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臨時記者会見要旨(5月25日)

更新日:2020年5月25日 印刷ページ表示
  • 日時 令和2年5月25日(月曜日)午後5時00分~5時30分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 18人
  • 記録作成 秘書課(報道係)

 令和2年5月25日臨時記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:227KB)

会見要旨

知事冒頭発言

発表項目

1.警戒度移行の見込み(3→2)
2.学校の再開について

 それでは、臨時記者会見を始めたいと思います。
 警戒度を3へ引き下げてから、1週間以上が経過いたしました。この週末、高崎市内を私も歩いてみましたけれども、観光地とか街中には少しずつ人が戻ってきています。社会経済活動が再開しつつあることを実感いたしました。同時に申し上げると、各施設事業者の皆さまには、感染防止対策等について、慎重な対応をしていただいていると感じております。改めて、県民の皆さまの対応に知事として感謝を申し上げたいと思います。
 本日、政府は、東京など首都圏の1都3県と北海道で、解除方針を感染症の専門家などで作る諮問委員会に諮問をいたしました。これによって、4月7日に出された緊急事態宣言は、全国で解除される見込みになりました。これに関しては、この後18時からの首相記者会見が行われる予定だと伺っております。
 この会見を待って臨時会見をやるということになると、おそらく20時くらいになってしまうと思いますので、報道陣の皆さまにも、きちっとこの今日の会見を報道していただきたいということもありますので、この時間に記者会見をセットさせていただきました。

1.警戒度移行の見込み(3→2)

