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観光振興対策特別委員会

1.開催日時

 平成25年10月3日(木) 10時00分~14時18分

2.開催場所

 401委員会室

3.出席委員

 委員長:南波和憲、副委員長:星野寛
 委員:腰塚誠、委員:塚越紀一、委員:塚原仁、委員:新井雅博、委員:舘野英一、委員:岸善一郎、委員:大手治之、委員:酒井宏明、委員:高田勝浩、委員:金子渡

4.欠席委員

 なし

5.主な質疑

(1)ぐんまちゃん家の活動状況等について

星野副委員長
 歌舞伎座再オープン後の活動状況はどうか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 昨年から松竹と連携し、歌舞伎ぐんまちゃんのグッズを作ったり、裃を着たぐんまちゃんが入り口でお客様をお出迎えするということを考えた。それがテレビ東京のワールドビジネスサテライトで扱われたことで、業界で評判になり、これ以降テレビ局の取材が18本来た。
 4月~9月の入場者数は前年の168%(196千人→330千人)、売り上げは200.2%(40百万円→80百万円)であり、最終的な売り上げは年間で150百万円になるのではないかと考えている。
 マスコミへの売り込みを広告換算すると1,100百万円になろうかと思う。
 テレビ番組の誘致であるが、「秘密のケンミンショー」で2週間転勤ドラマで扱ってもらうことが決まった。また、テレビ東京の「土曜スペシャル」(11月30日放送)では、ベロタクシーに乗って女性タレント2名と男性タレント1名が水上~伊香保~四万~草津~万座と5大温泉地を巡るオール群馬の企画が取り上げられることになった。またテレビ朝日の「旅サラダ」ではスキーを取り上げてくれることになった。
 このようにぐんまちゃん家は非常に売り上げが伸びており、マスコミを通してイメージアップを図り群馬にお客様を誘致するということを一生懸命やっている。

星野副委員長
 「ゆるキャラグランプリ2013」においては、ぐんまちゃん家ではどのような取組をやっているのか。
宮崎ぐんま総合情報センター所長:県人会や上毛倶楽部、マスコミの県出身者といった東京での人脈をキーマンに、チラシを配りながら口コミによりぐんまちゃんへの投票を広げられるよう活動をしている。
 また、ぐんまちゃんにはお店の前に午前と午後の2回、必勝のはちまきを巻いて街頭宣伝をしてもらっている。
星野副委員長
 ぐんまちゃん家でのぐんまちゃんグッズの売れ行きはどうか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 ピンバッジ、靴下、ネクタイ、男女兼用のボクサーパンツなど、充実したラインアップをそろえている。高崎の専門店よりも品数が多い。群馬から来た人が東京土産として買ってくれるというのもあり、売り上げも伸びている。

舘野委員
 県内のスポーツ施設は改善に力を入れているので、冬季オリンピック、東京オリンピックをにらんだ企画をしてほしいと思うがどうか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 スポーツや文化も大事である。東京23区の区政会館というのが飯田橋にあり、ここに23区の教育委員会の事務局があるので、スポーツ施設や文化施設、グリーンツーリズムや農業民宿、スキー合宿などを売り込みたいと思っていたところである。

舘野委員
 群馬県では東国文化が重要視されるようになってきたが、文化面での活動はどうであるか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 文化面では草津の音楽アカデミーには大勢の送客をしている。また、各地の文化、とりわけあまり知られていないお祭りなどについては、第3火曜日に行っている記者会などで情報発信し、知ってもらう努力をしている。

酒井委員
 ぐんまちゃん家の職員体制や研修制度はどうなっているか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 私は、四万温泉協会、県の観光国際協会を経て、ここの所長になっている。これまでの経験を通じて得たノウハウを伝える努力をしている。ぐんまちゃん家は接客業である。人脈づくりやスキルアップを図れるよう、にこやかにあいさつができるよう指導・教育している。

酒井委員
 群馬の顔としての役割であり、接客接遇だけでなく群馬そのものを知って発信していくことも重要である。観光学や群馬学に関する研修も強化していってはどうか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 今後も職員のスキルアップに努めたい。

