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議第3号議案 群馬県のスポーツ振興に関する決議

群馬県のスポーツ振興に関する決議

 本県においては、昭和58年に開催されたあかぎ国体から30年以上が経過し、当時整備した施設の老朽化が進み、国体の総合順位は低下傾向がみられるなど、施設の整備や選手・指導者の養成が大きな課題となっている。
 また、2020年には、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、スポーツに対する関心が高まっていることから、スポーツ振興は新たな視点で取り組むことが求められている。
 こうした中、本年5月、県議会にスポーツ振興に関する特別委員会が設置され、以降、スポーツ振興に関して、一体的、横断的、集中的に審査を行ってきた。
 今定例会においては、知事が第83回(平成40年)国民体育大会を本県に招致することを表明し、県議会は、「第83回国民体育大会の招致に関する決議」を全会一致をもって可決・決定し、スポーツ振興に関する特別委員会は、これまでの審査を踏まえた「スポーツ振興に関する提言」を知事に提出した。
 今後、群馬県のスポーツ振興施策のさらなる推進が期待されるが、喫緊の課題として対応が望まれる下記の事項に関しては、早急に具体的な取組を実現するよう、強く要請する。

  1. 高度な競技力の向上によってアスリートを目指す競技者養成を行うため、中体連・高体連を含めた、各競技団体と意見交換し、競技力向上対策費のあり方を検討すること。
     また、中体連・高体連・各競技団体の全国大会への派遣費用について、競技力向上対策費を活用し、全国大会出場者の負担軽減を図ること。
  2. 県ライフル射撃場については、競技別拠点スポーツ施設に指定されているが、施設の老朽化が進み、電子標的が未整備であるなど、現状では大規模な大会の開催が困難であることから、早急に方針を検討の上、整備を図ること。
  3. 県総合スポーツセンター仮設アーチェリー場については、施設の老朽化が著しいことから、競技団体と協議し、早急に対策を図ること。
  4. スケート・アイスホッケー競技について、桐生市のスケートセンターの整備、活用を含めた県内のスケート場のあり方を検討し、環境整備を図ること。
  5. 学校の運動部活動において、合同チームが大会に参加する場合の取扱いについては、少子化の進展等を踏まえた適切な対応を図るよう、関係団体に働きかけること。
  6. オリンピック・パラリンピックにおける本県関係選手の活躍は、地域に活力を与え、本県のスポーツの振興に大きな効果をもたらすことから、2018年ピョンチャン冬季オリンピック・パラリンピック及び2020年東京オリンピック・パラリンピック出場に向け、国の強化選手に指定された本県関係選手に対して、有効な支援策を検討すること。
  7. 群馬県のスポーツ振興施策の拡充を図るため、企業局の収益を活用した基金を造成するなど、競技力の向上及び国体に向けた施設整備に対する財源の確保を図ること。
     また、企業局の収益が群馬県のスポーツ振興に寄与していることを広く周知することにより、企業局の事業のPRを図ること。

以上、決議する。

平成29年3月22日

群馬県議会


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