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第4回定例記者会見要旨(4月28日)

更新日:2022年4月28日 印刷ページ表示
  • 日時 令和4年4月28日(木曜日)午後3時7分~4時00分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 11人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

令和4年4月28日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

モニター資料(PDFファイル:602KB)

知事冒頭発言

発表項目

1.はじめに
2.直近の感染状況について
3.愛郷ぐんまプロジェクト第5弾について
4.豚熱(CSF)の対応状況について
5.YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の「Re:Hack旅」の配信について

質疑応答はこちらをクリック

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。
 まずスライドをご覧ください。本日の会見の主な内容です。
 本日は、「新型コロナ 直近の感染状況」「愛郷ぐんまプロジェクト」「豚熱の対応状況」について発表したいと思います。 

2.直近の感染状況について

 まず直近の感染状況です。スライドをご覧ください。
 直近1週間の新規感染者ですが、本日は488人で、直近1週間では3,303人ということで、先週の3,198人から若干増加しておりまして、リバウンドを警戒しています。

 続いて客観的な数値です。スライドをご覧ください。
 まず、上段の感染状況ですが、(1)の1日当たりの新規感染者数は478人ということで、これも前回より少し増えています。
 それから、経路不明の割合は54.8%、これもほぼ変わりません。少し減っているぐらいです。
 それから、(3)の検査の陽性率は30.3%ということになっています。
 (4)の、今週先週比ですけども、これが1.0を3日連続で上回っているという状況になっています。
 続いて、下段の医療提供体制をご覧ください。
 (1)の病床使用率は33.6%ということで、30%前後で高止まりしているという状況になります。
 (2)の重症病床使用率は2.7%ということで、これは前回と変わりません。
 病床についてはゴールデンウィーク明けの5月9日から、新たに10床を追加し、603床での運用を予定しています。

 なお、この1週間で新たに3人の方が亡くなりました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。ご遺族の皆さまにも心からお悔やみを申し上げます。

 続いて、感染者の年代です。スライドをご覧ください。
 11歳以下の割合が増えています。子どもから家庭内に感染が広がる事例も多数見られていまして、家庭内感染を防ぐことが非常に難しいということなのですが、学校でも引き続き、感染対策の徹底をお願いしたいと思います。

 続いて、感染者のワクチン接種状況です。スライドをご覧ください。
 新規感染者のワクチン接種状況は、未接種の方が42%、2回接種の方が34%、そして3回接種済みの方が22%です。
 スライド右下のワクチン接種状況と比較してみると、ワクチンの追加接種の効果もこれだけでも明らかだと思います。県民の皆さまにはぜひ早めの3回目接種にご協力をお願いしたいと思います。

 続いて療養者の状況についてもご報告をいたします。スライドをご覧ください。
 昨日時点の療養者数は4,423人ということで、ほぼ横ばいです。

 続いて、入院されている方の症状についてもご報告いたします。スライドをご覧ください。
 入院者の症状ですが、ここ2週間、重症、中等症の割合はほとんど変化がありません。

 続いて、入院されている方の年代です。スライドをご覧ください。
 複数の高齢者施設でクラスターが発生した影響で、入院者数が増え、高齢者の割合が増えています。

 以上が、直近の感染状況についてです。

 明日からゴールデンウィークが始まります。昨日、政府において、「大型連休における感染拡大防止について」の取りまとめが行われました。
 この中では、安全安心に過ごし、感染拡大を防止しながら、社会経済活動を維持、回復していくために、基本的な感染対策を徹底する、日常生活の中で積極的に検査を受ける、若者を含めてワクチン3回目接種を早めに受ける、こうしたことが必要とされています。その上で、飲食店やイベント移動等に応じた感染防止に取り組むことが重要だと呼びかけています。
 群馬県としても、県民の皆さまに対して、こうした呼びかけを積極的に行ってまいりたいと考えています。
 皆さま、大切な人を守るためにも、帰省や旅行前に、3回目のワクチン接種または検査を受けてください。このことを知事として改めてお願い申し上げたいと思います。
 無料の検査については、県内236カ所の薬局などで実施しております。
 さらに、ゴールデンウィーク期間中は、高崎駅に臨時の検査場を設けたいと思います。対象はあくまで無症状の方です。症状のある方は帰省などをせずに、医療機関に電話でご相談をいただきたいと思います。無料検査に関する詳細は、県のホームページでご確認ください。 

3.愛郷ぐんまプロジェクト第5弾について

 続いて、愛郷ぐんまプロジェクトについてご報告したいと思います。
 現在、第4弾を実施している愛郷ぐんまプロジェクトの今後の中身について、内容が決定いたしましたので、発表させていただきます。

 過日、国が5月31日までの期間延長を発表いたしましたが、群馬県として、愛郷ぐんまプロジェクト第5弾を実施することといたしました。期間は大型連休を除いて、5月9日(月曜日)から5月31日(火曜日)までとさせていただきます。
 また、今回から福島県にお住まいの方も割引対象に追加をすることといたしました。これで、これまで行ってきた隣接県及び地域ブロック内の8県を含め、9県との相互利用が可能ということになります。

