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臨時記者会見:新型コロナウイルス感染症に関する対応について(2月28日)

更新日:2020年2月28日 印刷ページ表示
  • 日時 令和2年2月28日(金曜日)午後7時47分~8時7分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事、総務部長ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 21人
  • 記録作成 広報課(報道係)

令和2年2月28日記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

会見要旨

知事発言

 それでは、新型コロナウイルス感染症対策本部の第3回会議の結果について、ご報告をさせていただきたいと思います。
 まず、小学校、中学校、高校等の臨時休業については、すでにお伝えをしたとおりですけれども、国からの要請を受けて、県立学校については、来月2日から春休みに入るまで臨時休業とするということにいたしました。
 市町村立の小学校、中学校については、所管する市町村教育委員会に対し、本日、県の対応を説明し協力を要請いたしました。最終的には、市町村それぞれが判断をすることになると思いますが、国の要請や県の考え方について、おおむねご理解をいただけたと感じています。また、私立学校についても、本日、要請の通知を出させていただきました。
 続いて、保育所、認定こども園、放課後児童クラブについて、ご報告いたします。
 保育所等は、保護者が働いていて、家に1人で居ることができない年齢の子どもが利用し、また、放課後児童クラブも小学校低学年の子どもが利用しています。そのため、国では原則、開所するように要請をしておりまして、本日、県としても、国と同じく開所するように要請をさせていただきました。
 また、臨時休業により、放課後児童クラブを利用する児童が増えて、指導員が不足する事態も懸念されます。そのため、教員等の活用を検討することといたしました。
 続いて、公の施設の取り扱いについて申し上げます。詳細は、別途、配付させていただいた一覧のとおりです。
 不特定多数の方が訪れる博物館や美術館等は休館とし、利用者がおおむね特定できる施設は通常どおりというふうにいたしました。施設固有の事情もありますから、詳しくは各施設または所管課に確認をしていただきたいと思います。
 最後に相談の窓口について申し上げたいと思います。
 今後、学校の臨時休業に関することなど、多岐にわたる相談が予想されます。そのため、相談内容ごとによる相談窓口というものを県として設けたいと考えています。その一覧を県のホームページに掲載いたしますので、メディアの皆さんの方からも周知していただけるとありがたいと思います。
 なお、新型コロナウイルスの感染そのものの相談については、今までどおり、県保健予防課や各保健福祉事務所で対応するということなので、今申し上げたのは、それ以外の相談のことです。例えば、臨時休業や公の施設の開館状況とか県主催イベントの実施の有無などは、一覧をご覧いただき担当窓口にお問い合わせをいただきたいと思います。
 国は、政府としては、これからの1、2週間が急速な拡大に進むか、それとも収束するか、その瀬戸際だという判断をしており、感染症の拡大を防ぐため、あらゆる対策をとっています。
 今、最も大事なことは、国と県がしっかりと新型コロナウイルス感染症対策について連携をする、しっかりと協力をする、こういうことだというふうに思っています。
 群馬県としても、国や市町村、関係団体と連携をし、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため全庁を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
 私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)
 休業するところの(県有)施設なんですが、3月26日を一つ目途にしてるようなんですが、これは何か根拠があってのことでしょうか。
(知事)
 これは3月2日っていうのは国の方の・・・
(記者)
 26日です。26日を終わりにしている根拠です。
(こども未来部長)
 26日を。終業式。
(記者)
 違います。(県有)施設のところでですね。
(総務部長)
 1カ月の基準の通知を出した、その終期が3月26日です。
(秘書課長)
 (県主催)イベントについても2月27日から3月26日まで(原則)中止となっています。
(知事)
 そうそう今のとおりです。ごめんなさい。ちょっと言っていることが一瞬わからなかった。ごめんなさい。
(記者)
