ページの先頭です。
現在の位置 議会トップページ > 群馬県議会だより > 第68号(平成28年4月) > 質疑及び一般質問(平成28年4月)

本文

質疑及び一般質問(平成28年4月)

平成28年2月26日、29日、3月2日、3日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問は、1年間3回の定例会で、基本的に全議員が1度ずつ行う予定です。質疑及び一般質問をしていない議員については、次回以降行う予定です。

質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

2月26日(金曜日)

第15次総合計画の基本的な考え方について 自由民主党 萩原 渉

質問:第15次総合計画は、「限りない可能性を大きくはばたかせ、群馬の未来を創生する」を基本理念として掲げ「魅力あふれる群馬」の実現に取り組むとしていますが、この総合計画策定にあたっての知事の思いと所見を伺います。

回答:先人が遺してくれた可能性を活かして、人・モノ・情報を呼び込むという新たな発想で、県議会をはじめ、県民や企業、市町村と連携し、オール群馬で、全力を挙げて人口減少に立ち向かい、群馬を更に大きくはばたかせていきたいと考えています。

自転車を利用した歴史文化遺産の周遊について 自由民主党 星名 建市

質問:最寄りの駅等から自転車を利用して、ぐんまの歴史文化遺産を巡るコースの設定について、どのように考えますか。

回答:コースの設定にあたりましては、まず安全に自転車が走れることを第一に、自転車を利用しやすい環境の整備、さらには、観光振興や健康づくりといったさまざまな観点から、よく研究を進めたいと考えています。自転車愛好者に加え、家族連れや高齢者も、群馬の魅力を満喫できる周遊コースの提案に努めていきたいと考えています。

多胡碑の写真
​多胡碑

今後の本県酪農への支援について リベラル群馬 黒沢 孝行

質問:酪農は、TPP協定発効以前に脆弱化していると言われていますが、後継者づくり、家族経営の支援など、本県酪農に対して今後どのような支援をしていくのですか。

回答:県内酪農家は、乳用雌牛の導入を北海道の市場に依存していますが、その価格が高騰し、経営を圧迫しています。来年度から乳牛増頭のための導入経費を支援するとともに、県内に乳用雌牛市場を新たに開設し、乳牛を確保しやすい環境を整えることで、家族経営を含め意欲のある酪農家に、きめ細かく対応していきたいと考えています。

乳用雌牛牛舎の写真
​乳用雌牛牛舎

県立高校へのエアコン設置について 公明党 藥丸 潔

質問:教育環境の改善を図る観点から、これまで一般質問等で県立高校へのエアコン設置を要望してきましたが、設置するに至った思いと設置に向けての今後の具体的なスケジュールについて伺います。

回答:子どもたちがより良い環境の中で、学業に励むことができるようにすることが大事だと思い、全ての県立高校の空調が必要な教室にエアコンを計画的に整備していくことを決断しました。普通教室にエアコンがない学校については、3か年計画で整備を進めます。また、PTA設置のエアコンについては、平成29年6月からPTA負担の経費を県費に切り替える予定です。

2月29日(月曜日)

県道昭和インター線森下工区と戸鹿野橋について 自由民主党 金井 康夫

質問:利根沼田病院が開設し、交通量の増加が見込まれることから、昭和インターへのアクセス道路整備を進めるべきと考えますがどうですか。また、老朽化が進む戸鹿野橋については、架け替えの予定がありますか。

回答:事業の進捗状況は、現在、地元説明を行ったところで、早期の工事着手を目指しています。また、戸鹿野橋の架け替えには、慎重な検討が求められていますが、今後一定の方針が整えば、具体的な測量設計を進めていきたいと考えます。

子どもの貧困対策推進計画について リベラル群馬 加賀谷 富士子

質問:現在策定中の子どもの貧困対策推進計画において、貧困対策にどのように取り組む考えですか。

回答:県では、子どもの将来が、その生まれ育った環境により左右されることがないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、教育の支援をはじめ、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援の4つを柱とする「群馬県子どもの貧困対策推進計画」を策定し、すべての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指していくこととしています。

農地中間管理機構を活用した担い手への農地集積について 自由民主党 久保田 順一郎

質問:長年、農家が改良を重ねてきた優良農地を有効活用するためにも、農地中間管理事業は必要と考えますが、これまでの取り組みでの課題は何ですか。また、今後、農地中間管理機構の機能をどのように発揮させていく考えですか。

回答:課題は、全体として貸し借りにミスマッチが生じている状況です。今後は、地域の取り組みをコーディネートする職員の設置、農地整備事業との連携、優良事例の手法を他地域に波及させる等により、担い手への農地集積を加速させていきます。

校内における政治活動の自由の保障について 日本共産党 酒井 宏明

質問:校内において、高校生が自分の意見を自由に言える環境が必要だと考えます。また、政治的中立性が強調される余り、教員が萎縮することも考えられます。憲法に保障された、政治活動の自由を最大限保障すべきであると考えますがどうですか。

回答:現在、高校の授業では、生徒が自分の意見をもち、議論を交わすことで、思考力や判断力を育むことを大切にしています。また、選挙管理委員会と連携した研修の実施や必要な情報の提供により、教員が自信を持って指導できるよう努めます。

