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【7月26日】平成30年度野生鳥獣による農林業被害額及び捕獲状況について(速報値)(鳥獣被害対策支援センター)

1 野生鳥獣による農林業被害額(平成30年度)[※注1]

  • 被害額 523,685千円(前年度比 92.7%)
    • 農業被害 284,887千円(前年度比 92.3%)
    • 林業被害 238,798千円(前年度比 93.1%)

[※注1]「農林業被害」とは、農作物(家庭菜園を除く)被害及び森林被害であって、市町村や森林組合等が把握しているものです。

(1)概要

  • 被害額は523,685千円で、前年度に比べ41,539千円減少しました(平成21年度からの10年間で、農業被害、林業被害とも最も少ない金額)。
  • 農業被害は284,887千円で、前年度に比べ23,778千円減少し、林業被害は238,798千円で、前年度に比べ17,761千円減少しました。
  • 加害鳥獣種別に見ると、シカ、カモシカの被害額が大きく、それぞれ全体の37%、24%を占めています。
  • 地域別に見ると、吾妻地域、東部地域、西部地域の被害額が大きく、それぞれ全体の30%、29%、28%を占めています。

(2)被害額の増減理由及び今後の被害対策

ア 農業被害

  • 農業被害が減少した主な理由は、各獣種に対応した侵入防止柵の設置や緩衝帯の整備等が進んだこと、また、地域住民、市町村及び県が連携して「鳥獣害に強い集落づくり支援事業」を進めてきたこと、さらに、有害捕獲を継続的に実施してきたことなどによるものと考えられます。特にイノシシについては、これら対策に総合的に取り組んでいる地域も増え、県全体としての被害額、被害面積の減少につながりました。
  • 一方、近年、農業被害の大きいシカについては、生息頭数の増加、生息域の拡大が考えられ、農地への出没も増えていることから、被害額が増加しました。

イ 林業被害

  • 林業被害が減少した主な理由は、新たな植栽地における獣害防止柵の設置や成木への獣害防止帯の設置などの対策が継続的に行われたことが考えられます。

ウ 今後の被害対策

  • 「捕る」「守る」「知る」の各対策について、引き続き鳥獣被害対策本部を中心に、県を挙げて総合的に取り組みます。特に農業被害額が増加したシカの対策として、侵入防止柵の更なる整備を進めるとともに、捕獲強化のため、シカの行動・生息状況等を把握し、ICT等を活用した効率的・効果的な捕獲技術の実証・普及にも取り組むことで、被害の減少を図ります。

2 主な野生鳥獣の捕獲状況(平成30年度)

  • 捕獲総数 17,444頭(前年度比 107.1%)(5獣種合計)
    • シカ 8,729頭(前年度比 102.6%)
    • イノシシ 7,819頭(前年度比 116.4%)
    • サル 655頭(前年度比 83.9%)
    • クマ 230頭(前年度比 87.8%)
    • カモシカ 11頭(前年度比 39.3%)

(1)概要

  • 県では、捕獲強化に取り組んでいるところであり、主な野生鳥獣の捕獲総数は17,444頭で、前年度に比べ1,150頭増加し、過去2番目に多い捕獲数となりました。
  • 捕獲区分別では、狩猟が6,621頭(前年度比-173頭)、有害捕獲等[※注2]が10,823頭(前年度比+1,323頭)となりました。
  • 獣種別ではシカ、イノシシの捕獲数が多く、それぞれ全体の50%、45%となりました。なお、シカは過去最も多い捕獲数、イノシシは過去3番目に多い捕獲数となりました。
     

(2)捕獲数の増加理由及び今後の捕獲強化の取組

ア 増加理由

  • 捕獲数が増加した主な理由は、市町村が有害捕獲を強化していること、また、県で指定管理鳥獣捕獲等事業により、鳥獣保護区域内での捕獲を実施していることによるものと考えています。加えて、イノシシについては、堅果類のうちミズナラ、コナラの実りの不作を背景に、エサを求めて農地周辺への出没が増加したことなどが考えられます。

イ 今後の捕獲強化の取組

  • 農林業被害額は減少傾向であり、捕獲数も増加しましたが、野生鳥獣の生息数は増加傾向、生息地域は拡大傾向にあり、シカ、イノシシについては、県が定めた年間捕獲目標数(平成30年度 目標 シカ10,000頭、イノシシ13,000頭)に達していないことから、更なる捕獲の強化が必要です。このため、
    • 狩猟者の確保・育成
    • これまで捕獲が行われていない鳥獣保護区での捕獲
    • ICT等を活用した効率的・効果的な捕獲技術の実証・普及 等
      により、農林業者や地域住民が鳥獣被害の軽減を実感できるよう、捕獲対策に取り組みます。

[※注2]「有害捕獲等」とは、野生鳥獣が農林水産業等に被害を与える場合、もしくはその恐れがある場合に行う有害捕獲と野生鳥獣を適正な数や生息域にするための個体数調整捕獲など、許可を得て行う捕獲の合計です。

