ページの先頭です。
現在の位置 議会トップページ > 群馬県議会だより > 第73号(平成29年7月) > 質疑及び一般質問(平成29年7月)

本文

質疑及び一般質問(平成29年7月)

平成29年5月31日、6月1日、5日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。
質疑及び一般質問は、1年間3回の定例会で、基本的に全議員が1度ずつ行う予定です。質疑及び一般質問をしていない議員については、次回以降行う予定です。

質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

5月31日(水曜日)

子どもの生活実態調査について 自由民主党 臂 泰雄

質問:問題を抱える家庭に対し、確実な支援を行うための実態把握として実施した本調査から見えた現状と課題、今後の取組について伺います。
回答:世帯年収が低いことで、子どもの学力の遅れや基本的な生活習慣、自己肯定感、社会性などの生活力の不足に影響が見られました。一方で、親子の関わり方が自立に与える影響や親の孤立により問題が深刻化している状況もわかりました。今後は、機運醸成や子ども食堂・無料学習塾の新規立ち上げ等に対する補助、ボランティアの人材バンクの仕組みづくりなど「オールぐんま」で子どもの自立を支援する体制づくりを推進します。

上信電鉄の電気機関車の長寿命化について リベラル群馬 角倉 邦良

電気機関車「デキ」とぐんまちゃんの写真
電気機関車「デキ」とぐんまちゃん

質問:上信電鉄の日本最古といわれる電気機関車の長寿命化に向けて、県内のものづくり産業を活用すべきと考えますがいかがでしょうか。
回答:鉄道車両は部品点数が多く、電気や機械など多くのものづくり技術が注がれていることから、その修繕や補修、交換部品の製造などに県内中小企業の技術力の活用が考えられます。富岡製糸場に導入された「ブリュナエンジン」を富岡市と地元企業の協力で復元した事例もあり、こうした取組を参考に、所有者や地元自治体等の意向を踏まえ調査研究を行っていきます。

県内マラソンの横の連携について 自由民主党 星名 建市

質問:マラソンを開催する県内の市町村等との横の連携について、どのように考えているのか伺います。
回答:本県で行われているマラソン大会は、一年を通じて特色ある大会が豊富であり、いずれも素晴らしい景観や地域との触れ合いを楽しめる大会となっています。こうした大会が連携し、それぞれの特色を一体的にPRすることにより、多くのランナーに県内の大会参加を促し、群馬の魅力のアピールや地域の活性化につながるものと考えます。今後、各大会の情報を収集し、関係者で知恵を出し合いながら、県内のマラソン大会全体を盛り上げるよう検討していきます。

「上毛かるた」による魅力発信について 自由民主党 岩井 均

上毛かるたの写真
上毛かるた

質問:今年の12月1日で70周年を迎える上毛かるたについて、今年度は、どのような魅力発信のための事業を行っていくのか伺います。
回答:今年度は、「大人のための上毛かるた県大会」を実施する予定です。民間の協力も得ながら、年内には、県内で開催したいと考えており、現在、実施方法や開催場所等について検討しているところです。また、上毛かるたの副読本の改定版を発行するほか、講演会開催も検討しています。こうした取組により、群馬の宝である「上毛かるた」の魅力発信にこれまで以上に努めていきます。

6月1日(木曜日)

世界遺産センター(仮称)の概要について 自由民主党 大手 治之

質問:県で整備を計画している「世界遺産センター(仮称)」の概要と今後のスケジュールについて伺います。
回答:センターは、富岡倉庫1号倉庫内に設置する準備を進めています。展示設計では、世界遺産としての価値をわかりやすく解説し、4つの資産でひとつの世界遺産という全体像が把握できるようにすること、絹産業・日本遺産・ぐんま絹遺産の紹介や既存施設との連携などを重視したいと考えます。年度内には設計を完了し、平成30年度に展示物の製作と設置工事を行い、30年度中のオープンを目指し、関係者と連携を図りながら整備に取り組みます。

障がい者差別解消への決意について 公明党 水野 俊雄

質問:障がい者差別解消のための条例を制定すべきと考えますが、障がい者の差別解消に向けた知事の決意を伺います。
回答:障害のある方が、住み慣れた地域の中で、夢と希望を持ち、生き生きと活躍していくためには、差別解消は喫緊の課題です。差別解消を推進するための基本的な仕組みについては、昨年4月に法が施行され、大きく前進しているところですが、更に施策を推進するためには、障害のある方や御家族の思いに寄り添い、しっかりと取り組む必要があり、諸問題については、条例制定を含めて、その取組の中で検討していきます。