 この件については、先週20日に斉藤国土交通大臣に対して、県民割事業への財政的支援などに関して、直接要望してまいりました。
 その結果、一昨日、GoToトラベル分として、配分されている予算を県民割事業に活用できるということになりました。
 本県の要望趣旨にご賛同いただいた、岩手県、石川県、福井県、長野県の各県知事に厚くお礼を申し上げたいと思います。併せて、政府、国土交通省の迅速な対応にも感謝を申し上げたいと思います。
 なお、今後感染が再拡大した場合には、事業途中で中止する可能性もありますので、その点はご理解をいただきたいと思います。

 それでは、今回の第5弾の内容についてご説明をしたいと思います。スライドをご覧ください。
 今回、第5弾の実施にあたり、相互利用している他県と同じ内容に統一することといたしました。これは、利用者、事業者の双方より、「制度が分かりにくい」という声があったからです。

 まず、割引対象についてです。
 割引対象となるのは、3回目のワクチン接種が完了した方、検査で陰性となった方、またそれらの方と同居する11歳以下の子どもということになります。
 ワクチンについては、3回目を接種した当日から(割引の)対象とさせていただきます。検査については、現在、身近なドラッグストアや薬局などで、十分な検査体制が整備されております。無料で受検可能な抗原定性検査等を活用してもらうことで割引をご利用いただけます。ぜひご活用いただきたいと思います。

 続いて割引額です。
 宿泊代金が1万円以上の場合は5千円を、6,600円以上1万円未満の場合は3千円を割引させていただきます。以上が制度の内容です。

 なお、利用方法に関してはこれまでと同様です。事前の手続きは不要です。割引対象施設にチェックインされるときに、身分証明書、ワクチン接種歴等を提示の上、申込書に記入いただくことになります。
 ワクチン接種歴に関しては、ぐんまワクチン手帳あるいは国の接種証明書アプリ、または紙の接種済証にて確認をさせていただきます。PCR検査や抗原検査を受けられた方については、陰性の検査結果通知書によって確認をさせていただきます。以上が利用方法です。

 ご旅行の際には、何度も申し上げておりますが、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 また、ご旅行を計画するにあたっては、いつも一緒にいるご家族とか仲間など、可能な限り少人数でのご旅行をお願いいたします。
 加えて、なるべく平日にご旅行いただく等、混雑を避けた分散利用にも、できる限りのご協力をお願いしたいと思います。
 ぜひ、多くの県民の皆さまに、感染防止対策を徹底していただいた上で、この愛郷ぐんまプロジェクトを活用していただけると、大変幸いです。 

4.豚熱(CSF)の対応状況について

 続いて、太田市内の農場において発生した県内6例目の豚熱、CSFの対応状況についてご報告をしたいと思います。
 すでに報道でご存知のとおり、先週の22日、太田市内の養豚場で豚熱、CSFの患畜が確認されました。前回の11月26日以来、県内6例目ということになります。
 豚熱の対策については、この会見でも何度もご報告をいたしましたが、昨年の5例目以降、抜本的な対策の見直しを行い、様々な追加対策を講じてまいりました。飼養衛生管理の徹底、野生イノシシ対策の強化、さらには、群馬県が全国に先駆けて導入した知事認定獣医師制度を活用した、適切な時期でのワクチン接種などです。
 特に、子豚へのワクチン接種に関しては、先日、金子農水大臣に直接お目にかかって、国として適切な接種時期の分析を進めることとか、2回接種の方針を示すことなどを要望してきたばかりでした。
 加えて言うと、ここ最近、同じ北関東の茨城県や栃木県で豚熱が発生していたということを受けて、県としても警戒を強めておりました。
 しかしながら、結果として、6例目の豚熱発生を防ぐことができませんでした。知事として、県民の皆さま、特に養豚関係者の皆さまには大変申し訳なく感じています。何度経験しても痛恨の極みという以外の言葉が見当たりません。
 しかしながら、発生してしまった以上は、これ以上感染が拡大しないように、冷静かつ迅速に防疫措置を講じていかなければならないと考えています。県においては、今回も全庁体制で防疫措置に取り組んでおります。

 その進捗状況について報告させてください。スライドをご覧ください。防疫措置の進捗状況です。
 防疫措置は、先週の22日から開始をいたしました。昨日の27日の未明までに約3千頭の殺処分が終了しています。現在、農場及び施設の清掃、消毒等の作業を実施しているところです。5月2日にはすべての防疫措置が完了する見込みになっています。
 なお、作業にあたっては、県職員はもちろんですが、国、太田市及び近隣5市町、具体的に言うと桐生市、みどり市、伊勢崎市、大泉町、邑楽町、それからJAグループ、建設業協会、トラック協会、バス事業協同組合、民間防疫業者、農業公社の皆さまにご協力をいただいております。殺処分終了時点での従事者数は、累計で1,028人ということになっています。ご協力をいただいているすべての皆さまに、知事として改めて感謝を申し上げたいと思います。引き続き防疫作業終了まで、関係の皆様としっかり協力し、対応していきたいと考えています。
 なお、先週の23日には、国と県の獣医師で構成する疫学調査チームによって、当該農場の飼養衛生管理の状況、感染経路の調査が実施されております。調査結果は今後示される予定ですが、その内容を踏まえて、さらに必要な対策を検討していくことになります。
 群馬県の主要産業である養豚業を守り抜くために、県としても、国や市町村等とも連携しながら、全力で対応してまいりたいと思います。県内の農場主の皆さまにおかれましても、これまで以上に飼養衛生管理基準の遵守徹底を改めてお願い申し上げたいと思います。