 まず、最初のスライドをご覧ください。本日は、先週引き下げた警戒度というものを、さらに5月30日にもう1段階引き下げ、警戒度2とする予定であることをお知らせしたいと思います。このために、この会見を開かせていただきました。
 引き下げの5日前のこのタイミングで方針を発表する理由ですが、先ほど申し上げたとおり、本日、東京を含むすべての都道府県で緊急事態宣言が解除される見込みになったこと、さらには、経済活動や学校の再開については、ある程度準備期間が必要だと考えているからです。
 それでは、警戒度の移行について、ご説明をさせていただきたいと思います。
 直近の2週間を見ると、感染者の発生は1名(正しくは2名)にとどまっています。本日、危機管理チームの専門家の皆さまにご意見を伺いました。現在の状況が続けば、5月30日土曜日には、警戒度3から2へ引き下げることが妥当であるという見解をいただきました。正式には、5月28日木曜日に対策本部会議を開催し決定させていただきたいと思っています。状況によっては、5月28日の対策本部は、少し早める可能性もあるということは申し添えておきたいと思います。
 スライドをご覧ください。30日までの5日間は、「群馬の5日間」と名付けたいと思います。近県に比べるとですね、少し経済社会活動の再開が遅れることになりますけれども、この5日間こそ大変大事だというふうに考えています。この間に第2波に備えた群馬県独自の感染防止対策の徹底を図っていきたいと考えているからです。
 具体的な対策は主に次の3つになります。
 1.県内約100の業界団体と個々に新型コロナ対策での連携に関する覚書を締結すると同時に、県の方針を踏まえた感染防止対策ガイドラインの作成を行っていただくこと。
 2.県内の高齢者福祉施設内での異常をいち早くキャッチするためのシステムを全施設に拡大すること。
 3.県内のイベントや県有施設等の再開に向けた検証チームの検証を完了させること。
 こうした感染拡大防止の装置を整備することによって、新たな脅威、つまり、第2波、第3波への備えを行った上で、30日の土曜日から警戒度2への引き下げを行っていきたいと考えています。
 それでは、警戒度2への移行に関して、県独自のガイドラインの判断基準に照らした現時点での評価をご説明させていただきたいと思います。
 まずは、客観的な数値ですが、全ての項目をクリアしています。次に、判断基準の総合的な状況のうち、介護施設等のモニター状況について説明させていただきたいと思います。先月22日から稼動している発熱状況等報告システムですが、前回の5月14日に1回報告した際には、対象が県所管の648施設ということになっていました。その後、19市町村を加え、さらに、中核市である前橋市と高崎市にもシステムを提供いたしました。こうして、各市町村所管の施設をモニターしてもらうことで、現在、県内1,300施設のモニターを行っています。先に述べた、「群馬の5日間」で、障害者グループホームを対象に加えたいと思います。従って、残り13市町村分と合わせて、県内1,528施設を対象にできると考えています。
 次に、具体的に警戒度2において、県民の皆さんの生活がどう変化するのかをご説明させていただきたいと思います。
 まずは、外出要請の緩和についてです。
 外出にあたって、警戒度3では、不要不急の移動を最小限にしていただきたいと要請を行ってまいりました。警戒度2では、これを解除し、制限なく移動可能ということにさせていただきたいと思います。ただし、本日解除予定の1都3県及び北海道への往来については、引き続き自粛を要請させていただきたいと考えています。また、観光については、現在、国の方針も確認中ですので、これは追って対応をお知らせしたいと考えています。なお、高齢者や基礎疾患のある方などの、いわゆるハイリスク者の外出については、引き続き自粛を要請させていただきます。
 また、イベント等の開催、参加について、警戒度3では、10人以下の小規模なものについて再開が可能としておりましたが、警戒度2では、参加者50人以下のイベントについては、開催可能ということにさせていただきます。図書館、博物館等の県有施設についても、群馬県独自の取り組み、これも群馬方式と言っていいと思いますが、検証チームによって、警戒度2に移行するまでの「群馬の5日間」で、各施設の感染防止対策をすべて検証した上で、順次再開をさせていく方針です。一部の施設では、3密を避けるという観点から予約制をとる施設もありますので、お出かけの際にはご注意をお願いしたいと思います。
 続けて、事業者の皆さまに、休業要請の解除についてご説明をしたいと思います。
 警戒度3では、夜間の接待を伴う飲食店、ナイトクラブ、カラオケ、スポーツクラブなど、これまでにクラスターが発生した施設等について休業をお願いしてまいりました。警戒度2においては、そうした施設を含め、すべての施設で営業を再開していただくことが可能となります。ただし、休業要請の解除にあたっては、それぞれの事業者の責任において、感染防止対策を徹底していただくことが大前提ということになります。
 次のスライドをご覧ください。本県独自の取り組み、群馬方式として、県内107の業界団体に対し、それぞれの特性や実情に応じた業界ごとの感染予防ガイドラインというものを作成していただいています。具体的には、発熱者等の施設への入場防止、3密の防止、飛沫感染、接触感染の防止などの新しい生活様式に沿った取り組みを行うように求めています。また、ガイドラインを作成していただいた団体とは、順次、覚書の締結を進めております。5月15日には、一般社団法人群馬県建設業協会との間で、第1号の覚書を取り交わしました。本日正午までの時点で56の団体と締結しています。今週の「群馬の5日間」で、すべての業界、団体との締結を目指して調整を進めているところです。
 各事業者の皆さまには、こうした業界ごとのガイドラインを目安に、今後とも引き続き、感染拡大防止の対策の徹底をお願い申し上げたいと思います。

2.学校の再開について

 次に、学校の再開に向けた方針とスケジュールについても報告をさせていただきたいと思います。
 県立学校についても5月30日に警戒度2に移行した場合には、6月1日から段階的に再開していくことができると考えています。現在、再開に向けて、5月22日に文部科学省から示されたマニュアルを踏まえ、「群馬県版学校再開に向けたガイドライン」の改訂を行っているところです。6月1日からは、この、学校再開のガイドラインに基づき、新しい生活様式を踏まえた上で、児童生徒を複数のグループに分けて、曜日や時間を限定した上で、週に3日程度登校させる、いわゆる分散登校から学校を再開したいと考えています。
 多くの市町村の小中学校においても、感染症対策を徹底した上で分散登校を行うなど、県の考え方を踏まえ、6月1日に学校再開する予定だと伺っております。その際には、県立学校と同様に、学校再開のガイドラインに沿って、万全な対応をとっていただきたいと考えています。また、臨時休校による授業時間の不足を補うため、夏季休業を活用することについても、県の教育委員会と市町村の教育委員会とで、今、具体的な協議を進めてもらっているところです。なお、学校の再開に向けて、学校現場で使用する非接触型の体温計については、医療用物資確保チームが中心となって、全学校分である約7,500本を確保いたしました。先週金曜日から順次配布を開始いたしました。山本龍前橋市長には、私の方から直接お渡しをさせていただいたところです。今後、必要とする全市町村に、学校再開までに配布を完了したいと考えています。
 臨時休校が長期に渡っています。児童生徒や保護者の皆さまには、さまざまな不安を抱えていらっしゃると思います。このままの状態が続けば、6月から段階的に学校再開できると考えています。児童生徒の皆さんには、感染症対策をしっかり行っていただきながら、元気に学校生活を再開していただきたいと願っております。
 私からの報告は以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)
 まず、先ほど警戒度2への引き下げの最終判断が、今、5月28日としておりましたが、それが状況によって早まる可能性があるというふうにおっしゃいましたけれども、それは具体的にどういった場合に早まる可能性があるのかということと、その場合でも、5月30日から引き下げという、この引き下げの日に関して早まる可能性があるのかどうかということを教えてください。

