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【見どころ】四季の花木(5月上旬)/平成29年5月9日
更新日:2017年5月11日
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ハンカチノキ(ヌマミズキ科)
撮影日2017年5月5日
白い大きな2枚の花びらのように見えるのは、苞葉と呼ばれる葉の変化したものです。中心部に見える丸いのがたくさんの雄花と一つの両性花の集まりです。良い香りとは言いがたい、独特の臭いを放ちます。白い苞葉がハンカチのように見えることから名付けられました。
ベニバナトチノキ(トチノキ科)
撮影日2017年5月5日
ピンク色の大きな花穂を立ち上げ、存在感があります。ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキと北米原産のアメリカベニバナトチノキの交雑種です。最近は街路樹としてもよく見かけます。
ヒトツバタゴ(モクセイ科)
撮影日2017年5月9日
撮影日2017年5月9日
別名の「ナンジャモンジャノキ」の方が親しまれているかもしれません。日本では対馬や岐阜県の木曽川流域、愛知県などに隔離分布していて、天然記念物や絶滅危惧種に指定されているところもあります。
細く4つに裂けた白い花弁の花を密集して咲かせるため、花の盛りの時期には木全体が白く煙ったようになり見事です。
ホオノキ(モクレン科)
撮影日2017年5月9日
人の掌よりも大きい芳香のある白い花を上向きに咲かせます。樹高30メートルほどにもなる大きな木なので、山の中の木では花は下からしか見えないことが多いです。大きな葉にも芳香があり、また、殺菌作用があるため、朴葉味噌や食材を包んで調理するのに使われます。また、木材は下駄の歯やまな板に利用されるなど、人の暮らしと関わりの深い木です。