5.YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の「Re:Hack旅」の配信について

 最後に、YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の特別企画、「Re:Hack旅」についてです。スライドをご覧ください。
 人気YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の「Re:Hack」という番組で、群馬県を舞台にした特別企画「Re:Hack旅」が配信されることになりました。
 「日経テレ東大学」は、テレビ東京と日本経済新聞社が「本格的な経済をもっと楽しく遊ぶ」というコンセプトで開設した人気YouTubeチャンネルです。
 そのチャンネル内の人気番組「Re:Hack」は2ちゃんねる開設者の西村博之さんと、イェール大学助教授の成田悠輔さんが、毎回豪華ゲストを迎えて世の中を再定義していくというトーク番組になっています。
 ご覧なった方もいると思いますが、私も少し前にこの番組にゲスト出演をさせていただきました。その際、私から、この番組の出演者であるお2人に対して、ぜひ群馬に来て欲しいという旨を伝えて、今回の企画が実現いたしました。
 ご存知のとおり、西村博之さんも成田先生も、若者層を中心に大きな社会的影響力を持っています。この2人の力をお借りすることが、群馬県の魅力発信に効果的だと考えて、今回テレビ東京と群馬県の共同企画として番組制作を行いました。
 今回の企画では、1泊2日で群馬県に、この2人とプロデューサーにもお越しいただいて、草津温泉や前橋市内を巡っていただくという形で、番組作成をいたしました。2人ともですね、普段は海外を拠点とされておりますが、今回は特別企画として、群馬県に来ていただきました。直接対面は初めてだったということなのですが、この企画が実現したのはとてもよかったと思っています。この2人を知事みずから現地で案内しながら、群馬県の魅力をしっかり伝えさせていただいたつもりです。
 2人からは、忖度抜きで、群馬県の良さとか課題について、かなり率直なご意見、コメントをいただいています。議論もかなり白熱いたしまして、今後の群馬県の未来図を考える上でも、知事としてとても参考になったということを申し上げておきたいと思います。
 動画の配信については、「日経テレ東大学」のチャンネルで、本日の20時から初回の動画が公開されます。残りの回も、今後数回に分けて、順次公開していく予定だと伺っています。
 YouTubeや検索サイトで「日経テレ東大学」と検索いただくと、チャンネルをご覧いただくことができます。県民の皆さまはもちろん、全国の皆さまにも、群馬県の魅力を再発見いただける中身となっております。ぜひ、この「Re:Hack旅」をご覧いただきたいと思っております。

 私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。 

質疑応答

愛郷ぐんまプロジェクトについて

(記者)
 コロナの感染状況が少しずつ増えている、病床使用率も増えているという中で、明日からゴールデンウィークに入ります。そして連休明けからは、今日愛郷プロジェクトの第5弾が発表されたわけですが、改めて第5弾への知事の思いをお聞かせください。

(知事)
 以前から申し上げているとおり、これまで、今回第5弾なんですが、4回の愛郷ぐんまキャンペーンを実施してまいりました。これはですね、非常に効果があったと思っています。特に第1弾は、全国で最も効果を上げたと政府でも認識されているということで、4月1日に再開して、とにかくできるだけ最後までやり遂げたいっていうことでやってまいりました。
 こうした中で、国が5月末まで県民割の事業を延長するという中でですね、県としてどうするかという判断を迫られていまして、この会見でも何度か皆さんからご質問が出ていましたけども、とにかく群馬県は、この事業をものすごく活用していて、9割ぐらい実施してきたので、このまま5月に突入すると財源が不足してしまうということもあって、国にいろんな要望をさせていただきました。その中身はここで申し上げたとおりなんですけども、「追加の財政支援が必要だと。もしそれができない場合には、配布済みのGo Toトラベルの予算もしっかり適用させて欲しいと、使わせて欲しい」ということを申し上げたら、斎藤大臣からそれを認めていただくという決定をいただきましたので、これを踏まえて検討した結果、愛郷ぐんまプロジェクトを引き続き、5月以降もやるという方針を決定させていただいたということです。
 さっき言ったように(感染の)リバウンドは心配していますけども、基本姿勢として、できる限り経済を回していきたいと思っていますし、私としては国にも、新たなGo Toトラベルの方針を早く発表してもらいたいと思うし、そういう意味で言うと、(国には)事前にいろいろな情報もぜひ(提供して)いただきたいなと思っています。

宿泊業以外への支援について

(記者)
 知事の今のお話でも、経済の再開に今後力を入れていきたいという思いが伝わってきましたが、今回、愛郷ぐんまプロジェクトは宿泊業への支援ということですが、今後、宿泊業以外にも支援(対象)を広げていくようなお考えはいかがでしょうか。

(知事)
 宿泊業以外の支援?

