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新型コロナワクチンの小児(5~11歳)接種に関するQ&A
このページでは、新型コロナワクチンの小児(5歳~11歳)接種に関する皆さんの疑問を解決するためのQ&Aを掲載しています。
乳幼児(生後6か月~4歳)接種については、新型コロナワクチンの乳幼児(生後6か月~4歳)接種に関するQ&Aをご覧ください。
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新型コロナワクチンの小児接種に関するQ&A一覧
- どうして小児ワクチン接種が必要なのですか。
- 小児ワクチンはどのような効果がありますか?
- 小児ワクチンの副反応はどのようなものがありますか?
- 子どもがワクチン接種後に発熱しました。対応は成人の場合と同じでよいですか?
- 接種した日や翌日は学校(保育・幼稚園を含む)等を休んでも大丈夫ですか?
- 接種後に子どもが副反応等で体調を崩した場合、保護者は仕事を休んでも大丈夫ですか?
- mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンという新しい技術のワクチンということで、将来の子どもへの影響を懸念していますが、大丈夫でしょうか?
- オミクロン株は重症化しないのに接種する必要はありますか?
- 保護者の同伴は必要ですか?
- 基礎疾患があっても接種して大丈夫でしょうか?
- インフルエンザワクチンと同時に接種できますか?
どうして小児ワクチン接種が必要なのですか。
新型コロナウイルス感染症において、中等症や重症例の割合は少ないものの、オミクロン株の流行に伴い新規感染者が増加する中で、重症となる症例数が増加傾向にあることや、感染者全体に占める小児の割合が増えていることが報告されています。また、1・2回目接種による発症予防効果が時間の経過とともに低下することから、3回目接種が推奨されています。
小児ワクチンはどのような効果がありますか?
オミクロン株に対する小児ワクチンの感染予防効果は、米国での研究結果によると、5~11歳では2回接種後14~82日後で31%という報告があり、一定の効果が期待されています。また、成人では、オミクロン株に対する発症予防効果や入院予防効果等が確認されており、5~11歳に対しても、同様の効果が期待されています。米国でオミクロン株流行期に5~18歳を対象に実施された研究では、ファイザー社のワクチンを2回接種完了後の入院予防効果は5~11歳で68%であったと報告されています。
なお、シンガポールでオミクロン株流行期の5~11歳を対象に実施された研究では、ファイザー社ワクチンを2回接種した後の感染予防効果は36.8%、入院予防効果は82.7%であったと報告されています。
さらに海外で実施されたファイザー社ワクチンの臨床試験の結果によると、感染歴のない集団において3回目接種から1か月後のオミクロン株に対する中和抗体価は、2回目接種から1か月後と比較して約22倍の上昇が認められました。
小児ワクチンの副反応はどのようなものがありますか?
ファイザー社のワクチンは、5~11歳の接種においても、12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱などの症状が確認されています。ほとんどが軽度又は中等度であり回復していることから、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
子どもがワクチン接種後に発熱しました。対応は成人の場合と同じでよいですか?
成人の場合と同様です。ワクチン接種後の発熱に対しては、日本小児科学会から、発熱の程度に応じて解熱鎮痛薬を使用できることが示されています。不安な場合は県のぐんまコロナワクチンダイヤルやかかりつけ医にご相談ください。
接種した日や翌日は学校(保育・幼稚園を含む)等を休んでも大丈夫ですか?
ワクチン接種や、その後の副反応等で学校等を休む場合は、欠席としないなど柔軟な取扱いが可能とされています。出欠の取扱いについては、まずは、子どもが通う学校等にご相談ください。
接種後に子どもが副反応等で体調を崩した場合、保護者は仕事を休んでも大丈夫ですか?
企業によっては、このような場合に活用できる休暇制度を設けている場合があります。小学校就学前であれば、育児・介護休業法における子の看護休暇の取得を申し出ることも考えられます。また、年次有給休暇の利用目的は限定されていません。子どもへのワクチン接種等のため仕事を休む必要があると考えられる場合は、あらかじめ、職場によく相談しておくことをおすすめします。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンという新しい技術のワクチンということで、将来の子どもへの影響を懸念していますが、大丈夫でしょうか?
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。また、mRNAは、人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。身体の中で、人の遺伝情報(DNA)からmRNAがつくられる仕組みがありますが、情報の流れは一方通行で、逆にmRNAからはDNAはつくられません。こうしたことから、mRNAを注射することで、その情報が長期に残ったり、精子や卵子の遺伝情報に取り込まれることはないと考えられています。
オミクロン株は重症化しないのに接種する必要はありますか?
オミクロン株流行以降は感染者数の増加に伴い、小児の患者数も増加し、重症化する小児患者数も増えています。国立成育医療研究センターなどの調査<外部リンク>によると、オミクロン株流行期では、デルタ株流行期と比べ、発熱やけいれんなどが増えたことが分かっています。また、ワクチン接種歴の分かる患者790人のうち、酸素投与などが必要となった43人は全て2回のワクチン接種を受けていなかったことから、ワクチンの重症化予防効果が示唆されると報告しています。
日本小児科学会も令和4年8月に小児における新型コロナの重症化予防に寄与することが確認されたことを踏まえ、メリット(発症予防や重症化予防等)がデメリット(副反応等)を大きく上回るとして、ワクチン接種を推奨しています。
保護者の同伴は必要ですか?
予診・接種に同席ができる保護者(親権者又は後見人)の同伴が必要です(保護者が同伴できない場合、子供の健康状態を普段から熟知する親族等で適切な方が、保護者から委任を受けて同伴することが可能です)。
また、可能な限り母子健康手帳をご持参ください。その他持参資料は、市町村からのお知らせ等でご確認ください。
基礎疾患があっても接種して大丈夫でしょうか?
基礎疾患がある子どもなど、特に重症化リスクの高い方には接種をおすすめしています。かかりつけ医とよく相談しながら、接種をご検討ください。
なお、接種の検討をおすすめする基礎疾患等の一覧については、考慮すべき小児の基礎疾患一覧 (PDFファイル:70KB)をご覧ください。
インフルエンザワクチンと同時に接種できますか?
小児ワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。どちらのワクチンを先に受けてもよく、特定の間隔をあける必要もありません。
インフルエンザワクチン以外のワクチンは、小児ワクチンと同時に接種できません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間以上あけて接種してください。インフルエンザワクチンの詳細は、定期のインフルエンザワクチン接種についてをご覧ください。