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国際戦略及び観光振興施策の推進に関する提言 国際戦略・観光に関する特別委員会(平成29年3月16日)

 本県では、平成26年度に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録が実現し、東国文化の代表的な歴史文化遺産である「上野三碑」のユネスコ「世界の記憶」への登録実現に向けた機運も高まっている。また、平成27年度の観光・世界遺産に関する特別委員会では、群馬県への国籍別外国人宿泊数で第1位を誇る台湾への海外調査を実施し、関係者との意見交換や将来に向けた人脈形成も行った。さらに、訪日外国人旅行者数2000万人を突破している現状からも、より一層の本県への誘客促進が求められている状況である。このような状況にあって、「観光県ぐんま」の推進と併せて、「国際交流・本県経済の活性化に向けた国際戦略」の推進が求められていることから、台湾、東南アジア、中国を含めた誘客促進だけでなく、本県の農畜産物の輸出拡大や海外への電気・水道・ものづくりの技術提供を含めた本県における国際戦略の充実を図ることが重要である。
 特に、将来的に台湾の農畜産物輸入規制が緩和されることから本県への誘客だけでなく、職員間の交流や情報収集を積極的に行うことが求められる。
 ついては、県議会と県当局が連携を一層密にして施策を行っていかなければならないため、県当局においては、次の事項について取り組むように強く要請するものである。

  1. 上野三碑が確実にユネスコ「世界の記憶」として登録されるよう、関係者への働きかけを着実に行うとともに、歴史的意義を県民や中国、韓国に向けて積極的に広報すること。また、上野三碑の保存と活用のバランスに配慮した上での上野三碑の公開日拡大の検討及び周遊ルートづくり等、一層の誘客促進に資する取組を関係機関と連携して検討すること。
  2. 新町紡績所の世界遺産追加登録に向けて、関係者と連携して積極的に取り組むこと。
  3. 県内における芳ヶ平湿地群や渡良瀬遊水池等のラムサール条約湿地を活用した観光ルートづくり及びそれらのPRに積極的に取り組むこと。
  4. 「世界遺産センター」設置に向けた取組を加速させること。
  5. 国による観光ビッグデータの活用検討及び外国人観光客の行動情報収集等の動向を注視しつつ、ビッグデータを活用した戦略的な観光振興に取り組むこと。
  6. 現在、協定を締結している台湾の自治体だけでなく、協定を締結していない他自治体とも職員レベルでの交流を頻繁に進めること。
  7. 台湾の本県からの農畜産物の輸入規制緩和については、台湾国内から反対の声があるので、情報収集とこれまでの協定を活用して台湾国内の理解を求めていくこと。
  8. わたらせ渓谷鐵道を利用して、日光からの誘客を行うことが重要であり、わたらせ渓谷鐵道の支援を含め、平成30年の栃木DCにあわせた観光PR、海外メディアの招聘や周遊モデルルートを作成するなど日光から本県への誘客促進を加速させること。
  9. 中国への県産木材輸出について、県内の森林組合と連携しながら現状よりも県産木材輸出量の増加を推進すること。
  10. ベトナムとの経済交流を促進すること。

以上、提言する。

平成29年3月16日

群馬県議会国際戦略・観光に関する特別委員会

 群馬県知事 大澤 正明 様


<連絡先>

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