酒井委員
 フェイスブックやスタッフブログを読むと、いちスタッフとしての目線であり、親しみを感じる。こうしたネットの発信で工夫や力を入れている点は何か。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 ぐんまちゃんによるぐんまちゃん目線の情報発信を行っている。観光担当部局だけが情報発信していけばよいというわけではなく、多方面からの情報発信が重要だと考えている。常に観光マインドを持って新しい情報を発信していきたい。

大手委員
 富岡製糸場にもっと外国人に来てもらうための取組として、ぐんまちゃん家ではどのようなことをやっているのか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 外国人対応は外国語を話せる職員が行っている。外国語で対応ができることについては、入り口に掲示している。
 谷中にある澤の屋という旅館は外国人がたくさん集まるが、ここへ行って営業をしている。

大手委員
 観光関係者に対して富岡製糸場はどのように売り込んでいるのか。

宮崎ぐんま総合情報センター所長
 パンフレットを持って回っている。「世界遺産になって混む前に来て下さい。」というと、観光関係者も乗ってきてくれる。

(2)ググっとぐんま観光キャンペーン及び観光情報誌について

星野副委員長
 秋のキャンペーンと説明があったが、キャンペーン期間は12月まであり、12月に入っても群馬県がまだ「秋」なのか。

黒澤観光物産課長
 「秋」というくくりで紹介したが、ご指摘のとおりキャンペーン期間は秋から冬である。

星野副委員長
 特に利根・吾妻地域は12月に入ったら完全な冬である。雪山の景色は紅葉の景色と同じように非常に美しく、観光資源としての価値が高いと思うがどうか。

黒澤観光物産課長
 群馬県にとって「冬」は雪、ウィンタースポーツ、雪見の温泉など、「冬の群馬」の魅力は非常に大きいと考えている。
星野副委員長
 12月だけ見てもスキー場の入り込みは30万人近くある。それがまるっきり無視されたという印象を持たれかねない。もっと雪山、雪景色を観光資源として売るんだという姿勢をとってほしいと思うがどうか。

安藤観光局長
 情報掲載への対応については、反省するところは反省し、今後に生かしていきたい。12月には、観光情報誌「冬・早春号」を発行する予定である。その中では、雪と温泉を中心に取り組みたい。

星野副委員長
 観光情報誌に雪山の写真が欲しかった。また、うどんが載っているが、これが秋に食べるうどんのイメージなのかと思う。開いた時のイメージというのは非常に重要だと考えるが、どうか。

黒澤観光物産課長
 「冬の群馬」の魅力は非常に大きいと考えている。温泉はもちろん、スキーやスノーボート、雪景色、温かい食べ物など、市町村や観光協会などとしっかり連携し、媒体ごとに適切な時期に情報発信していきたい。

岸委員
 9月16日の台風18号による観光地の被害状況はどうか。

黒澤観光物産課長
 JRの運休や、道路の通行止めにより旅館ホテルのキャンセルがあった。3連休の最終日であり、大きな混乱はなかった。飛び込みのお客さんが来て、ある程度埋まったところもあったようである。また、川沿いに露天風呂がある温泉では、川の水が溢れてお風呂に入ってしまい休業になったところもあると聞いている。

金子委員
 準備の関係で「ググっとぐんま秋特別号」への掲載が間に合わなかったイベント等も多くあると思うが、それらに対する取り組みはどのようか。

黒澤観光物産課長
 載らなかったものについては、ググっとぐんまのホームページで、県民局単位で各エリアごとに対応している。また、行政事務所によっては独自のフェイスブック等で情報を発信している。

金子委員
 有志が地域興しの観点からイベント等を開催し、広くPRしたいという希望があった場合、観光局として一緒にPRしてもらうことができるか。あるいは、観光局から何かアドバイスなどがもらえるか。

黒澤観光物産課長
 原則は市町村や観光協会等を通じて情報を県に寄せていただくことになると思うが、連絡をいただければ、県の宣伝媒体での活用や記者クラブへの情報提供など、何らかの協力はできると思う。