(記者)
 飲食業ですとか、宿泊業以外に対する、経済を回すような施策というのは何かお考えですか。

(知事)
 まずは、この愛郷ぐんまプロジェクトをしっかりやっていくということだと思います。
 あとは全体のコロナの感染状況とか、経済の状況を考えながら、もし必要な施策があればまた改めて検討するということだと思います。

上海市のロックダウンの影響について

(記者)
 上海のロックダウンに関してなんですが、事実上の封鎖が長引いて、中国の他の都市にも広がっているということで、在留邦人の生活への支障とか、工場や港が止まっているということで、日本の自動車産業のなどに支障が出ているようですけれども、群馬県としての状況把握について、これまで分かっていること、あるいは今後何か状況を把握するということがあれば教えていただければと思います。

(知事)
 まず、田子知事戦略部長から。必要があれば大久保産業経済部長からも。

(知事戦略部長)
 まず全体的なことを私の方から説明させていただいて、企業関係は、産経部長の方から説明させていただきます。
 群馬県は上海事務所がありますので、その所長から受けている報告内容ですけども、現地在住者の共通の困りごとはやはり、帰国も今できないですし、(ロックダウンが)1カ月に及んで、食料とか日用品の調達、あと本当に外出ができないので精神的負担、また、薬等を服用している人は、その薬もなかなか手に入らないということで困っているという話を聞いております。
 ただ、食料品等についてはアパートで共同購入するとか、いろいろ知恵を出しながらやっているということで、だんだん落ち着いてきているという報告も受けております。
 また、県の出身者については県人会等もありますので、SNS等を使ってですね、上海事務所でも随時(相談を)受けていて、できる範囲でですけども、対応しているということです。

(知事)
 企業の状況は、大久保さんの方からお願いします。

(産業経済部長)
 企業の状況ということですけれども、約1カ月間のロックダウンに及んでおります。
 県内企業でも上海に進出する企業が多数ありますので、状況把握に努めているところでございます。
 その中で4月の上旬から、現地工場の操業停止という対応をとっている企業があります。ただ一方では、中国政府の許可を得て操業を開始した企業もあると聞いております。
 また、スバルさんが今日と明日操業停止をしておりますけれども、やはり、上海市のロックダウンの影響で、一部部品の調達ができないという影響が県内企業にも出ております。
 こういう直接的な影響のほかに、部品の供給等の県内企業への影響も懸念されますので、(県としても)いろいろ情報収集をしながら、県の産業支援機構や関係団体と、対応については検討してまいりたいと考えております。

新型コロナ専用病床の確保について

(記者)
 新型コロナの専用病床についてなんですけれども、5月9日から10床を追加して603(床)の運用を予定されていると。かねてから、確か650床という目標を掲げていらっしゃいましたけれども、これについては、今のところ、例えば、いつごろまでに達成できそうだとか、あるいはさらに積み増しをやっていくとか、そういう目標等については特に変わりございませんでしょうか。

(知事)
 健康福祉部長から現状について答えてもらいたいと思います。

(健康福祉部長)
 (新型コロナ専用)病床につきましては、おっしゃられたとおり、ゴールデンウィーク明けに600床を超えるという形なんですけども、さらにその後の確保ということも、今各病院と話し合いを進めております。
 ただ、やはり病院様の事情もございますので、なかなかいつまでに何床というのは今のところちょっと(具体的にお話するのは難しい)ですが、650(床)を目指すということで今までお話させていただいております。

GW期間中の検査体制の強化について

(記者)
 高崎駅に臨時の検査場を設けるという話だったと思うんですが、これについて、ゴールデンウィーク期間中、大型連休期間中はということでしたが、例えば、どういう検査をしますかとか、1日の検査規模はどれぐらいですとか、国の事業でやっているのか、その辺の概要についてお聞きできればと思います。

(健康福祉部長)
 これにつきましても国から、ゴールデンウィークに向けた検査体制の強化ということで、駅だとか空港、そういった拠点で取り組みをしてくださいというお話がありました。
 群馬県におきましては、高崎駅で抗原定性の無料検査を実施するというところでございます。
 規模については正確に把握していないんですけれども、ゴールデンウィーク期間中に高崎駅で(実施するということです)。ただ、今日、報道にも資料提供させていただきますけれども、この高崎駅だけじゃなくて、従来のワクチン・検査パッケージ定着促進事業をやっている薬局等についてもですね、今日からゴールデンウィーク明けまで(無料検査を実施します)。
 ちょっと細かい話になるんですけど、これまでは(ワクチンを)3回接種していない方が(無料検査の)対象だったんですけども、今回、ゴールデンウィーク中については帰省等(のタイミング)に絡めて、3回接種している方も検査をしていただけるといった違いがあります。

