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質疑及び一般質問(3面)(令和3年7月)

議会だより3面(PDFファイル:1.63MB)

令和3年5月28日、31日、6月2日に開催された質疑及び一般質問では、次の議員が質問を行いました。

質疑及び一般質問の映像はこちら令和3年第2回定例会(群馬県議会インターネット中継)<外部リンク>

質疑及び一般質問の中から一部を掲載します。

5月28日(金曜日)

⼥性活躍推進の取組について 自由民主党 川野辺 達也

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川野辺 達也議員

質問:育児や家事、介護などを女性が担うといった固定的な性別役割分担意識を解消し、女性が活躍できるために、県はどのように取り組むのか伺います。

回答:女性がさらに活躍をするためには、固定的性別役割分担意識を解消し、男女がともに仕事や家庭、地域活動などを両立できる環境を整備していく必要があります。セミナーや各種広報媒体を活用した意識啓発のほか、今年度は、将来の地域の女性リーダーとなる人材の育成に取り組みます。また、男女ともに働きやすい職場環境の整備を進めるため、企業認証制度を推進し、男性の育児休業取得や長時間労働の是正等を一層促進してまいります。

コロナ禍における県の経済・雇用政策に対する現場の声の反映について リベラル群馬 角倉 邦良

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角倉 邦良議員

質問:経済・労働団体等の現場の声は、県の経済・雇用政策にどのように反映されているのでしょうか。

回答:現場で経済を担う方々の声をしっかり聞き、タイムリーに実施していくことは極めて重要です。経済団体や業界団体、金融機関や国、市町村のほか、連合群馬などの労働団体とも定期的に意見交換を行い、最長7年間実質無利子の制度融資の創設や雇用調整助成金の申請支援などの施策に反映しています。引き続き、地域経済の現場を担う方々の声に真摯に耳を傾け、可能な限り経済・雇用対策に反映してまいります。

危機管理について 自由民主党 松本 基志

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松本 基志議員

質問:就任後、令和元年台風第19号をはじめとした自然災害のほか、豚熱や新型コロナウイルス感染症などに対処されましたが、本県の危機管理に対する知事の思いについて伺います。

回答:知事就任以降、様々な危機管理を経験しましたが、危機管理には、「素早い決断と迅速な行動」、「一喜一憂しない冷静な判断力」、「タイムリーな情報発信」、「中長期的な視点」、「市町村、県議会、県職員との信頼関係」の5点が重要と考えています。この点を常に念頭に置いて取り組んでまいります。

県営ワクチン接種センターの設置について 令明 あべ ともよ

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あべ ともよ議員

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東毛ワクチン接種センター

質問:市町村の接種計画への影響等を抑えながら、設置の効果を最大限に発揮するためにどのような工夫をするのでしょうか。

回答:市町村の接種計画に影響を及ぼすことのないよう、予約受付や接種記録の方法などに配慮するとともに、県立病院のスタッフをはじめ、潜在看護師や研修医など、幅広く人材確保に取り組んでまいります。また、接種を円滑に実施するための運営体制協議会も立ち上げ、医療機関等に協力をお願いしています。

5月31日(月曜日)

県が考える夜間中学の役割と設置について 自由民主党 井下 泰伸

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井下 泰伸議員

質問:外国人との共生・共創の社会づくりを推進するために、夜間中学の設置は大切であると考えますが、夜間中学の役割と設置についてどのように考えているか伺います。

回答:夜間中学には、不登校経験者、高齢者、外国人など多様なキャリアを持つ方々が、互いに学び合い、地域で共に暮らす基盤を作り上げる役割があると考えます。設置の必要性を強く感じている市町村や入学希望者にとってニーズの高い地域がありますので、設置主体や設置場所、設置時期を含めた検討を進めてまいります。

流域治水プロジェクトについて 公明党 福重 隆浩

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福重 隆浩議員

質問:昨年度策定された「流域治水プロジェクト」の内容と今後の取組について伺います。

回答:流域治水プロジェクトには、河川管理者である国や県が実施するハード・ソフト対策のほか、市町村が行う市街地の内水対策や住民が行う雨水貯留・浸透など、流域に関わる全ての関係者が主体的に取り組む対策が取りまとめられています。県においては、ハード対策として、利根川や烏川など22カ所で約23.3kmの河川改修と、太田市の石田川や高崎市の井野川で4つの調節池の整備を進めるほか、ソフト対策として、339河川で水位計と河川監視カメラの設置を計画的に推進してまいります。