金子委員
 イベントの後援に県や市がつけば、協力はよりスムーズにいただけるのか。

黒澤観光物産課長
 県としても情報は多くほしいので、情報提供は大歓迎である。ただ、全ての媒体で発信できるかといえば取捨選択しなければならないこともある。

(3)外国人観光客の誘致等について

塚越委員
 外国人観光客の誘致については、ビジットジャパンキャンペーンの実績により経済への影響が大きいといわれている。そういったものも取り込んでいってもらいたいと考えているがどうか。

黒澤観光物産課長
 観光庁が、平成22年に行った経済効果試算においても、外国人旅行者1人分の旅行消費額は、国内旅行者(宿泊)3.4人分に匹敵するとされており、経済効果は高いと認識している。県としても、外国人観光客の誘客は、観光振興、産業振興を進める上で重要であると考える。

塚原委員
 4月から6月の外国人宿泊者が過去最高というニュースに関して、自治体国際化協会北京事務所と上海事務所の派遣職員の活躍もあると思う。両事務所の活動状況はどうか。

向田国際戦略課長
 北京は自治体国際化協会の仕事をしながら研修することが目的であるが、上海事務所の協力を得ながら現地の旅行社への訪問活動等を行っている。
 上海事務所は、開設以来、現地旅行社の訪問や来所いただいての商談を約50件実施している。来年の春節に向け、本県のスキーと温泉を組み合わせたツアーを組みたいという中国の旅行社があり、情報提供を行っている。

塚原委員
 県内の観光業者2000人に行ったアンケート調査では、外国人観光客の受入れを進めた方がいいという人が半分いるが、外国人観光客の受入れのために取り組んでいることがないという人が8割近い。業界の方々の意識改革も進めていると思うがどうか。

黒澤観光物産課長
 国内旅行の減少、日本人一人が旅行をする回数の減少という状況の中で、外国人誘客は大切なことになってきている。
 受入れに当たっての留意事項、基本的な会話、多言語表示の参考例文などを掲載した「外国人観光客受入れマニュアル」を作成し、外国人受入れの入門書として市町村、観光施設等に配布をし、対応の周知を図っているところである。
 先般東京オリンピックの開催も決定し、外国人観光客受入れの意識の変化につなげるいい機会だと考えている。今後も、意識改革も含め、観光施設等における外国人観光客の受入れに関する取組への支援をしていく。

腰塚委員
 知事トップセールス等の海外における誘客事業の内容についてはどうか。

黒澤観光物産課長
 今年の6月の香港トップセールスにおいては、現地のテレビ局とタイアップした観光PRを行っている。旅行博会場では、現地テレビタレントとともに、群馬の魅力を紹介した。

腰塚委員
 現地の旅行業者、テレビ局への情報提供はどうしているのか。

黒澤観光物産課長
 旅行業者やメディアを群馬に招聘し、商品造成やメディアへの露出に繋げている。

腰塚委員
 国によっても価値観が異なると思うが、中国や東南アジアから、どのように誘客を進めるのか。

向田国際戦略課長
 中国については、上海・北京・香港に県職員を派遣し、誘客に取り組んでいるところである。訪日旅行者が増加している東南アジアについては、JNTOと連携しながら誘客を進めたいと考えている。

(4)富岡製糸場と絹産業遺産群について

塚原委員
 富岡製糸場以外の3資産について、場所がわかりづらい。各市町に問い合わせをしたが、1ヶ所に連絡すればすべて分かるよう連携する、あるいは、これを一本化する考えはないか。

松浦世界遺産推進課長
 4資産全体のパンフレットを各資産に置いている他、各資産の解説板に他の3資産の情報を載せるなど、連携を図っている。今後さらに4市町が集まる会議などで、他の資産の案内をするよう提案したい。

塚原委員
 富岡製糸場以外の3資産について、自動車で行く際の案内標識が少なく、初めて行く人には不親切と思うが、この辺りの対応はどうか。

松浦世界遺産推進課長
 アクセス道路への案内板の設置については、県は環境整備特別支援という新たな補助制度を設けた。
 駐車場については、田島弥平旧宅には普通車19台分が整備済みで、今年度バス5台分を追加整備する予定である。高山社跡前には普通車10台、大型車1台分の駐車場があり、荒船風穴周辺には普通車16台分の駐車場を整備済みである。
 さらに、4市町は、カーナビの製作会社に駐車場までの適切なルート案内をするようにお願いしている。

