携しながら取り組んでゆきたいと考えています。

質問5:その他(上記以外のご意見をお願いします。)

意見

評議委員I:試験場の敷地内の空きスペースを民間に貸すことはできないだろうか?格安家賃として、若い人がトライできる環境を用意し、建物をシェアオフィス、シェア工房化することはできないか。
評議委員L:現在コロナウイルスによる不況が目の前に迫っているが、今年(の課題)は、企業が生き残れかどうかだと思う。群馬県として、繊維産業への緊急の施策があれば聞きたい。
評議委員A:ここ数年、若手の新卒採用が厳しくなっている。この点について、何かアイデアあれば教えて欲しい。
評議委員K:繊維工業試験場の存在感が高まっている事を実感している。桐生には多くの小企業が存在し、かつ物作りが積極的である。自前主義から脱却し、企業連携を深めてイノベーションを推進し、国内外でさらに高く評価されることを願うばかりである。
評議委員F:これからは国内だけでなく海外にも目を向けなければならない。しかし、他国では日本と異なった色や形が求められる。このような情報についての勉強会等を開催して欲しい。

試験場回答

コロナウイルスによる景気後退による経済対策は、国や県において現在検討中と承知しています。これらが発表になり次第、FAX&メール情報等で提供してゆきたいと考えています。
 また、産地の継続には、若手人材の流入と新製品開発および販路の拡大が必要と考えています。そのために、産地の魅力を発信するために、試験場においてもツイッターなどによる情報発信の強化に取り組んでゆきたいと考えています。また、海外進出など販路拡大のための講演会などを企画していきたいと考えています。

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