本文
農林環境常任委員会が県内調査を実施しました(令和2年1月24日(金曜日))
1 調査目的
農林環境常任委員会所管事項より、「林業振興対策」及び「環境対策」について調査し、今後の委員会審査の参考とします。
2 調査期日
令和2年1月24日(金曜日)
3 調査項目
群馬県林業試験場(北群馬郡榛東村)
林業試験場(木材研究分野)は、本県林業の成長産業化を目指して、森林造成から木材の生産・加工・流通・利用に至る取組を技術面から支えるために、試験研究や新技術の開発等に取り組んでいます。
平成10年度には、木材加工技術センターを開設し、一般木造住宅に使用する構造材の研究に主眼を置いた試験機器を整備しました。
近年は、公共施設等における木材利用の促進に伴い、大断面かつ長尺の木材利用に関する試験研究のニーズが高まっていることから、平成29年度に実大サイズ木材の強度試験が可能な試験機を始めとした機器を導入し、県産材の需要拡大と品質向上に努めています。
ついては、今後の林業振興の参考とするため、同試験場における取組について調査を行いました。
林業試験場木材加工技術センターにて
株式会社ホージュン(安中市)
株式会社ホージュンは、多様な用途を持つベントナイトを日本唯一ともいえる規模で採掘・製粉し、製品化している企業であり、国内シェアは20%以上、世界でも十指に入る製造メーカーとして国際的な評価を得ています。
同社は、1914年(大正3年)に株式会社豊順洋行として創業され、1939年(昭和14年)に松井田町に碓氷鉱業所を開設してベントナイトの採掘を開始しました。その後、1969年(昭和44年)に富岡鉱業所を開設し、日本初の大規模機械化ベントナイト露天堀を開始しました。2001年(平成13年)には社名を変更し、株式会社ホージュンとなりました。
ベントナイトは、千の用途をもつ奇跡の粘土ともいわれ、その特性を活かし、土木・建築・化粧品・医薬品など多様な分野で活用されています。
また、高性能防水シートは、公園、貯水池等多くの場面で効果を発揮しているほか、廃棄物処分場などの遮水システムにも対応するなど環境にも寄与しています。
ついては、今後の環境政策の参考とするため、同社における取組について調査を行いました。
富岡鉱業所にてドローンを活用した計測手法の説明を受ける様子
4 出席委員
委員長:穂積昌信、副委員長:多田善洋
委員:岩井均、委員:橋爪洋介、委員:星名建市、委員:伊藤祐司、委員:本郷高明、委員:入内島道隆、委員:矢野英司