保育士資格取得の修学支援状況について 自由民主党 大和 勲

質問:保育士修学資金貸付事業の制度概要と応募状況について伺います。また、本県では2年限定の制度とのことですが、延長する考えはあるか伺います。
回答:この事業は、資格者の確保と離職防止のため、指定保育士養成施設の学生に対して修学資金の貸付を行うものです。貸付額は学費として月額5万円のほか、入学準備金・就職準備金として各20万円です。卒業後、県内の保育園等で5年間勤務した場合には、その返済が全額免除されます。今年度入学者の応募状況は、貸付枠50人に対して4倍を超えました。制度延長については、保育士の需給状況などを見て検討していきます。

交通弱者対策としての公共交通の今後の取組について 自由民主党 川野辺 達也

質問:交通弱者対策として、今後どのように公共交通網を確保していくのか。また、身近な交通網(バス)に対する取組についてどのように考えているのか伺います。
回答:県では、交通弱者を始めとした県民の多様な移動手段を確保するため「県総合交通計画(仮称)」の策定に取り組んでいます。計画では、土地利用と交通政策の一体的取組や相乗りなど新たな概念の公共交通の導入も検討しています。身近な交通網については、この計画を踏まえた「地域公共交通網形成計画」の中で、地域の特性に応じた対策を検討する予定です。

6月5日(月曜日)

GAP(農業生産工程管理)の今後の取組方針について 自由民主党 高橋 正

質問:県産農産物の販路拡大を図るためには、東京オリンピック・パラリンピック大会終了後も見据え、GAPを推進していく必要があると思いますが、取組方針について伺います。
回答:国内の販路拡大はもとより、輸出やインバウンド消費も念頭に置き、GAPの認証取得を支援していく必要があると認識しています。このため、認証取得に向けて、国の支援制度等も活用し、GAP指導員や産地リーダーの養成を強化していきたいと考えています。今後も、GAP導入産地の拡大と定着を推進していきます。

一時保護所の現状と課題等について リベラル群馬 小川 晶

質問:一時保護所の現状と課題、今後の対応について、どのように考えているのか伺います。
回答:一時保護所の保護児童数は増加傾向にあり、定員を超過する日も発生しています。居室は施設基準を上回る面積を確保しているため1人部屋を2人で使用すること等で対応していますが、食堂や浴室の利用に制約が生じています。今後も一時保護児童数の増加が予想されることから、一時保護所を増設する方針の下、整備内容の検討を進めています。児童ができるだけ安心して生活できる環境の確保を第一に考えて対応していきます。

利根川の整備状況について 自由民主党 原 和隆

質問:本県が管理する伊勢崎付近の利根川では、無堤等により洪水を安全に流下することができない状況があると思われますが、県の対応について伺います。
回答:県では、玉村町から伊勢崎市までの河川の流下能力が不足している区間について、平成27年度から調査に着手しており、28年度には、住民アンケートや地元説明会を実施したところです。今年度は、無堤部など優先度の高い区間を設定したうえで、測量や設計を行う予定です。なお、優先区間については、概ね10年程度で整備を完了できるよう目指していきます。

本県へのサイバー攻撃の状況について 自由民主党 久保田 順一郎

質問:世界的規模でのサイバー攻撃が発生したと報じられていますが、県内の発生状況と対応について伺います。
回答:県内においては、企業1件の被害を確認していますが、事業等への支障はなかったものと承知しています。今回の事案を受け、重要インフラ事業者、県内市町村、金融機関等のほか、支援機関等を通じて中小企業等に注意喚起を行っています。その内容は、(1)不審なメール、添付ファイル及びリンクは開かない(2)OSやウイルス対策ソフトを最新の状態にしておく(3)定期的にデータのバックアップをとるなどであり、広く注意を呼びかけているところです。

質疑及び一般質問の映像はスマートフォンでもご覧いただけます。


現在の位置 議会トップページ > 群馬県議会だより > 第73号(平成29年7月) > 質疑及び一般質問(平成29年7月)