(宇留賀副知事)
 私の方からお答えさせていただきます。
 先ほど、観光については、まだ確認中ですという話を知事からもさせていただいたんですけれども、少し国の基本方針が今夜出ると思うんですけれども、今、我々の方が少し原案を見せていただいている中でいうと、ちょっと観光の部分ですとか、イベントの部分ですとか不明確な部分があります。そういったものが確認でき次第、直ちにお話を差し上げたいと思っていて、28日というところが最終的に遅い段階というふうに思っておりまして、できるだけ早く最終的な判断を示したいと思います。その上で、5月30日という日付については、もともと2週間ごとという話でしたので、そこは早めることも遅らせることもなく、5月30日から警戒度をもう1段下げていくということで考えております。

(知事)
 そこは、さっき言ったように、「群馬の5日間」というものを確保して、きちっと落ち着いた対応ができる備えをしたいと思います。

(記者)
 警戒度2になって他の都道府県との往来という部分が、従来県が示していた指標だとかガイドラインだと、基本的には全部○という形だったと思うんですけれども、今日、5都道県の緊急事態宣言が解除されますけれども、それでも5都道県を除くとした理由と、いつまで続ける可能性があるのか、警戒度1に引き下げるまで状態が続くのかどうか、その辺の見通しを教えてください。

(宇留賀副知事)
 こちらもですね、先ほど申し上げたように、我々の方で(国の)原案の方を入手して確認をしたところ、国の方でも段階的に経済活動を再開していく、そういった考え方があるようでして、その中で言うと、この5つの都道県については、最初の段階からではなく、もう少し様子を見てから、県境をまたいだ移動をしていくというような考え方が示されてくるようですので、このようにさせていただきました。
 例えば栃木県ですとか、新潟県、長野県、そういったところの県境をまたぐものについては、警戒度が2になる今週の土曜日から可能とするんですけれども、埼玉県ですとか、東京都、そういったところについては、国の方も(移動を)控えて欲しいという形になっていていますので、我々としてはそれに準じたいということで、このようにさせていただいております。

(知事)
 我々、独自のガイドラインをきちっと作って、それに基づいてやってきたんですが、ここから、今、宇留賀副知事からもありましたけれど、観光も含めた判断というものは、国の方針もよく見極めて最終的に決めていきたいなというふうに考えています。

(記者)
 警戒度1への引き下げを判断する時期の見通しについて教えてください。

(宇留賀副知事)
 こちらも、また知事からフォローいただければと思いますが、基本的に我々としては2週間ごとに判断をしていくという形にしていますので、5月30日の後、またその2週間後というところをターゲットとして検討してまいります。

(知事)
 警戒度2で、かなり要請は解除になるというふうに思うんですけれども、警戒度を1にする時もですね、きちっと理由のある、この2週間というものを、しっかりと我々として見極めながらやっていくという、この基本方針を貫いていきたいと思います。

(記者)
 イベント等についてなんですけれども、前の会見などで出てたら申し訳ないんですけれども、イベントというのは、屋内、屋外どういったイベントを予定されているものになりますでしょうか。

(宇留賀副知事)
 こちらもまた危機管理監からフォローがあると思いますが、屋内、屋外を問わず、基本的に10名、50名という形で考えさせていただきたいと思っております。
 また改めて、観光とともにイベントについても、少し内容をお知らせしたいと思うんですけれども、国の基本方針の修正案で言うと、イベントについては、全国的なものですとか、地域内にとどまるものですとか、その状況に応じて考えて欲しいという考えも示されてくるようなので、我々としても、この10名、50名、その先に至る全国的なものをどうするかとか、地域的な形でもう少し規模が大きいものをどうするか、そういったところは少し国の方の考えも確認しながら、またお示ししたいと思っております。

