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行政事務1・社会人経験者(平成26年度)

更新日:2018年3月23日 印刷ページ表示

危機管理室 渡辺 寛之

行政事務(社会人経験者) 渡辺主任の写真1行政事務(社会人経験者) 渡辺主任の写真2

1 現在の仕事

 危機管理室では県民の生命・身体・財産を守るため、県の危機管理に関する総合調整をしています。災害対策については関係課、市町村、防災関係機関等と協力して風水害・火山災害・震災等の事前対策を進めていますが、私は主に大規模地震の発生に備え、地震による被害を可能な限り抑止・減少させるための計画である群馬県地震防災戦略を担当しています。
 この計画に基づき県・市町村・防災関係機関等は様々な防災対策を実施していますが、住宅の耐震化や家具の固定、火災の防止など、県民や地域のみなさんにも取り組んでいただく対策も多くあることから、市町村と連携した防災イベントを開催し、普及啓発事業も実施しています。

2 職務経歴

職務経歴
年度 所属 説明
平成24年度 現所属 1 「現在の仕事について」のとおり

3 県職員の仕事の魅力・やりがい

 群馬県のために、福祉や観光、経済など様々な仕事が経験できることだと思っています。
 また、幅広い業務を通じて視野が広がり、今まで気付かなかった新たな適性も見つけられると思います。

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

  1. 1年目は東日本大震災によって県外から群馬県へ避難を余儀なくされた方々を支援する業務を担当しました。支援団体が主催した避難者の方々の交流会に参加し、県への要望や相談を受ける機会がありましたが、辛い思いをされた避難者の方々が、同郷の方同士で話をしたり、行政関係者や支援団体の方々に相談したりするにつれ、少しずつ笑顔が見られるようになったことは、今でも忘れられません。
  2. 子供を対象とした防災イベントを実施した際に、参加されたご家族から「貴重な体験をさせてもらってありがとう。」と感謝の言葉をいただき、小さい頃からハザードマップに触れたり、自然の恵みを知ると共に、正しくおそれることを学んだりすることで、家族で防災に親しみを持ってもらうことの大切さを改めて感じました。
  3. 平成26年2月に県内が大雪に見舞われ、大きな被害が出た際には、何日も職場に泊まり込み、支援業務に当たりました。山間部で孤立したり立ち往生してしまった方々を救助するため、何度も県の備蓄物資を提供してきましたが、その中でも日の入りが迫る時間帯に、雪の積もる中、県の防災ヘリコプターに物資を積込み続け、積み終わると同時に飛び立つヘリコプターを見上げながら、孤立や立ち往生してしまった方々の無事を祈り続けたことは忘れられない経験です。

5 採用前と採用後のギャップ

 社会人経験者採用で入庁しており、前職はシステムエンジニアであったため、職種が行政事務でも情報系の業務を担当すると思っていましたが、配属先では東日本大震災で被災され、本県に避難された方々の心情をよく理解して、生活を支援していく業務を担当しました。想像していた仕事内容とは異なりましたが、人の気持ちや心に触れる仕事を担当したことを通じ、人として少し成長できたように思います。
 また、前職と仕事のスタイルが全く異なり、入庁した頃は、これまでの経験を業務にどう活かしていけるか、年齢だけは重ねている私に期待されていることは何なのか悩むことがありましたが、県民のために何をすべきか、ということを中心に考えられるようになると、少しずつ自分の仕事に自信が持てるようになってきました。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 県職員としての経験は同年代の職員よりも少ないですが、前職で培った経験や知識をもとに、できる限り豊かな発想を持ち、前例にとらわれずに工夫を凝らして多くの職場で業務にあたり、それが結果として県民から良かったと思ってもらえるよう仕事に取り組んでいきたいと考えています。

7 群馬県職員を志望した理由

 大学卒業時は公務員になることは全く考えませんでしたが、地元が好きで前職では群馬から東京まで通勤していました。万一の災害に備え、情報システムのデータを遠隔地へバックアップする仕事にも携わったことがあり、東京から近いものの、程よく離れている群馬県に可能性を感じていました。
 そんな時に、社会人経験者採用を知り、地元のために今まで培ってきた技術や知識を生かして県民の役に立ちたいと考え受験しました。

8 受験時に心掛けたこと

 働きながら勉強し直すことは大変でしたが、移動時間には動画投稿サイトの教養チャンネルなどを活用して、学生時代の記憶を戻していきました。
 面接では様々な質問に対応できるよう、あまり気負いすぎずに、リラックスして自分の考えを伝えることや聞かれたことに適切に応対することを心掛けました。

9 群馬県のこんなところが好き

 大都市とは違い、季節の移り変わりをしっかりと感じられるところです。趣味で登山やサイクリングをしていますが、季節ごとに山の表情が異なり、景色を眺めながら気持ちよく運動することができるのはすばらしいと思います。

10 後輩(受験者)へのメッセージ

 県の仕事は県全体の発展と県民の生活を守るため責任のある業務が多く、身につけなければならない知識や能力も多いと思います。しかし、その分、自分自身も成長することができますし、何よりも群馬県のために様々な仕事をすることができます。
 是非、群馬県職員となって一緒に働きましょう。

支援物資を積んだ防災ヘリコプターの写真

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