豚熱対策施設のメンテナンスについて

(記者)
 CSFの関係なんですけれども、ちょっとこの前、あちこち歩いていてちょっと見かけたのですが、今回はやっている場所とかそういうわけでもなく、普通の一般道のところからなんですけれども、とある養豚場がですね、結構(すき間が)空いていて、これでは媒介とするものが普通に入れそうな場所がありました。それ以外にも、私も田舎出身なので分かるんですけど、仮にイノシシとか感染源になりうるものを入らないように(柵などを)設置したとしても、イノシシが体当たりをしたり、下を掘ったりする場合がありまして、それに関連して、業者の方からも、いったん設置したもののメンテナンスとか改修とかに補助とかがあるといいなみたいな話をちらっと聞いたりしたんですけれども、そこら辺で今、予定されていることとかありますでしょうか。

(知事)
 農政部長の方から。

(農政部長)
 養豚場につきましては、今お話のあったとおり、イノシシの侵入防止対策につきましては、2年前にですね、県内で野生イノシシの陽性が出る前から、国の事業を取り入れまして、全県の養豚農家で整備をしていただいたところです。
 メンテナンスの部分につきましては、もう整備はされてはいるんですけども、例えば、柵の周りに草が生えたりですとか、イノシシが近づきやすいような状況も見受けられるということで、その辺につきましても、養豚農家の皆さんにですね、適宜、柵の周辺の管理等を徹底していただくようなお話をこれまでもしてきておりまして、そういう対策の徹底を進めていきたいと思っております。

(記者)
 今のところは、メンテナンスについて何かしら具体的な検討とかはまだない感じですか。改修に多少お金を補助してあげるとかそういうのは。

(農政部長)
 そうですね。今の時点では、補修に対する補助というのは特にはないです。

(知事)
 今記者さんがおっしゃった話はね、豚熱が全然出ていない段階で、豚熱に感染した野生イノシシがいっぱい見つかった時に、おそらく全国で、もう本当に先駆けて、最も手厚い対策を打ったんですよね。大変だったんですけど、相当よくお願いをして、県内全体に設置してもらって、その後のメンテナンスの話というのは今初めて聞いたんだけど、ちょっと調べてみますよ、実態をね。実態を調べて、何か対策が必要だったら、少しまた中で研究してみたいと思います。
 一応今のところ、全体に整備された後で、ちょっと私のところにメンテナンスどうのという話は上がってきていなかったので、もしそういう実態があるんだとすれば、少し調べてみて、とにかく豚熱を防がなくてはいけないので、何かそこに必要なニーズみたいなものがあれば、どうすればいいかというのは考えてみます。ちょっと調べさせてください。

愛郷ぐんまキャンペーン対象者の変更について

(記者)
 愛郷ぐんまの関係で、今回から対象者が、3回接種済みとか陰性証明ができる方に絞られるという形になって、他県との兼ね合いもあって仕方ないのかなとは思うんですけれども、県議会では被接種者に差別的な扱いにならないようにという議論があった中での3千円と5千円という区分だったと思うんですが、それに対して知事としての受け止めとというか、今回変えたことについて伺えればと思います。

(知事)
 まずその経緯だけ。他県と合わせた経緯だけちょっと説明してください。

(戦略セールス局長)
 これまで愛郷第4弾までやってきたんですけれども、この4月から関東ブロックまで対象を広げたことで、他県と制度、特に割引額とか割引対象者が異なるので分かりづらいとか、お客様とトラブルになることがある、他県と同じ制度として欲しいという声が、事業者や県民の皆さまから寄せられておりました。
 こういったことを受けて、現場の混乱をできるだけなくしたいという思いがございましたので、このタイミングでの見直しをさせていただきました。
 また、無料の定性検査というのもしっかり整備されてきておりますので、そういったものを活用いただいて、しっかりと割引を使っていただくと。そういう思いでございます。

(知事)
 今ほとんど答えていただいたので、付け加えることはありません。
 使いやすい、きちっとした制度にすることによって効果も上がってくるので、そういうことを全体的に、今セールス局長が言ったようなことも踏まえながら、全体的に判断しました。

知事トップセールスの成果について

(記者)
 最近トップセールスをかなり積極的にやられていて、行ってすぐに成果が出るようなものでもないとは思うんですけれども、感触とか成果に繋がるような話があったりはするんでしょうか。