インフラ整備の必要性について 自由民主党 山崎 俊之

質問:経済活動の生産性向上や災害に強い県土づくりの基盤となるインフラ整備は不可欠ですが、限られた予算の中でインフラ整備をどのように行っていくのですか。

回答:選択と集中により、必要な事業への重点投資と一層のコスト削減を行い、早期の完成と効果の発現を図っています。具体的には、7つの交通軸の整備・強化や防災・減災対策、下水事業などを中心に推進しています。今後も効果的な公共投資を行うことで、県内経済を活性化し、県民が安心して暮らせる社会の実現を目指し、計画的なインフラ整備を推進していきます。

工事ぐんまちゃんの画像
​工事ぐんまちゃん

多職種連携について 新星会 金子 渡

質問:今年度、渋川地区が医療と介護の多職種連携について、国のモデルとなっていますが、その成果をどのように捉えていますか。

回答:退院調整ルールの策定作業を通じて、病院とケアマネジャーとの間で適時適切な連絡が増え、意思疎通がより円滑になるなど、着実に多職種連携が進んでいると認識しています。平成28年度は、県内4圏域に拡大し実施する予定であり、関係者の協力を得て、退院患者が切れ目なく必要な介護サービスを受けられるよう、医療と介護の一層の連携に努めていきます。

八ッ場ダム完成後の大柏木トンネルと骨材プラントヤードの跡地活用について 自由民主党 岸 善一郎

質問:西毛地域の広域交流観光を目指す上で、大柏木トンネルの一般供用は必要不可欠であると考えますが、骨材プラントヤードの跡地活用と併せて、大柏木トンネルの早期供用について、県の考えを伺います。

回答:県としては、このトンネルを一日も早く一般供用できるよう、今後とも国と調整していきます。骨材プラントヤードの跡地利用は、「大柏木地区プラントヤード跡地利用検討部会」で議論されていると聞いています。必要なことは、国へ伝えます。

館林厚生病院の医師確保について 群誠会 本間 惠治

質問:館林邑楽地域の中核病院である館林厚生病院では、医師不足のため一部の診療科で休診あるいは入院受入等ができない状況にあります。これを解消するための医師確保に対する県の取り組みについて伺います。

回答:県では、医師確保修学研修資金貸与、若手医師のキャリア形成の支援、臨床研修医の確保などに取り組んでいます。館林厚生病院では研修環境を充実し、募集定員を満たす4名の臨床研修医が内定したと聞いています。県では、こうした病院の取り組みを支援するとともに、地元市町村、医師会とも連携して、医師確保に取り組みます。

医師ぐんまちゃんの画像その1
​医師ぐんまちゃん

3月3日(木曜日)

障害者雇用の促進について 自由民主党 金井 秀樹

質問:障害者雇用を一層促進するため、県が呼びかける形で、中小企業が共同で出資を行い、農業分野の仕事で、障害者の雇用を進める取り組みを検討してはどうですか。

回答:障害者雇用を進める上での新たな手法として、期待できるものと考えています。一方で、共同出資による特例子会社は認められていません。さらに、異業種からの参入では、農地の確保や技術的な支援、採算性の確保など、検討が必要です。今後、制度面と技術面から、国に対する制度改正要望など、関係部局と検討し、新たな事業モデルの構築に向け研究していきます。

自然災害発生時の体制について 清風 伊藤 清

質問:火山噴火・台風・大雪等、自然災害の発生が見込まれる場合、県は、どのような体制で、対応するのですか。

回答:事前対応として、全部局の担当者を集め、情報連絡会議を開催し、気象状況等の必要な情報を共有して、災害発生への備えを行います。さらに、大規模災害発生のおそれがあるときは、「災害対策本部」等を設置し、国や市町村、関係機関等と緊密に連携することとしています。災害発生時には、県民の生命や生活の安全を確保することが、県政の最も重要な使命であり災害への備えにしっかりと取り組んでまいります。

緊急事態の制服を着たぐんまちゃんの画像
​緊急事態の制服を着たぐんまちゃん

今後の群馬の医療に関する所見について 志高会 中島 篤

質問:これからの群馬の医療を考えると、群大病院の早期の再生が必要と思われ、大学病院だけでなく県や議会も一体となって取り組む必要があると考えますが、知事の所見はどうですか。

回答:まずは、信頼回復に向けて、群馬大学が身を削って改革をやり遂げていくことが重要です。その上で、県としても、議会と連携しながら、関係機関等の協力も得まして、特定機能病院をはじめとする各種拠点病院としての国の承認等の早期回復につなげていきたいと考えます。地域医療の確保に全力を挙げて取り組んでいきます。

医師ぐんまちゃんの画像その2
​医師ぐんまちゃん

ベトナム訪問の成果と今後の国際戦略の基本的な考え方について 自由民主党 関根 圀男

質問:ベトナム訪問の成果はどうですか。また、次期国際戦略については、どのような考え方で策定していますか。

回答:ベトナム政府と今後の経済交流に関する覚書を締結しました。さらに国家主席等と意見交換し、本県に対する期待の大きさを実感しました。次期国際戦略においても、「観光誘客の促進」、「農畜産物等県産品の販路拡大」、「企業のビジネス展開の支援」に取り組んで行こうと考えています。今後とも、オール群馬で国際戦略を推進し、県内産業の活性化に取り組んでいきます。

質疑及び一般質問の映像(録画)は、県議会ホームページでご覧いただけます。

質疑及び一般質問は、一般の方も傍聴できます。


現在の位置 議会トップページ > 群馬県議会だより > 第68号(平成28年4月) > 質疑及び一般質問(平成28年4月)