(知事)
 危機管理監、補足があればお願いします。

(危機管理監)
 大丈夫です。

(記者)
 今、なんですけれども、Gメッセ群馬はどんな扱いになっていて、今後どうなるかっていう見込みは出ていましたでしょうか。

(知事)
 これは、産業経済部長からお答えさせます。

(産業経済部長)
 産業経済部長です。
 Gメッセ群馬については、ご案内のとおり、今、開館の準備を進めているということで、まだ正式のオープンには至っておりません。
 県の施設でもありますので、当然、県のガイドラインに沿った運用を行いたいと考えております。
 今回ですね、こういう(警戒度が)一段階引き下がったという中で、取り扱いについて、今、詳細を詰めているところですけれども、貸し館事業ということでもありますので、集客の規模ですとか、イベントの内容については、その内容に応じて判断していきたいと思っておりますけれども、近いうちに、オープンの日取りですとか、開館後の運営についてお示ししたいと思っております。

(記者)
 それは警戒度が1に下がってからということになりそうでしょうか。

(産業経済部長)
 それも含めて、今、検討中でございます。

(記者)
 学校について知事にお伺いしたいんですけれども、警戒度2に下がって、県では、週に2,3日程度の分散登校を求めていると思いますが、いくつかの市町村では、全校児童生徒を登校させる通常登校を選んでいる市町村もあります。そのことについては、どのように受けとめていらっしゃるかと、どんなことに気をつけて学校を運営をしてもらいたいというところを教えてください。

(知事)
 まず、第1に学校の休校措置については、ほとんどの市町村が、県の方針と足並みをそろえていただいたと。それは、それぞれの市町村長の独自の判断でありますけれども、結果、こういうことになったのは、よかったと思っておりまして、大変感謝しています。
 学校を再開にあたっては、群馬県も広いですから、各地域によって、状況も違うと思うんですね、都市部と山間部は違うから。それは、それぞれの市町村、あるいは、市町村長、教育委員会の判断によってですね、少し濃淡があるっていうことは、あってもいいというふうに思います。例えば、高崎市と太田市は、県の分散登校とは違うやり方をやっておりますけれども、事前にご相談もいただいていますし、その時も、県のいわゆるガイドライン、この方針をしっかりと守りながらやりたいというお話ですので、そこは多少、濃淡があってもいいんではないかなというふうに感じてます。
 ただし、何度も申し上げますが、県のガイドラインも参考にしていただいて、万全の感染防止対策をとっていただきたいというふうに思います。

(記者)
 今の質問と重なるんですが、県は週2日から3日の分散登校というのを各市町村の小中学校に求められたと思うのですが、今、現在、市町村の反応を取りまとめいらっしゃる中で、どういうふうにやっているのか、現状を教えてください。

(知事)
 教育長の方から、現状を報告してください。

(教育長)
 教育長でございますが、実は今日の午後にですね、市町村の教育委員会の方々とウェブの会議をさせていただきました。先ほど、知事からもお話がございましたように、県の再開の方針なり、考え方を改めて説明させていただいたり、市町村の検討状況等も寄せていただきました。
 そうした中で、いくつかの市町村で、高崎市は別にしましても、児童生徒数が少ないところがですね、できれば6月から全面再開したいというお話もいただいておりますけれども、大方は最終的には検討中という状況でありますけれども、かなりの学校、市町村で分散登校、このやり方は少し濃淡があるかと思いますけれども、今の時点では、約20ぐらいの市町村で、分散登校の形からはじめたいというようなお話も伺っておりますし、また短縮授業という形で、密を防ぐやり方を工夫しながら、再開にあたっては考えていきたいというようなお話を伺っております。
 まだ正式にどこがどういう形でというのは、発表できる状況にはありませんけれど、状況はそんな状況でございます。

(記者)
 知事に伺いたいんですけれども、政府の布製マスクの配布が群馬県でも土曜日からはじまったというところで、知事のところに届いたかどうかわかりませんが、知事としてどういうふうに活用していきたいですか。

