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総務企画常任委員会が県外調査を実施しました(平成28年7月26日~28日)

1 調査目的

 総務企画常任委員会所管事項より、「公有財産の維持管理」、「危機管理・防災対策」、「地域づくりの推進」、及び「公営企業の推進」について調査し、今後の委員会審査の参考とします。

2 調査期日

 平成28年7月26日(火曜日)~28日(木曜日)

3 調査項目

(1)羽後町役場(秋田県雄勝郡羽後町)

 羽後町は、秋田県南部に位置する純農村地帯で、主産業は米、畜産、野菜、花などを中心とする農業や誘致企業をはじめとする製造業が中心であり、畜産では優れた肉質で評判の「羽後牛」や西瓜、ストックの花など特産品が数多く生産されている地域です。
 また、日本三大盆踊りの一つに数えられる国指定重要無形民俗文化財である「西馬音内盆踊り」をはじめ、野中人形芝居、仙道番楽など多くの文化財を有しています。
 同町も人口減少や少子高齢化の進展などの全国共通の課題に直面しているところでありますが、以上のような地域の資源を活かしながら、町おこしや定住促進に取り組んでいるところです。
 ついては、今後の本県の地域づくりの参考とするために、同町の取組について調査しました。

羽後町役場にて説明を受ける様子写真
羽後町役場にて説明を受ける

(2)(株)アクアパワー東北(宮城県仙台市)

 東北電力グループの東北発電工業など5社が出資する(株)アクアパワー東北は、宮城県内浄水場の水道水を利用した小水力「馬越石(まごいし)水力発電所」を運営しています。宮城県の水道施設を利用した小水力は初めてであり、同社は、土地を貸した宮城県企業局などと事業協定を結んでいます。
 この発電所は、白石市の南部山浄水場から仙台市太白区の仙南・仙塩広域水道高区調整池へ送る水道の落差を利用して発電しており、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用し、所内利用分を除いた電力量を東北電力に売電しています。
 ついては、今後の再生可能エネルギーの導入と水道事業の参考にするために、馬越石水力発電所の運営状況及び宮城県の仙南・仙塩広域水道事業の概要等を調査しました。

(株)アクアパワー東北を調査様子写真
(株)アクアパワー東北を調査

(3)仙台市博物館(宮城県仙台市)

 仙台市博物館は、昭和26年に仙台伊達家から寄贈された資料群(伊達家寄贈文化財)の保管・展示・研究のために、仙台城三の丸跡に昭和36年に開館した仙台市が運営する博物館です。
 支倉常長像など3点を含む国宝、慶長遣欧使節関係資料や、重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織、豊臣秀吉所用具足、三沢初子所用帯などの他、仙台伊達家からの寄贈資料をはじめ、江戸時代を中心とした仙台藩に関わる歴史・文化・美術工芸資料など約9万点を収蔵し、常設展示も展示替えを行いながら、随時約1,000点を展示しています。
 ついては、都市における公共施設の役割を考える上で今後の参考にするために、同施設の現状等を調査しました。

仙台市博物館にて集合写真
仙台市博物館にて

(4)東日本大震災被災地(宮城県東松島市)

 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波により引き起こされた大規模な地震による災害は、まだ記憶に新しいところです。宮城県においては平成28年5月31日現在で、人的被害が死者10,551人(関連死含む)、行方不明者1,236人、住家被害は全壊82,999棟、一部損壊224,195人を数える史上例を見ない被害状況となりました。
 以来、5年が経過し、教育施設などほぼ復旧した分野も多くあるものの、海岸保全施設や災害公営住宅など完成に至っていない分野も残っています。
 ついては、本県の大規模地震対策の参考にするため、東日本大震災の被災地の現状等を、地元の語り部による解説も併せて調査しました。

東日本大震災被災地にて説明を受ける様子写真
東日本大震災被災地にて説明を受ける

4 出席委員

委員長:大手治之、副委員長:荒木恵司
委員:中沢丈一、委員:岩井均、委員:狩野浩志、委員:岩上憲司、委員:萩原渉、委員:水野俊雄、委員:後藤克己、委員:金井秀樹


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