【2月21日】JR吾妻線・JR両毛線・東武桐生線・上毛線の“利用促進アクションプログラム”を策定しました(交通政策課)
県では、JR吾妻線・JR両毛線・東武桐生線・上毛線の利用促進を図るため、アクションプログラムを策定しました。
1 策定の目的
- 平成30年3月に策定した「群馬県交通まちづくり戦略」に基づき、基幹公共交通の利用促進に向けた緊急対策として、今後3年間で順次、14の鉄道路線別に“利用促進アクションプログラム”を策定し、沿線地域に応じた施策を一体的に実施します。
<30年度>JR吾妻線、JR両毛線、東武桐生線、上毛線
<31年度>JR上越線、JR信越本線、上信線、わたらせ渓谷線
<32年度>JR八高線、JR高崎線、東武伊勢崎線、東武日光線、東武佐野線、東武小泉線 - 沿線地域へ利用促進に向けたモビリティ・マネジメントによる住民の意識醸成を図ります。
2 アクションプログラムの概要
(1)仕様
- 本編(A4判)と概要版(A3判2つ折り)の2種類
(2)内容
- 各路線の利用実績やパーソントリップ調査から、沿線地域の移動実態と課題を明らかにしています。
- おおむね5年以内に効果の発現が期待される、簡易的で暫定的な施策(行政のアクション)を整理し、沿線住民と共有することにより、沿線住民に鉄道利用(沿線住民のアクション)をお願いしています。
※詳細はこちら「鉄道路線緊急対策 鉄道利用促進アクションプログラム」のページをご覧ください。
(3)その他
- アクションプログラムは、鉄道事業者と沿線市町村にご意見・ご協力をいただきながら、県が取りまとめたものです。
- 行政と鉄道事業者の連携協力のもと、鉄道の利用促進に取り組む機運を醸成するため、アクションプログラムの手交式を執り行いました。
JR東日本高崎支社/2月13日、東武鉄道/2月8日、上毛電気鉄道/2月13日
3 アクションプログラムの目標
- 沿線地域にお住まいの方の「年間一度も鉄道を利用しない割合」を、今後5年間で10ポイント改善します。
路線名 | 2016年度 ※パーソントリップ調査 |
2023年度 |
---|---|---|
JR吾妻線 JR両毛線 東武桐生線 上毛線 |
66%→ 59%→ 63%→ 60%→ |
56% 49% 53% 50% |
4 今後の対応
(1)行政のアクション
- 鉄道の利用増が見込まれる駅について、「パークアンドライド駐車場(駅で自動車から鉄道に乗り換えるための駐車場)」、「駅前広場」、「駅アクセス道路」の機能を持たせることを重点プロジェクトとして位置づけ、県と市町村が今後5年間で実施します。
<対象駅>
JR吾妻線/7駅、東武桐生線/3駅、上毛線/11駅
※JR両毛線は自動車でアクセスするための基本的な機能が整備されているため、駐車場情報 の発信など鉄道利用の抵抗感を和らげる施策を実施します。
(2)沿線住民のアクション
- 沿線住民に、沿線市町村の広報紙3月号や県ホームページなどでアクションプログラムを周知し、沿線住民の鉄道利用を促進します。