(知事)
 トップセールスはですね、まだなかなか外に発表できないんですけど、すでに成果が出始めてるものもあります。
 毎回宇留賀副知事にも同席してもらって、必要に応じて関係部局の幹部にも同席してもらってるんですが、非常にトップセールスに大きな可能性を感じています。
 これまでもここでちょっと言及した中でいうと、例えば、ツムラが今、漢方薬の7割ぐらいのシェアを持ってると。その中の3割ぐらいに使われてるトウキの栽培が群馬県ですごく多くて、北海道の次ぐらいに多いみたいな形で、これをもっともっと伸ばしていこうという相談をしたりして、こういうのもちゃんとフォローアップしてくとですね、こんにゃく農家の裏作でできるので、こんにゃく農家の安定にも繋がるみたいな話もあるし、これ以上言うとあれなんですけど、もう毎回いろんな企業の方々とやってるんですが、そのために何かコラボの可能性というものが浮き上がってきているので、非常に意味があると思っています。
 それから、改めてこれも宇留賀副知事と話しているんですが、今、とにかくデジタル化の時代になって、特に新型コロナになってからほとんど会議もオンラインになっているんだけど、やっぱりオンラインだけじゃ伝わらないものもあるじゃないですか。リアルとバーチャルがないと生きられないという話をしたんですが、やっぱり行けるというのは、すごく強いなと。
 それから、毎回ほとんど無駄のない日程なんですよ。もう行って会って、そのままぎりぎりの新幹線に乗って戻ってくるということをやってるんだけど、やっぱりね、行って、生で会えるということの強み、群馬県の強みみたいなものも改めて感じています。
 ですから、このトップセールスはさらに精力的にやっていきたいし、来月もまたやりますが、これは群馬県がこれからいろいろな動きを起こしていく上で、例えばリトリートの聖地を作るといっても、県の予算だけではできませんから、そこで民間企業の活力も引っ張って来ないといけないわけですよね。
 あらゆる分野で、やはり大きな可能性があるということで、とても手応えを感じています。

脱炭素先行地域の認定について

(記者)
 環境省の脱炭素先行地域の認定のことを教えていただきたいんですが、全国で26自治体が選ばれまして、申請段階だと、県内だとどこの自治体が申請しているのかについては明らかにしていなかったと思うんですけれども、県内からはゼロでした。
 これをどう受け止めていらっしゃるのか。グリーンイノベーションを推進していくという中でのゼロだったので、私としては意外だったところもあります。とはいえ、今後もさらに認定地域は増えていくので、その辺も含めてどういうふうにお考えか・・・

(知事)
 分かりました。知事としてコメントする前に経緯だけ田子知事戦略部長から説明してもらえばと思います。

(知事戦略部長)
 脱炭素先行地域の選考結果についてだと思いますけれども、国の方では、2030年度までに、温室効果ガスを46%減らすということで、地域脱炭素ロードマップというものを作成しておりまして、その中で、2030年度までに少なくとも全国で100カ所の脱炭素先行地域を選定して、そこを先行モデルにして、横展開も含めてやるということで交付金等も先行地域に支援していくという形で進めるということになっています。
その第1回目の募集の選定結果が先日出たということで、その中に26団体ありましたけれども、その中に群馬県がなかったということだと思います。
 応募状況については、先ほどありましたけれども、非公表ということで、いずれにしても今回第1回目ということで、確か応募要領が昨年の12月にできて、応募は1月から2月ということでかなりタイトなスケジュールだったものですから、そういったこともいろいろあるのかなと思っています。
 いずれにしても今後、国の方では、100カ所ということですから、だいたい年に2回ずつぐらい募集をしていくと聞いておりますので、県内の市町村にも積極的に手を挙げていただければと思いますし、県で、もし手を挙げたいというところがあれば、積極的にご支援したいですし、相談にも乗っていきたいと思います。そんな形で、今県の方も考えているところです。以上でございます。

(知事)
 こういうことなんですけれども、これを踏まえて知事の感想を言うと、やはりちょっと残念でしたね。我々はグリーンイノベーションをこれだけ掲げているわけなので。もちろん、それぞれの自治体の努力とか、考え方によると思うので、それでもやはりこの選定に1つも入っていないのは、ちょっと残念に思いましたし、これからとにかくまだ続くので、手を挙げるところがあれば我々としてもしっかり応援していきたいと思っています。
 ただ、考え方によっては、地域が手を挙げるんですよね、県というよりは。だからこれは、各地域の試みを県が後押しする形になるんですけれども、県全体としてやはり意識も高めていきたいと思います。ただ、逆に考えると、1つもまだなかったので、伸びしろは無限大じゃないかなと(思います)。物事はすべて前向きに捉えるので、そういうふうに、今県庁の関係部局に、頑張ろうということで声をかけています。

部活動の地域移行について

(記者)
 たぶん平田教育長の案件になるかなと思うんですけれど、部活動の地域移行に関してスポーツ庁が提言案を示されました。2025年度までの対応を求めていますけれども、教員の働き方が多忙だという中での一環の取り組みだと思いますが、これに対する受け止めと、県としての対応をお聞かせいただければと思います。

(知事)
 教育長からどうぞ。

(教育長)
 まず少子化に伴って、子供たちが望むような部活が、なかなか学校単位で置くことが難しくなっているということと、それから先生たちの多忙化解消というのが、どちらも待ったなしの状況という中での提言であると理解しています。
 26日のスポーツ庁の有識者会議からの休日の運動部活動の地域移行についての提言は、2つの意味で画期的であると考えます。
 まず1つ目が、令和5年度から段階的に移行して3年間でという期限を定めたというところが今までになかった画期的な点だと思います。
 もう1つが、今までも(地域)移行の重要性については述べられてきていたのですけれども、今回は、広い視野から広範囲に渡っての、地域移行に伴って解決すべき課題を洗い出して、課題にはどんなことがあって、それに対してどんな方策が考えられて、さらにすごくありがたかったのは、現場への影響についても言及がされていて、地域移行についての計画が立てやすいというところがすごく特徴的だと考えました。
 群馬県では、令和2年度から群馬県部活動運営の在り方検討委員会を中心にして、今回スポーツ庁なので運動部活ですけれども、文科系の部活も含めて、持続可能な部活動の検討を進めているところです。
 休日の運動部活動の段階的な移行の一環としては、昨年度は前橋市と千代田町でモデル事業を行ったところですが、今後ももちろん広げていきたいということと、あと、今回のものも、詳細のところを今読み込んでいる段階です。
 また、7月には今度、これは運動の方なのでスポーツ庁ですが、文化庁の方から文科系の部活についての提言もなされると聞いておりますので、それを踏まえた文科省のガイドラインなども注目しながら、丁寧に関係機関と連携して取り組んでいきたいと考えています。以上です。