(知事)
 まだ私のところには届いていない、確認してないのですが、それは布製マスクですから大事に使わせていただきたいと思います。
 何度も言うように、今、この新型コロナ対策というか、防止対策のために、マスクをしっかりと県としてそろえるというのは、ものすごく大事なことだというふうに思っています。
 これからパンデミックがさらに襲ってくるかもしれないという状況の中で言うと、できる限り県でそろえられるものをそろえるっていう方針からいくと、マスクが来ることは大変ありがたいと思いますので、大事に活用させていただきたいと思います。

(記者)
 太田市などでは、小中学生の必要な方に回すために、寄附などを募っている動きもありますけれども、そうした動きについて、知事はどのようにお思いでしょうか。

(知事)
 頼もしい動きだと思うんですよね。高崎市も太田市もそうなんですけれども、もちろん、例えば、この間、非接触型体温計を県でそろえて前橋市に渡しました。県として、しっかり県民を守るためのマスクとか消毒液とか、我々としても(確保に)最大限の努力をしますが、それぞれの市町村の取り組みで、例えばマスクを確保したり、いろんな対策を独自に打っていただけるっていうのは、いいことだと思うし、大変頼もしいなというふうに思っています。

(記者)
 このマスクの配布について、一般の不織布のマスクの値段を下げる効果があったというような意見があったり、一方であまり効果がないんじゃないかっていう意見もありますけれど、知事はこの政策についてどういうふうにお考えでしょか。

(知事)
 これは1つの考え方だと思って受けとめてます。マスクが届いたら大事に使っていただこうと思っています。

(記者)
 休業要請の解除の関係に絡んでですね、警戒度が3に下がった段階で休業要請をしている施設、警戒度3の段階で引っかかってるような施設でもですね、再開してるような施設がかなりあったと思います。
 逆に知事の要請に素直に応じて休業していた施設が報われるためにも、休業要請に応じてくれたところに支援をする必要があるのかとも感じるのですが、そこら辺についてはいかがでしょうか。

(知事)
 我々として休業要請をさせていただいて、かなり多くの方々に協力をしていただいたと思います。どこが協力してくれて、どこが協力してくれないかということは、ものすごく細かくは、わかってないんですけれども、かなり多くの事業者の皆さんに協力をしていただいてると思っています。
 今から例えば、その一つ一つ調べるのは、どの県でも不可能だと思うので、我々としては大多数の方々が協力をしていただいたという前提で支援もやってきたし、これからも2次補正の状況も踏まえながら、できることをやっていきたいと思っています。

(記者)
 あくまで見通しというところになると思うんですけれども、本日の5都道府県で緊急事態宣言が解除されるということで、知事は、以前、群馬県も緊急事態宣言解除しないで欲しいと要請を出されたと思うんですけれども、今回、解除される見通しだということで、どう受けとめてらっしゃるかお聞かせください。

(知事)
 群馬県の場合はですね、解除しないでくれと言ったわけじゃなくて、何度も申し上げてるとおり、解除のタイミングを少し遅らせてくれないだろうかと、こういうふうに申し上げたので、こっちが正確な言い方ですから、一応、改めて申し上げておきたいと思います。
 今回の解除は、専門家会議の見解に基づき、しかも政府で作った基準を総合的に判断した上で、解除するということですから、これはしっかり我々としても受けとめなければいけないというふうに思っています。
 よろしいでしょうか。

知事メッセージ

 最後に県民の皆さんに改めてお礼とお願いを申し上げたいと思います。
 皆さんのご協力のおかげで、群馬県は警戒度3に移行することができました。このままの状況ですと、先ほど申し上げたとおり、5月30日には、警戒度2に引き下げる方向になっていくと思います。
 皆さんのご協力に改めて感謝を申し上げると同時に、何度も申し上げますが、新しい生活様式に基づいた感染防止対策、これはしっかりとやっていただくようにお願いを申し上げたいと思います。
 最後に、先ほど、私が申し上げたことについて1つ訂正があります。
 直近の2週間で感染者の発生が1名にとどまってるというふうに申し上げましたけれども、これは正確には2名でした。大変失礼いたしました。直近の2週間で言うとですね、感染者の発生は2名ということですので、その点は訂正させていただきます。
 それでは、これで会見を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、秘書課において加筆したものです。