 2つ目ですけれども、4月にですね、動画スタジオの稼働が予定されています。県庁の32階の展望ホールについてですけれども、かなりのお客さんがいらっしゃるということで注目もあるわけですけれども、このリスト(配付資料:新型コロナウイルス感染症に伴う公の施設の対応)には拝見できませんので、今後どのような対応になるのかお伺いさせてください。
(知事)
 この動画(・放送)スタジオのオープンをどうするかっていうのは、少しまた検討させていただきたいと思いますが、最初のオープンのときはですね、あえていろんな、例えば公開放送みたいに人を集めるというよりはですね、まず私の方からこの動画・放送スタジオをどうやって使っていくのかとか、どんな番組を考えてるのかみたいなことをですね、発信するということにしたいと思っていまして、いわゆる動画(・放送)スタジオを始めるっていう打ち上げみたいなものは、もう少し後の方で例えば全体の状況も見ながら5月以降にするとか、そんな対応をしていきたいというふうに思います。
(記者)
 政府の方針を受けてですね、本日付で市町村立の学校に対しても協力要請を県としてもされたということで、先ほど説明ありましたが、太田市が小学校については通常通り開いておくという対応を取る予定で市町村によって対応が別れている所もあると思うんですけれども、そういったことに対して知事はどのように受け止めていますか。
(知事)
 どの市町村がどうのこうのっていうことはですね、ちょっと後でまた事務方の方にも、事務の方からもちょっと説明してもらいますから、そのときに聞いてもらえばと思うんですが、概ねだいたい確か教育委員会の方はご理解をいただいているというふうに思います。
 太田市がそういう判断をしたっていうのは、県として要請をしたということで、設置者である市町村の教育委員会、それぞれの首長が判断をするということなんで、それは太田市長もあれだけ長い間市長もやられて実績もそれから経験もある方なんで、それは一つの判断としてこれは尊重したいと思います。
 ただ、もし小学校を続けるというご判断であればですね、そこはもちろん清水(太田)市長さんですから、しっかりとやっていただけると思いますが、十二分に感染予防対策をやっていただけるというふうに期待をしています。
 一応その旨は、ご本人に直接じゃないんですけど伝えました。
(記者)
 放課後児童クラブ、学童保育に関してですけれど、指導員の不足に対しては教員等の活用も考えていくということですけれども、それもそのように考えてくださいと伝達、通知をしているということでしょうか。
(知事)
 放課後児童クラブについては・・・どうぞ。
(教育長)
 市町村の教育委員会の方に通知を差し上げてですね、遠慮なくご相談くださいということで、連絡を既にさせていただきました。
(知事)
 さっきもちょっと申し上げましたけれども、もちろんこちらからご要請をしたと。概ねだいたい各地域の教育委員会の方々に了解をいただいたっていうことなんですけれども、これからいろんなケースがたぶん出てくると思うんですよね。やはりこのお配りした紙にも書いてあるんですけれども、やはり児童、生徒の例えば家庭だけでは対応が難しいとか、こういう個々のケースが出てきたときにはですね、そこは保護者の負担を減らせるように、関係部局とか、あるいは関係機関、市町村でもそうかもしれませんけど、これは協力をしながら対応を考えていきたいというふうに思います。これ始まって、現場でまたいろんな声が出てくるというふうに思います。
(記者)
 放課後クラブに関してなんですが、教員の確保と同じぐらい施設の敷地の確保っていうのも大切なのかなというか、かえって1カ所の学童保育にですね、何人も多くのお子さんが集まったときに、その方が接触距離も近いだろうと思ったりして、感染のリスクって高まるんじゃないかという意見もあったりすると思うんですけど、そのあたりどう解決させるかっていう、例えば学校施設を使うだとか、そういった・・・
(知事)
 今、記者さんがおっしゃったようなことも含めて、ちょっとよくこれから相談したいというふうに思います。そこら辺もちょっとたぶん、検討の対象に入ってくると思います。
(記者)
 お子さんの休校に伴って、仕事を休む親がたくさん出てくると思うんですけれど、その方に対する賃金の保障とか、そういう県が独自に何か考えてることはありますか。
(知事)
 先ほど申し上げたとおり、これからいろんなケースが出てくると思うので、よくそれぞれ分析をしながら、どんな対応ができるかっていうことを考えていきたいと思います。
 よろしいでしょうか。事務方の方からも一応、説明させることになっていますので。少し細かいことは、そちらに聞いていただければと思います。
(記者)
 今回、休校の要請は、政府の方から要請が出たのが大変急で時間もなかったと思うんですけれども、こういった休校の要請ですとか、それから、県の公共施設の対応とかについて、すでに群馬県で設置されている「感染症危機管理チーム」から何かしら助言ですとか、やりとりというのはあったんでしょうか。