塚原委員
 駐車場、トイレ、解説員など、世界遺産登録後に見込まれる入り込み客数に十分対応できるのか。

松浦世界遺産推進課長
 来訪者への対応に十分な体制が取れるようにしたい。ただし、世界遺産には保全が求められるので、資産の性格、地形等に応じて受け入れには限界がある。一方、観光は地域振興や資産自体の保全資金の源でもある。上手く両立を図っていきたい。

酒井委員
  世界遺産登録後の入場者数を考えると警備員や現地のガイドを含め人的な体制を強化する必要があると思うがどのように考えているか。

松浦世界遺産推進課長
 特に富岡製糸場は入場者が増えており、遺産の価値をしっかりと理解してもらうことが重要である。富岡市は解説ボランティアを確保するため講習会等を実施している。県では解説指導員等を6名派遣している。

酒井委員
 「富岡製糸場と絹産業遺産群」以外の群馬県に多くある遺産についての位置付けはどうか。

松浦世界遺産推進課長
 県では「ぐんま絹遺産」という制度を設け、市町村の推薦に基づいて現在までに78件を登録している。世界遺産登録を機に、世界遺産構成資産だけでなく、絹遺産についても見ていただき群馬全体の魅力を感じていただきたいと考えている。

大手委員
 富岡製糸場の公開範囲を広げることについてどう考えるか。

松浦世界遺産推進課長
 工場の機械等がそのまま保存されているので安全上の観点からすぐに広げることは難しい面もあるが、日を限定して非公開部分を見せる取り組みをしたりしている。こうした機会を上手に広報していくことが課題と考えている。

大手委員
 田島弥平旧宅の家の中も公開できるよう研究すべきと考えるがどうか。

松浦世界遺産推進課長
 個人の生活があるので、常に公開することは難しいが、やはり特定の日に二階の見学会をしたり、映像を使ったりして、工夫していきたい。田島弥平の子孫が住んでいることも重要なことである。

大手委員
 上信電鉄を利用してもらい、途中下車しながら観光してもらいたいと考えるがどうか。

安藤観光局長
 駅舎を核にして、まちのにぎわいづくりに取り組み、お客様を製糸場まで歩かせる流れをつくるという方法もある。また、他県からは、上信電鉄の利用はJRからの乗換となるが、間に立って連携をお願いすることも大切だと思っている。

(5)渡良瀬遊水地の活用について

舘野委員
 板倉・館林周辺はアドベンチャースポーツの宝庫であり、渡良瀬遊水地にも観光客が多く来る。スカイダイビングの世界チャンピオンが来て、ここなら世界選手権もできると言っていた。海外客も多く、大会が開催できる場所は全国でもあまりないようである。是非いい企画をお願いしたい。

黒澤観光物産課長
 みなかみ町では、アウトドアスポーツが盛んで、地域に集積して一大スポーツエリアとなっている。同様に板倉町でもそういった環境が整えば、県として支援していきたい。

(6)ぐんまちゃん及びぐんまちゃんを活用したイメージアップについて

酒井委員
 ぐんまちゃんショップが高崎駅にできたとのことだが、高崎以外での展開はどうか。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 今年2月と昨年7月にぐんまちゃんショップを県庁で開いた。こうした常設のショップを増やしていけたらと考えている。

酒井委員
 大阪事務所や名古屋事務所でも物品販売を行っているのか。

黒澤観光物産課長
 今は大阪事務所や名古屋事務所での販売は行っていない。

酒井委員
 今後も販売の予定もないということか。

黒澤観光物産課長
 今のところ予定はない。

高田委員
 今後道の駅等を使ってぐんまちゃんグッズを販売し、県内の人にもっとぐんまちゃんを知らしめる必要があると思うがどうか。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 県内の土産物売り場において各種グッズを置いてもらっている。今後常設店を増やす際にはグッズの取扱い種類のこともあるので、40平方メートル以上の面積を持つものとし、200種類以上は置きたいと考えている。ショッピングモールなどでも展開できればと思っている。

