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ぐんまの暮らしづくりに資する諸施策の推進に関する提言 ぐんまの暮らしづくりに関する特別委員会(平成30年3月15日)

 ぐんまの暮らしづくりに関する特別委員会は、群馬の暮らしの環境を確保するため、「地方創生を踏まえた中山間地域や限界集落の再生施策、当該地域を含む交通面でのセーフティネット施策等、貧困家庭等の支援及び在住外国人との共生等」に焦点をあて、様々な観点から、活発に議論を行ってきた。
 テーマの中で、公共交通の再生、交通弱者対策、中山間地域及び限界集落の再生を「生活基盤を整えるための施策」と位置づけ、また、貧困家庭、貧困児童生徒への支援、県内在住外国人との共生や支援を「生活基盤の上で、実際に生活する人のための施策」と位置づけて議論した。その上で、県民の意識の醸成を目的とし、ぐんまに暮らす生活者の視点を加味した、ぐんまで暮らし続けたくなる、又ぐんまで暮らしたくなるための提言をまとめた。
 ぐんまの暮らしに対する県民一人ひとりの意識の変化が、県民の暮らしの向上につながり、ひいては県外から人を呼び込むことができる魅力へと発展する。人口減少社会に立ち向かうには、ぐんまの暮らしの魅力を高め、安心して暮らせる環境を整えることが不可欠であると考える。
 ついては、県当局には、ぐんまの暮らしづくりに資する次の事項に積極的に取り組まれるよう強く要望する。

【公共交通の再生、交通弱者対策に関すること】

  • 移動手段が自動車中心の生活スタイルでは、公共交通が衰退し高齢者や学生など「自動車を使えない県民」の移動手段がなくなっていく。そのため、「自動車以外の移動手段」も選択できる社会への転換が課題となっており、既存の公共交通の利便性向上を図るとともに地域特性を踏まえた新たな移動手段の導入に向けた検討を行うこと。
  • 現状を分析し(パーソントリップ調査)、戦略的かつ効果的に施策を実施するための計画(群馬県交通まちづくり戦略)に則った着実な施策展開を行うとともに、県民の公共交通の必要性に対する意識の変化や機運を高める取組を行うことで、施策を前進させ、暮らしやすい環境づくりにつなげること。
  • 学生や高齢者など生活者が移動手段として公共交通を有効に活用できるように、公共交通間の接続や運行時間等の乗換抵抗を改善するよう、公共交通機関の連携についてイニシアティブを取って進めること。

【中山間地域及び限界集落の再生に関すること】

  • 主体である市町村と協働して、県外から人を呼び込むことを強化することで、都市農村間の交流を図り、観光との連携や移住・定住の促進などにつなげること。
  • グリーン・ツーリズムを始めとする地域の魅力的な空間を活用した体験や交流など中山間地域にある様々な魅力を発掘し、磨き上げ、広く周知することで、地域の活性化や交流に結びつくよう、効果的な情報発信を積極的に行うこと。
  • 中山間地域の生業を支援するため、更に一歩進んで経営的な視点を取り入れた創業等の支援も実施するなど、中山間地域及び限界集落の再生への効果的な取組を講じること。
  • 移住促進や過疎対策については、全国の自治体の成功例や先進的な手法などを研究し、コミュニティーの主体性を活かして、地域の実情に合った取組を推し進めること。

【貧困家庭及び貧困児童生徒への支援に関すること】

  • 子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することがないよう、群馬県子どもの貧困対策推進計画に基づき着実に事業を進めること。
  • ひとり親家庭等の自立を支援するための各種施策について、様々な機会を通じて、事業の周知広報に努め、福祉支援が必要な子どもや家庭に必要な支援が届くよう、学校現場や関係団体、関係部局との連携を一層深めて取り組むこと。

【県内在住外国人との共生及び支援に関すること】

  • 県内在住の外国人人口は平成29年末で過去最多となり、かつての短期的な滞在から、日本人と同様の生活者としての施策が求められる段階に入ったと感じる。そのため、外国人住民を日本人と同様に県民の一人として見ていく視点への転換が必要であり、多文化共生に対する県民意識の醸成を更に進める取組を実施すること。
  • 年月の経過とともに外国人と日本人の意識に変化がみられ、多文化共生が当たり前の社会に向かっている。そのため、これまでよりも一歩進んだ国際化社会を形成していくため、外国人住民が持つ多様性を活かしながら、誰もが参加・協働し安心して暮らせる、活力あるぐんまの暮らしの実現に取り組むこと。

以上、提言する。

平成30年3月15日

群馬県議会ぐんまの暮らしづくりに関する特別委員会

群馬県知事 大澤 正明 様


<連絡先>

議会事務局政策広報課
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