(知事)
 よろしいでしょうか。どうぞ。

新型コロナワクチンの4回目接種について

(記者)
 ワクチンの4回目接種についてお尋ねします。昨日すでに国の方のワクチン分科会もまた行われてまして、少しずつ詳細は固まってきているような感じかと思います。先ほどもホームページを見ていたら、例えば東京の千代田区とかはもう5月末に接種券の発送を始めると明記していたりもしまして、県民のかなり関心もある部分かと思うので、現状どのぐらい固まってきているかというのを教えていただけますでしょうか。

(新型コロナワクチン接種推進局長)
 ちょうど昨日、(国の)ワクチン分科会で詳細が公表されたということもありまして、まさに今、自治体向けの説明会を国の方でやっている最中でございます。
 それを踏まえて、できるだけ早めに体制を整備していきたいと考えております。

(記者)
 説明を受けるまではなかなか時期とか対象とかも現段階で明言するのは難しいという感じになりますでしょうか。

(新型コロナワクチン接種推進局長)
 そうですね。ですが、先ほどおっしゃられたようなスケジュール感で速やかにやっていきたいと思いますが、例えば一例として、考え方なんですけれども、3回目の県のワクチン接種センターがオープンしたのが1月15日です。そこから5カ月足すと、6月16日ですので、6月中旬くらいになって接種される方がだんだん増えてくるかなという感じでおります。また市町村で接種された方は2月以降が非常に多いです。したがいまして、その辺のボリュームゾーンを狙っていくとなると、やはり6月、7月、8月あたりがピークになるかなと考えております。市町村と足並みをそろえて、速やかに進めたいと思います。

(記者)
 知事からも何かありますでしょうか。

(知事)
 今まさに推進局長が言ったとおりなので、国の方針をよく確かめながらやりたいと思います。
 これまで、結構変わったこともあるから、よく国の方針を確かめながら、市町村ともよく連携しながら進めていくことがとても大事だと思います。
 全体のスケジュール感として言うと、今、新型コロナワクチン接種推進局長が言ったような感じですけど、ここは国の流れをよく見て、ちゃんとそこを(見極めて)慎重に進めていきたいなと思っています。
 他によろしいでしょうか。

豚熱について

(記者)
 豚熱の関係で2つほどお伺いさせていただきます。
 今回、残念ながら発生してしまった太田市では、2月10日から4月7日まで、陽性イノシシの確認が相次いでおりました。赤城南麓ですとか、山間部が中心だったかと思うんですけれども、養豚関係者から言うと、太田市での確認は結構珍しいと。これだけ相次いで、かなり危機感を持ってやっていたという中での発生だったと思います。そういう中で経口ワクチンの散布は、これまで赤城南面地域に集中されていたかと思うんですけれども、太田市でこれだけ相次いでいた中でのご対応はどうだったのかというのをちょっとここでお伺いできればと思ってるんですけれども。

(農政部長)
 経口ワクチンにつきましては、これまで、今お話があったように、赤城南面もやりましたし、その前は西の方から中心にやってきて、ここに来て赤城南麓でイノシシが多いということで赤城中心にですね、進めてまいりました。
 この後につきましては、また市町村と連携して、全県的に進めていきたいと思っておりますけれども、今の時点では、太田市でのこれまでの(経口ワクチンの)散布は今まではありません。

(記者)
 太田市で2月から4月にかけて(陽性イノシシが)出ていたことはどういうふうに受け止めていましたか。

(農政部長)
 現在までに(陽性イノシシが)141頭県内で出ているんですけれども、年明け以降は11頭、そのうち、2月以降に太田市内で8頭出ております。続けて出ていたということで、茨城ですとか、栃木での豚熱発生も受けまして、知事からも指示を受けて、太田市の発生地域の周辺での警戒を強めていたところであります。
 続けて出ているということで、ウイルスについても、濃度が高い可能性もありますので、引き続き周辺の農家の皆さまも含めた全県的に、もう一度飼養衛生管理の徹底をお願いしたいなと考えております。