(知事)
 「感染症危機管理チーム」はですね、かなりの方々に入っていただいて作ったんですけれども、実は我々が、ずいぶん健康福祉部が努力をして確保した専門家の方々が、ものすごく忙しくて、本来であればテレビ電話等々で、実は率直に言って、アドバイスをいただきたい点もあったんですけれども、今はもう国の方の対応で、もう本当に精いっぱいっていう状況だったので、危機管理チーム自体は正式には開けていません、ということですね。
 ただ、個別にはいろいろ意見は伺っているってことなんで、危機管理チーム自体はなかなか開けてないっていうことだと思います。
 いろいろ何て言うんでしょうか、政府からの要請は確かにかなり緊急だったんですけれども、これはやはり、さっきもぶら下がり(取材)で申し上げたとおり、事態は刻々と変わってきているわけであって、やはり、ここ1、2週間が本当に正念場だということを考えればですね、やはり、国も相当の覚悟でこれを決断したと。しかも大事なことは、例えば、行政が、もちろん知事、首長が判断してくんですけれども、そこには専門家のやっぱり意見っていうのも必要だと思うんですよね。だから、政府が判断する上で感染症の専門家を含めたいろんな方々の分析も含めて判断をしているということも考えるとですね、さっき言ったように、今、ちゃんとやっぱり国と県が協力してやるということは、私は大事だと思っていますので。小中高を休業にするっていうのは、1つのやはり感染防止対策であることは間違いないので、それはたぶん、諸外国ではかなりやっている所もあると思うんです。まだ確かめてないけど。だから、これはこれで、しっかり県としては平仄を合わせて、やっぱりスクラムを組んでやっていくべきだというふうに思っています。
(記者)
 知事(が配信している)、毎日、夜、ツイッターをね、拝読しているしてるんですけれど、今日のPCR検査は陰性だったとかやってらっしゃるんですが、もうそろそろ結果が出ている頃じゃないかと思うんですけど、今日は大丈夫なんですかね。
(知事)
 今日は今のところ、現時点では大丈夫です。
(記者)
 そうですか。
(知事)
 4件。
(健康福祉部長)
 7件です。
(知事)
 7件。今日はね、結構多かった。
(記者)
 大丈夫でしたか。
(知事)
 はい。帰ったら(ツイッター)書こうと思ったんですけれど、ここで今、こういうチャンスがあるんであれですけれど、全て陰性でした。
(記者)
 あれ、たぶん県民ずいぶん注目していると思います。
(知事)
 全て陰性でした。7件。
(記者)
 やはり県民の中にはですね、クルーズ船のやっぱり14人ってのは、皆さん頭の片隅にいるっていうか、頭に入っていると思いまして、それであの時(前回の会見時)、あの方々については下船後2週間で一応自宅待機とかやめてもらうってことなんですが、世間の報道を見ますとですね、一旦、陰性の方がちょっと陽性になったって報道もちらほらあるもんですから、やはりちょっと県民の不安としてはクルーズ船を下船された14人についてですね、2週間がそろそろ解ける時もくると思うんですが、その前にもう一度検査をする必要があるんじゃないかなっていう気もするんですけども、その辺はいかがですか。
(知事)
 今おっしゃったように、いろんな考え方をする方がいると思うんですけれども、こういう時にやっぱり我々が頼らなければいけないのは専門家の見解だと思うんですよね。やはり、症状がなくて2週間経ったっていう時点では、かなりリスクは下がっていると、こういうことなんです。
 この間もPCR検査の話、記者さんがおっしゃるのはもっともで、私も全部すればいいと思ったんです、最初。でも、これはあまり意味がないと。つまり、ウイルスがものすごく増えたときしか出ないんだって、陽性っていうのは。だから、やはり、それはそこでやったところであまり意味がないので、2週間、症状が出ないということになってくると、相当たぶんウイルスが減っているっていうことですよね。相当リスクが下がっているってことなんで、ここはいろいろ素人考えでいろいろあるんですけども、やはり感染症の専門家の見解に従って対応したいと思います。
(記者)
 そのまま期日が過ぎたら自由だってことでいいんですか、基本的には。
(知事)
 一応そうですね。毎日のように連絡を取って、この間申し上げたとおり、細かい会話の中身は申し上げませんけれども、毎日のように連絡をとってフォローしていますので、今のところ、特に異常、本当にありません。
(記者)
 家族も含めて。
(知事)
 ないですね。そういうことです。
 よろしいでしょうか。あと少し細かいことがあれば、少し事務方に聞いていただければと思います。
 夜すいません。これも本当に大事なことだったんで、ちょっと緊急の会見をやらせていただきました。よろしくお願いします。

(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。