県政にかかる若者との対話について 自由民主党 高井 俊一郎

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⾼井 俊⼀郎議員

質問:高校生から県政へ「勇気の日」の提案がありました。知事が直接、若者の声を聞く機会は有意義と考えますが、いかがでしょうか。

回答:社会に関心を持ち、自らの考えを発信しようという若者の積極的な行動は、新・総合計画ビジョンで示した、自分の意志で一歩踏み出し、勇気を持って、新たなことに挑戦する⼈である「始動人(しどうじん)」と方向性を同じくするものです。若者の考えを直接聞くことは有意義で、大切なことであり、若者にとっても地方自治や地域の課題に関心を持つきっかけとなります。知事と高校生が意見交換する機会も設けていきたいと考えています。

繊維産業の振興について 自由民主党 森 昌彦

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森 昌彦議員

質問:ニットをはじめとした繊維産業の振興に向けたきめ細やかな支援が必要と思いますが、県の考えについて伺います。

回答:ニットをはじめとした繊維産業を取り巻く環境は厳しい状況にあり、県としては、繊維工業試験場による技術支援や研修の実施、ジェトロ群馬と連携した海外市場への進出支援などを実施しています。太田地域には、特色のあるニット生産企業が集積しており、太田産ニットのブランド化に取り組むなど新たな動きも出てきています。引き続き、販路開拓や人材育成などの取組を継続的に支援し、県内繊維産業の振興を図ってまいります。

6月2日(火曜日)

新型コロナウイルス感染症の経済対策について 自由民主党 橋爪 洋介

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橋爪 洋介議員

質問:ようやくワクチン接種がスタートしましたが、コロナとの闘いは「道半ば」です。引き続き県内事業者を支える新たな支援策について伺います。

回答:4月末からの感染拡大により、幅広い業界から支援を求める切実な声が寄せられています。より多くの事業者を幅広く支援し、事業を継続してもらうため、今議会に国の支援制度を補完する新たな支援金制度に係る補正予算を追加提案しました。困窮する事業者の元に一刻も早く支援金や協力金を届けるため、迅速に対応してまいります。

ゲートキーパー(※)の役割と養成に向けた取組について リベラル群馬 小川 晶

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小川 晶議員

質問:ゲートキーパーの役割についての考えと養成に向けた取組、令和2年度のゲートキーパー養成講座の実施状況について伺います。

回答:ゲートキーパーの気づきは、身近な人のかけがえのない命を守ることにつながるため、その養成は重要な取組と考えます。県では、出前講座の実施や市町村等での研修開催支援のための指導者養成に取り組んでいます。なお、令和2年度の養成数は新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度の3分の1の約1,200人にとどまりましたが、累計は20,000人を超えました。今後は、オンラインの活用を含め、効果的な研修方法について検討してまいります。
※ゲートキーパー:自殺のおそれなど身近な人のこころの危機に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることができる人のこと。

男井戸(おいど)川の河川改修事業について 自由民主党 斉藤 優

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斉藤 優議員

質問:現状と今後の見通しについて伺います。

回答:男井戸川については、伊勢崎市街地で頻発する洪水被害を軽減するため、最上流部に調節池を整備するとともに、最下流の粕川合流点から調節池までの区間の川幅を広げる事業を進めています。これまでに調節池が概成したほか、約600mの区間の工事が完成しています。今年度は、伊勢崎市上諏訪町の約140mの区間において河川の拡幅と取水堰(せき)の改築工事を行う予定です。令和7年度の完成を目指して、整備を推進してまいります。

県民の命と暮らしを守る公共事業予算の確保について 自由民主党 岩井 均

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岩井 均議員

質問:県民の命と暮らしを守るためには、財政健全化に配慮しながらも、財源上有利な国の予算をできる限り活用して防災・減災、県土強靱(きょうじん)化を進めるべきではないでしょうか。

回答:今後、財政の健全性を確保しつつ、必要な公共事業を計画的に推進するためには、新たな県土整備プランに基づき10年間の投資総量を適正に管理していかなければならないと考えています。県民の命と暮らしを守る公共事業についても、財源上有利な国の予算を活用しつつ、県土整備プランに基づきしっかりと推進してまいります。


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