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国際戦略・観光に関する特別委員会(3月22日)

国際戦略・観光に関する特別委員会 委員長 関根 圀男

委員長 関根 圀男様子写真
委員長 関根 圀男

国際戦略・観光に関する特別委員会における審査経過と結果について、ご報告申し上げます。

 本委員会は、「観光県ぐんま」の推進と併せ、「国際交流・本県経済の活性化に向けた国際戦略」の推進や海外からの誘客促進に関すること等、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。
 以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、県の国際戦略や観光振興策をはじめとする、多くの活発な議論が行われるとともに、昨年9月には、熊本県のアジア地域との交流施策や北九州市の海外水ビジネスの取組等についての調査も実施し、今後の本県における取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。
また、今定例会中、3月7日に開催された委員会におきましても、

  • 第2回ベトナム経済訪問団について
  • 新町紡績所の世界遺産追加登録について
  • 綿貫観音山古墳を活用した取組について
  • ジェトロ事務所の誘致について
  • 技能実習生について
  • 台湾の農畜産物輸入規制解除について
  • ぐんまちゃんの着ぐるみの貸出しについて
  • ベトナムのアンテナショップについて
  • 世界遺産センターの設置について
  • 県内地酒の振興について

など、付議事件に関する各般の議論が行われたところであります。
 なお、3月7日の委員会におきまして、今定例会をもって、本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、3月16日の委員会において、知事あてに提言を提出することを確認いたしました。提言書については、これまでの審議や調査などにおける議論を踏まえ、全10項目からなる「国際戦略及び観光振興施策の推進に関する提言」を取りまとめ、これを全会一致をもって決定したところであります。

 なお、その項目としましては、

  • 上野三碑が確実にユネスコ「世界の記憶」として登録されるよう、関係者への働きかけを着実に行うとともに、歴史的意義を県民や中国、韓国に向けて積極的に広報すること。また、上野三碑の保存と活用のバランスに配慮した上での上野三碑の公開日拡大の検討及び周遊ルートづくり等、一層の誘客進に資する取組を関係機関と連携して検討すること。
  • 新町紡績所の世界遺産追加登録に向けて、関係者と連携して積極的に取り組むこと。
  • 県内における芳ヶ平湿地群や渡良瀬遊水池等のラムサール条約湿地を活用した観光ルートづくり及びそれらのPRに積極的に取り組むこと。
  • 「世界遺産センター」設置に向けた取組を加速させること。
  • 国による観光ビッグデータの活用検討及び外国人観光客の行動情報収集等の動向を注視しつつ、ビッグデータを活用した戦略的な観光振興に取り組むこと。
  • 現在、協定を締結している台湾の自治体だけでなく、協定を締結していない他自治体とも職員レベルでの交流を頻繁に進めること。
  • 台湾の本県からの農畜産物の輸入規制緩和については、台湾国内から反対の声があるので、情報収集とこれまでの協定を活用して台湾国内の理解を求めていくこと。
  • わたらせ渓谷鐵道を利用して、日光からの誘客を行うことが重要であり、わたらせ渓谷鐵道の支援を含め、平成30年の栃木デスティネーションキャンペーンにあわせた観光PR、海外メディアの招聘や周遊モデルルートを作成するなど日光から本県への誘客促進を加速させること。
  • 中国への県産木材輸出について、県内の森林組合と連携しながら現状よりも県産木材輸出量の増加を推進すること。
  • ベトナムとの経済交流を促進すること。

以上のとおりであります。
 なお、同日、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。

以上、申し上げまして、委員長報告といたします。


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