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決算特別委員会環境農林分科会が県内調査を実施しました(令和3年10月19日)

1 調査目的

 委員会活動として、「令和2年度の群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算の認定に関すること」について、現地調査を実施し、委員会審査の参考とします。

2 調査日時

 令和3年10月19日(火曜日)

3 調査項目

(1)農業技術センター中山間地園芸研究センター(沼田市)

 群馬県農業技術センター中山間地園芸研究センターは、昭和35年に群馬県農業試験場沼田果樹試験地として発足して以来、利根沼田地域を中心とする本県の中山間地域の園芸産地の発展のため、経営に役立つ品種育成や栽培技術の開発に取り組んできました。
 主な試験研究課題は、リンゴやブルーベリーなどの新品種育成や安定生産技術確立であり、リンゴでは「ぐんま名月」、「紅鶴」、「陽光」、ブルーベリーでは「はやばや星」、「あまつぶ星」、「おおつぶ星」などの代表的育成品種がある。また、夏秋トマトなどの中山間地域野菜について、温暖化対策技術の確立等の試験研究にも取り組んでいます。
 ついては、決算審査の参考とするため、農業技術センター中山間地域園芸研究センターの取組について調査を行いました。

委員長が挨拶する写真
委員長が挨拶する様子

ぐんま名月の原木の前での集合写真
ぐんま名月の原木の前にて

(2)川場村役場(利根郡川場村)

 川場村における令和2年度の野生動物による農業被害額は1,417千円となっており、近年は増加傾向です。特にシカによるリンゴ被害が増加しています。
 このため、村では「守る対策」として、鳥獣被害防止総合対策交付金(国庫)を活用して、令和元年度から広域的な侵入防止柵を整備しています。また「捕る対策」として、新規狩猟免許取得者への経費支援など担い手育成に積極的に取り組んでおり、令和2年度のシカ捕獲頭数は315頭と前年度の約3倍となっています。
 現在、本県の野生鳥獣肉は、国から放射性物資含有による出荷制限が指示されているが、将来的な獣肉利活用の参考とするため、道の駅「川場田園プラザ」の店内に全国のジビエ商品を集めた「ハンターズマーケット」を試験的に開設している。また、令和2年には川場村産のリンゴと北海道産のエゾシカ肉を使用したレトルトカレー「月と鹿」を販売しています。
 令和3年度は、捕獲情報のデータ自動処理や獣肉利活用に向けて、ICTを活用したジビエアプリの現地実証を村独自に取り組む予定です。
 ついては、決算審査の参考とするため、川場村の取組について調査を行いました。
※捕獲頭数:有害捕獲と狩猟捕獲の合算頭数(自然環境課調べ)

ジビエアプリを使ってぬいぐるみのイノシシを撮影する写真
ジビエアプリを使ってぬいぐるみのイノシシを撮影する様子

川場村役場前での集合写真
川場村役場前にて

4 出席委員

主査:今泉健司、副主査:牛木義
委員:星野寛、委員:狩野浩志、委員:小川晶、委員:井田泰彦、委員:矢野英司、委員:相沢崇文


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