【参考】

1 被害金額の推移(単位:千円)

被害金額の推移(単位:千円)一覧
区分 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 前年比
農業被害 414,563 531,032 560,218 477,015 388,094 424,050 370,405 324,669 308,665 284,887 92.3%
林業被害 434,490 320,660 461,746 747,275 604,742 414,438 318,295 285,264 256,559 238,798 93.1%
849,053 851,692 1,021,964 1,224,290 992,836 838,488 688,700 609,933 565,224 523,685 92.7%

2 加害鳥獣種別被害金額の状況(単位:千円)

加害鳥獣種別被害金額の状況(単位:千円)一覧
区分 シカ カモシカ クマ イノシシ サル その他獣類 鳥類
農業被害 68,659 75,692 12,708 68,993 14,897 20,028 23,910 284,887
構成比 24.1% 26.6% 4.5% 24.2% 5.2% 7.0% 8.4% 100.0%
対前年比 105.6% 80.0% 108.1% 91.5% 95.5% 112.0% 84.2% 92.3%
林業被害 125,009 47,444 59,335 0 0 7,010 0 238,798
構成比 52.3% 19.9% 24.8% 0% 0% 2.9% 0% 100.0%
対前年比 97.0% 93.7% 81.2% 該当なし 該当なし 176.5% 該当なし 93.1%
193,668 123,136 72,043 68,993 14,897 27,038 23,910 523,685
構成比 37.0% 23.5% 13.8% 13.2% 2.8% 5.2% 4.6% 100.0%
対前年比 99.9% 84.8% 84.9% 91.5% 95.5% 123.7% 84.2% 92.7%

3 地域別被害金額の状況(単位:千円)

地域別被害金額の状況(単位:千円)一覧
区分 中部 西部 吾妻 利根沼田 東部
農業被害 6,114 73,182 153,017 25,638 26,936 284,887
林業被害 18,632 72,913 1,624 21,976 123,653 238,798
24,746 146,095 154,641 47,614 150,589 523,685
構成比 4.7% 27.9% 29.5% 9.1% 28.8% 100.0%
対前年比 96.8% 98.7% 93.6% 75.9% 92.0% 92.7%

4 捕獲状況の推移(単位:頭)

捕獲状況の推移(単位:頭)一覧
区分 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
シカ 狩猟 2,329 2,231 2,048 3,035 2,775 4,296 3,508 4,428 4,147 3,873
有害捕獲等 477 850 920 1,222 1,765 2,354 2,836 3,913 4,361 4,856
捕獲数計 2,806 3,081 2,968 4,257 4,540 6,650 6,344 8,341 8,508 8,729
捕獲目標 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 5,500 5,500 10,000 10,000
イノシシ 狩猟 2,469 3,148 2,269 3,118 1,955 3,233 2,038 2,984 2,560 2,699
有害捕獲等 2,728 3,165 2,743 3,924 2,676 4,809 3,598 5,710 4,155 5,120
捕獲数計 5,197 6,313 5,012 7,042 4,631 8,042 5,636 8,694 6,715 7,819
捕獲目標 該当なし 7,500 7,500 7,500 7,500 7,500 7,500 7,500 13,000 13,000
サル 狩猟 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし
有害捕獲等 362 470 432 672 497 1,071 985 1,185 781 655
捕獲数計 362 470 432 672 497 1,071 985 1,185 781 655
クマ 狩猟 55 74 80 48 44 47 31 37 87 49
有害捕獲等 83 251 54 291 79 248 78 325 175 181
捕獲数計 138 325 134 339 123 295 109 362 262 230
カモシカ 狩猟 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし
有害捕獲等 15 36 43 75 66 49 33 37 28 11
捕獲数計 15 36 43 75 66 49 33 37 28 11
5種合計 狩猟 4,853 5,453 4,397 6,201 4,774 7,576 5,577 7,449 6,794 6,621
有害捕獲等 3,665 4,772 4,192 6,184 5,083 8,531 7,530 11,170 9,500 10,823
捕獲数計 8,518 10,225 8,589 12,385 9,857 16,107 13,107 18,619 16,294 17,444

5 侵入防止柵の設置状況の推移(平成26年度からの累計延長)(単位:メートル)

侵入防止柵の設置状況の推移(平成26年度からの累計延長)(単位:メートル)一覧
区分  平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
農業  152,643 270,648 380,507 473,615 538,988
林業  4,043 5,517 8,957 10,449 13,395


問い合わせ先

【対策全般について】

 農政部鳥獣被害対策支援センター 電話027-371-0003

【農業被害について】

 農政部技術支援課鳥獣害対策係 電話027-226-3090

【林業被害について】

 森林環境部林政課森林整備係 電話027-226-3221

【捕獲状況について】

 森林環境部環境局自然環境課野生動物係 電話027-226-2874

このページについてのお問い合わせ

農政部鳥獣被害対策支援センター
〒370-3105 高崎市箕郷町西明屋1009-1
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FAX 027-371-0090
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