高田委員
 ぐんまちゃんにもストーリー性が必要だと思うがどうか。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 ぐんまちゃんのキャラクターの性質は大事にしたいと思っており、その上でならもう少し膨らませてもいいと思っている。慎重に検討したい。

高田委員
 ぐんまちゃんの着ぐるみの予約がすぐ埋まってしまう。今が盛りで、さらに右肩上がりにする大事なところであり、もう少しぐんまちゃんを増やした方がいいと思うがどうか。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 着ぐるみの数については県民センターと協議しながら増やす方向で財政当局とも折衝していきたい。

高田委員
 もう少し増やすことを全庁的に考えていく必要があると思う。ぐんまちゃんが群馬県に求められているものは、全体的な話であり、庁議等でも必要だということを訴えていかないといけないと思うがいかがか。

高橋産業経済部長
 ぐんまちゃんは、イメージアップや県民の一体感の醸成、観光等産業振興の観点からも貴重な存在である。関係部とも連携を取って協議していきたい。

(7)コンベンション施設の影響について

酒井委員
 高崎競馬場跡地にコンベンション施設ができれば相乗効果もあるということであるが、打撃を受ける旅館やホテルもあると思う。その影響は調査しているか。

黒澤観光物産課長
 既存施設の利用状況などは把握していない。

酒井委員
 既存施設の利用状況を把握し、どの程度の影響があるのか調査を行うべきだと思うがどうか。

黒澤観光物産課長
 観光物産課では、既存施設に対するコンベンション開催状況については特に調査していない。
 これまで旅館でやっていた会議が高崎のコンベンション施設にとられてしまうかどうかということは議論の分かれるところと思うが、高崎のコンベンション施設については、一般質問での知事答弁でもあったとおり、今まで対応できなかった大規模な会議もできるよう整備するものである。

(8)「上毛かるた」ゆかりの地文化めぐりについて

酒井委員
 「上毛かるた」ゆかりの地文化めぐりの改訂版を作成してはどうか。

高橋文化振興課長
 「上毛かるた」ゆかりの地文化めぐりは、平成22年度に群馬DCに合わせて制作したもので、今のところ、改訂の予定はないが、いろいろな意見を聞いて必要があれば改訂版の制作を検討したい。

(9)尾瀬における取り組み状況等について

岸委員
 尾瀬らしい自動車利用社会実験について、課題と成果はどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 大清水口では、道路敷が残っている大清水~一ノ瀬間で、市販のEV、HVを走らせてアクセスの向上を図ったところ、一日平均440人、合計で3,958人の乗車があった。入山者の反応も良好であり、アンケートでは95%が「将来利用したい」と回答した。
 一方、利用分散を目指す鳩待峠では、入山口に直結している第1駐車場へのツアーバス等の乗り入れを制限し、人と車の分離を図ったが、不便さを訴える入山者もなくアンケートでは、91.9%が「乗り入れ規制で静かな雰囲気だった」と感じるとともに、86.2%が「将来何らかの規制をすべき」と回答した。

岸委員
 今後もやっていく必要はあるのか。

須藤尾瀬保全推進室長
 3年間実施してきた社会実験の成果を活かし、出来るだけ早い時期に実用化を図りたいと考えている。

岸委員
 実用化した場合の利用者数の見込みはどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 環境省の調査によると実用化されると2割程度増える結果となっている。

岸委員
 現在の尾瀬の年間入山者数はどの程度か。

須藤尾瀬保全推進室長
 尾瀬の入山者は、24年度は約32万5千人である。

岸委員
 尾瀬学校の実施状況はどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 今年度は、157校、11,717人が参加予定である。1学年を2万人とすると約60%の子どもたちが尾瀬を訪れていることになる。

岸委員
 参加した児童生徒の反応についてアンケートのようなことも実施しているのか。

須藤尾瀬保全推進室長
 実施した学校にはアンケートをお願いしており、昨年度の結果によると、89%が「新しい発見や感動があった」、65%が「尾瀬にまた行ってみたい」、65%が「自然保護や環境問題に興味を持った」となっており、この結果からもかなりの成果があると考えている。

