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総務企画常任委員会(平成25年4月25日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として、下記事項について調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

・新たな重要施策の企画・立案について

2 調査期間

 平成25年4月25日(木曜日)

3 調査項目

 新町屑糸紡績所(高崎市)

 明治時代に日本の代表的な輸出品であった生糸の生産に伴って製糸に使うことができなかった屑糸や屑繭を紡績して絹糸を生産していくため、官営の屑糸紡績所が建設されました。
 明治維新後、明治5年に富岡製糸場、明治10年に新町屑糸紡績所が造られました。工場建築物はその性格上、産業構造の変化に伴い改造・改築され、元の形を留めることが少ないが、明治初期の官営工場がどちらもほぼ完璧な形状で奇跡的に残されています。
 特に新町屑糸紡績所は日本人の手によって造られた最初の木造洋式工場ということで、近代的なヨーロッパの技術を日本に広くもたらせる橋渡しの役割を果たしました。
 それは、日本の近代化のさきがけとしての役割を果たし、現在の工業立国日本の礎を築いた「生きた産業遺産」と言えます。
 時の明治政府の近代化にかけた意気込みや、これを造り支えてきた当時からの人々の努力の跡を知ることができるこの紡績所を今後も末永く保存していくことにより、日本の産業発展の原点に思いを馳せ、これからの国づくりに役立てることができます。
 現在、クラシエフーズ株式会社が所有している新町屑糸紡績所や周辺の赤煉瓦護岸など、国史跡指定や国重要文化財指定にかかる文化財調査の現状について、「新たな重要施策の企画・立案」の観点から調査を行いました。

写真:「旧新町紡績所建物」前にて
「旧新町紡績所建物」前にて

株式会社キンセイ産業(高崎市)

 群馬県と群馬大学、焼却プラントメーカーの株式会社キンセイ産業は連携して、一日100キログラムの家畜排せつ物を低温(600度)でガス化して発電する実験を行ってきましたが、平成25年度には、装置のスケールアップを行い、従来の20倍にあたる一日2トンの処理能力をもつ「低温ガス化・発電装置」の実証試験を開始します。1トンあたり900キロワット時の発電が期待されています。
 今後は、実証試験のデータを基に装置の能力をさらに向上させ、平成27年度には、一日20トンを処理できる装置の本格的な普及を目指しています。
 群馬県は、畜産バイオマスをエネルギーとして利用するとともに臭気対策も進める「環境調和型畜産振興特区」として平成23年12月、国から総合特区の第一次指定を受けました。同制度を活用して低温ガス化装置等の実用化や畜産農家への普及に向けた取り組みを行っています。
 国内トップクラスの焼却装置の技術を持つ株式会社キンセイ産業について、「新たな重要施策の企画・立案」の観点から調査を行いました。

写真:「低温ガス化装置」について説明を受ける
「低温ガス化装置」について説明を受ける

写真:株式会社キンセイ産業工場前にて
株式会社キンセイ産業工場前にて

4 出席委員

委員長:舘野英一、副委員長:井下泰伸
委員:関根圀男、委員:黒沢孝行、委員:福重隆浩、委員:萩原渉、委員:茂木英子、委員:原和隆


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