(知事)
 今記者さんおっしゃった話で、栃木で(豚熱が)出て、初めて茨城でも(豚熱が)出て、当然非常に危機感を持ったので、農政部に集まってもらって、そこで話も聞き、この地域で、おっしゃったように、感染したイノシシが確認されたということなので、ちゃんと対応しようという話をして、たぶん全戸の養豚農家に通知を送ったりとか、呼びかけたんですね、その段階で。特に、やはりこの地域のアラートを高めてくださいということを申し上げたので、我々としては相当警戒していたんですけれども、防げなかったのは残念ですが、今までは、もうご存知のとおり、赤城南面のところに養豚業が集中していて、ここで(豚熱が)出たので、これは我々としてもいろいろと改めて研究してみて、他の地域よりリスクが高いと(思いました)。自然のど真ん中だから。でも今回条件が違いますよね。だから記者さんが言ったみたいに、ちょっとこの点も危機感を持っていて、ただ、何で今回(豚熱が)発生したのかというのは、疫学調査チームの調査結果を見ないと分からないので、これが飼養衛生管理基準の問題なのか、それとも、例えばいろいろな整備が何か足りないところがあるのかとかも全部分からないので、とにかく、しっかりまず分析結果を聞いた上で対応を考えたいと思います。
 正直言って、相当ちゃんとやってきたので、あの後(前回の豚熱患畜確認の後)もね。2回目の豚の接種も国の方針は踏まえつつ、もう少し変えてくれということも直接農水大臣に言って、それもかなり交渉も続けてますしね。だから、そういう意味で言うと、まさに痛恨の極みなんですが、ちょっと冷静に、この地域で出た理由はよく見なきゃいけないと思うんですけれども、とにかくもう1回言うけど、危機感もあったんです。この地域の警戒を高めてくれという中で、残念ながら発生してしまったということで、ワクチンの今の散布の計画を特に大きくは変えないつもりなんだけど、この分析結果によってはどうするかというのも、また検討せざるを得ないかもしれませんが、今のところ、やはり赤城南面の最大の地域を中心に散布するという戦略のもとでやっていくということですけれども、これからの調査結果によっては、いろいろな戦略を練り直すみたいな話が出てくるかもしれません。

(記者)
 (豚熱が)出たということは、知事もかなり驚きをもって受け止めたということなんでしょうか。

(知事)
 驚きをもってというか、いつ出てもおかしくない状況だということも前から言っていたから、驚きを持って受け止めたというよりも、やはり、いわゆる赤城南面とは違う場所でも出たということで言うと、さらに危機感を高めていかなければいけないなということですよね。
 とにかくみんなで協力して乗り越えるしかないので、前も記者さんから、ご意見もいただいて、特に養豚農家の人たちとの連携もしっかりやっていかなきゃいけないということで、結構農政部も頑張ってくれて、我々としても、接種についても、これは全国で一番早く、この知事認定制度を取り入れ、大臣の方にも2回接種についての検討を申し入れ、予算のことも直接お願いをし、養豚農家の方も本当に頑張ってやっていただいていると思うんですが、やはり出たからには理由があると思うので、そこをちゃんと突き止めて、もう1回言いますけれども、力を合わせてやっていくしかないと思います。
 野生イノシシの駆除についても新しい提案を出して、少し外部の力を使ってというのがちょっと進んでいますので、こういうことをとにかく組み合わせてやっていくしかないですね。
 ただ、まずは原因を突き止めないといけないと思いますね。
 他にありますか。よろしいでしょうか。

知事メッセージ

 それでは、最後に、知事から県民の皆さまに改めてお願いをさせていただきたいと思います。
 いよいよ明日から皆さんゴールデンウィークに突入いたします。ゴールデンウィークは、どうしてもいろいろな意味で、人流が増える時期と言われてまして、政府の方もそこら辺を踏まえて、いろいろな呼びかけをしているわけなんですが、今日も会見の中で申し上げましたけど、改めて県民の皆さまにお願いをさせていただきたいと思います。
 マスク着用とか、密を避けるとか、換気に気をつけるとか、こういう基本的な感染防止対策をぜひ徹底していただくと同時に、特にゴールデンウィークは旅行されるとか、大人数の会合みたいなものに出る機会もあると思うんですけれども、そういう中でも十分、やはりリスクの高い行動を避ける配慮をしていただければと思っています。
 ゴールデンウィーク後に、第7波が来るという可能性が私はかなり高いと思ってまして、何度も申し上げますが、第7波は私は来ると思っていまして、こういうことも想定しながら、今、県でもいろいろ準備しているんですが、感染者数が増えても、一番大事なことは重症化をいかに防ぐかということと、いわゆる医療提供体制に支障を生じないように、しっかりと病床使用率を適正なレベルに維持することだと思うので、そこら辺は県としても、最大限努力してまいりたいと思っています。
 力を合わせて、何とかこのコロナ危機を、またさらに新たなリバウンドが起こっても、しっかり乗り越えて、できる限りみんなで知恵を絞って、地域経済を回し続けていきたいと思いますし、今度の5月以降の愛郷ぐんまプロジェクトの実施方針も発表させていただきましたが、これも何とかしっかり続けていきたいと思いますので、そのためには県民の皆さまのご協力が必要ですので、重ねて感染防止対策の徹底についてお願いを申し上げ、今日の定例会見を終わりたいと思います。
 今日も皆さん最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。