【8月22日】吾妻郡内の飲食店で発生した食中毒事件について(食品・生活衛生課)
1 概要
令和2年8月17日(月)午前9時10分頃、草津町滞在者から「8月12日(水)17時すぎに吾妻郡内の飲食店を利用したところ、翌日に複数名が発熱、腹痛、下痢等を発症した。」旨の連絡が吾妻保健福祉事務所(保健所)にありました。
同保健所が調査したところ、8月12日及び13日に当該飲食店を利用した3グループ14名中9名が同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。
有症者の共通食は当該施設で提供された食事のみであること、有症者(8名)の便からサルモネラ属菌が検出されたこと、有症者の症状がサルモネラ属菌によるものと一致していること及び診察した医師から食中毒届が提出されたことから、同保健所は、当該施設で提供された食事を原因とする食中毒事件と断定しました。なお、有症者は全員快方に向かっています。
(1) 発生日
令和2年8月13日(木) 午後4時頃(初発)
(2) 有症者
喫食者14名中の9名(受診4名)
30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
女 | 1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 6 |
計 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 9 |
【最高齢者】75歳(男性)、【最年少者】33歳(女性)
【有症者住所】東京都(6)、玉村町(2)、長野原町(1)
(3) 症状
発熱、腹痛、下痢等
(4) 病因物質
サルモネラ属菌
(5) 原因食品(推定)
令和2年8月12日(水)及び13日(木)に当該施設で提供された食事
(主な提供メニュー:うな重、豚カツ定食、エビフライ定食等)
(6) 原因施設
吾妻郡内の飲食店
2 施設に対する措置
営業停止3日間(令和2年8月22日(土)から8月24日(月)まで)
※なお、当該施設は8月17日(月)の夜から営業を自粛しています。
発生件数 | 患者数 | 死者数 | |
---|---|---|---|
令和2年 | 2(7) | 23( 59) | 0(0) |
昨年同期 | 5(8) | 75(145) | 0(0) |
令和元年 | 6(10) | 82(158) | 1(1) |
サルモネラ食中毒に注意!!(予防のポイント)
- 食肉、鶏卵などを取り扱った手指や調理器具は、十分に洗浄・消毒しましょう。
- 食肉や鶏卵などの動物性食品は、十分に加熱調理してから食べましょう。
- 食品取扱い室にネズミ、ゴキブリ、ハエなどの病原菌を媒介する動物を入れないようにしましょう。