社会基盤づくり特別委員会が県外調査を実施しました（平成25年11月6日～8日）

1　調査目的

　下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

1. コンベンション施設のあり方に関すること
2. 中心市街地におけるまちづくりに関すること

2　調査期日

　平成25年11月6日（水曜日）～8日（金曜日）

3　調査項目

（1）沖縄コンベンションセンター（沖縄県宜野湾市）11月6日（水曜日）

　沖縄コンベンションセンターは沖縄県立の会議展覧センターで、国際・国内コミュニケーションの場としてのコンベンションを誘致・推進し、沖縄県の産業経済及び教育文化の振興に寄与するため、1987年（昭和62年）に設置されました。展示場、会議場、劇場、3つの機能を複合させた大規模な施設であり、隣接するビーチやマリーナ、海浜公園、屋外劇場、体育館、野球場、リゾートホテルなどの施設とあわせ、県内外の様々な企業や団体のコンベンションやイベントに対応できるようになっています。また、豊かな大自然と独自の史跡や文化をもつ観光立県・沖縄ならではのアフターコンベンションも充実しています。
　そこで、群馬県が整備を予定している大規模コンベンション施設の参考とするため、沖縄コンベンションセンターを調査しました。

沖縄コンベンションセンター会議棟Ａ前にて

（2）国立劇場おきなわ（沖縄県浦添市）11月7日（木曜日）

　国立劇場おきなわは、国の重要無形文化財「組踊」をはじめとする沖縄伝統芸能の保存振興を図るとともに、沖縄の地理的、歴史的な特性を活かし、伝統文化を通じたアジア・太平洋地域の交流の拠点となることを目的に、平成16年1月開場した。全国で5番目かつ最新の国立劇場であり、組踊や琉球舞踊、琉球音楽など沖縄伝統芸能に関する公演が連日行われています。
　一方、群馬県が整備を予定している大規模コンベンション施設の近接地には、高崎市が文化芸術センター機能を中心とする都市集客施設を計画しており、両施設が機能分担と相互連携を図りながら整備を進めることが期待されています。
　そこで、群馬県の大規模コンベンション施設整備の参考とするため、国立劇場おきなわを調査しました。

国立劇場おきなわ内で説明を受ける

（3）那覇市役所（沖縄県那覇市）11月7日（木曜日）

　那覇市では、『亜熱帯庭園都市』那覇の快適で美しい景観を「まもり・そだて・つくる」ことを目的に、市内全域におけるきめ細かい景観の方向性を定めた、景観法に基づく「那覇市景観計画」を平成23年5月に策定し、24年4月から施行しています。この計画は、那覇市都市景観条例（昭和60年制定）等に基づき、那覇の個性をいかした美しいまちづくりを市民との協働で推進してきた実績を踏まえ、その基本的な理念や目標などを継承しています。また、これまで以上に充実した景観形成を図るため、都市景観条例についても全部改正し、新しい那覇市都市景観条例（平成23年12月）を制定したところです。
　さらに、伝統的に建築物などが一体となった地域や、これから都市景観の形成のために計画的に整備していく必要がある地域などについて、市民の意見を反映しながら都市景観形成地域として指定し、都市景観形成を推進しています。
　そこで、群馬県における景観を活かしたまちづくりの参考とするため、那覇市役所の取り組みを調査しました。

（4）沖縄アウトレットモール あしびなー（沖縄県豊見城市）11月8日（金曜日）

　沖縄アウトレットモールあしびなーは、平成14年12月14日に開業した沖縄県唯一の本格アウトレットモールです。「あしびなー」とは古くから沖縄で「遊ぶ庭」として使われている言葉で、様々な人々や文化が交流する現代の「遊ぶ庭」の再現として名付けられました。
　那覇空港から車で約15分の位置にあり、路線バスで結ばれているほか、レンタカー各社の拠点にも近いことから、空港発着の時間調整で利用する人も多く、空港と連携した施設整備が図られています。また、広大な敷地内には約100余のショップが出店し、大量の地元雇用や観光誘客など、県経済へ大きな波及効果を生んでいます。
　そこで、群馬県における商業施設を核としたまちづくりの参考とするため、沖縄アウトレットモールあしびなーを調査しました。

沖縄アウトレットモールあしびなーを視察

4　出席委員

　委員長：中沢丈一、副委員長：萩原渉
　委員：橋爪洋介、委員：伊藤祐司、委員：茂木英子、委員：井田泉、委員：須藤和臣、委員：後藤克己、委員：井下泰伸、委員：桂川孝子、委員：藥丸潔、委員：小川晶