岸委員
 山小屋への宿泊状況はどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 尾瀬における山小屋宿泊であるが、今年は、3校である。山小屋の宿泊による体験は、石けんやシャンプーが使用できないなど、環境学習の場として効果があると考えており、これからもPRしていきたい。

岸委員
 東日本大震災後の東電の関わりについてはどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 東電では、震災前までは、木道やトイレの維持管理等に係る経費として修繕費を2億円程度、巡視や風倒木の処理等に係る経費として委託費を2億円程度、計4億円程度を支出してきたと聞いている。
 震災後は、修繕費を1億円程度に削減するとともに、委託費についても20%程度のコストカットを図ると聞いている。

岸委員
 尾瀬では、クマが出ているようであり、木道周辺の刈り払いをしているようであるがどうか。

須藤尾瀬保全推進室長
 尾瀬にはもともとクマが生息しており、人とクマが接触しないよう木道周辺の刈り払い、クマ除けの鐘の設置、出没時の見回りや安全誘導を行うなど、危険防止対策に努めている。

岸委員
 シカへの対応はどうなっているか。

須藤尾瀬保全推進室長
 シカはもともと尾瀬には生息していなかったが、1990年代半ばに確認され、現在では、食害や踏み荒らしが問題となっている。
 当初は環境省が中心となり被害対策を行っていたが、平成25年度から県、片品村、東電、財団等で協議会を設置し、シカの捕獲を開始した。シカは春に尾瀬に入るので、その通り道にわなを仕掛け73頭捕獲した。秋は、尾瀬から越冬地にシカが移動するので、今月からわなを仕掛けて捕獲を開始する予定である。

(10)群馬に関する情報の発信手法等について

金子委員
 真田幸村の兄嫁である「小松姫」が、スマホのアプリゲームの中で非常に人気だそうである。こうしたいろいろな動きに県もアンテナを張り巡らすことも必要と思うがどうか。

佐藤企画課ぐんまイメージアップ推進室長
 ぐんまちゃんもそうであるが、そういったキャラクターがネット上で人気があるということはイメージアップという点では非常に効果的である。こうしたものについてもアンテナを張り、うまくタイアップしていきたい。

金子委員
 群馬のイメージアップについて、テーマを決めて群馬を売り込む検討も必要と思うがどうか。

安藤観光局長
 これまで群馬はなんでもある、という売り方をしてきた面があると思う。今後は「群馬」というキーワードをより一層露出していきたい。

(11)上海事務所の活動状況等について

腰塚委員
 上海事務所のオープニングセレモニーはどうするのか。

向田国際戦略課長
 オープニングセレモニーには、中国要人とのパイプづくりという狙いがあったため、日中関係が厳しい中、開催を見合わせてきた。
 上海の日本政府関係者等によると、経済的な面は元に戻りつつあるものの、公式行事における市政府関係者の出席については、こちらが期待している方よりも下の役職の方が出席したり、綱紀粛正により宴席そのものへ出席を見合わせている状況であるとのことであった。こうしたことを全て勘案し、オープニングセレモニーのあり方を含め、実施時期についても検討していきたい。

腰塚委員
 事務所スタッフの構成はどうか。

向田国際戦略課長
 県職員2名と現地採用の女性スタッフ1名である。

腰塚委員
 現地スタッフについて、群馬県の良さをよく知ってもらうことが必要と考える。群馬について学んでもらうための勉強会は開催しているか。

向田国際戦略課長
 現在の現地スタッフは日系企業に勤務経験があり、日本について、よく理解している。勉強会については開催していないが、本県の紹介をするのに必要な勉強をしてもらっている。

腰塚委員
 百聞は一見にしかずである。群馬を紹介するのであるから、来県してもらってはどうか。

向田国際戦略課長
 現地スタッフの雇用形態は、上海市の経営する人材派遣会社からの派遣となっており、国外へ出すには、派遣会社との調整が必要である。現地スタッフに群馬県の良さを知っていただくことは大事だと考えており、様々な方法を通じて理解が深まるよう取り組んでいきたい。


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