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【見どころ】四季の花木(7月)/平成29年7月13日
更新日:2017年7月13日
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キキョウ(キキョウ科)
撮影日2017年7月12日
万葉集に秋の七草の一つとして歌われている「朝貌の花」は、本種とされていますが、実際には6月下旬頃から咲き始めます。野生のものは大変少なくなり、群馬県の植物レッドリストでは絶滅危惧2類と評価されています。つぼみが風船のように見えることから、英名では「バルーンフラワー」と呼ばれています。
キョウチクトウ(キョウチクトウ科)
撮影日2017年7月12日
乾燥や大気汚染に強く、街路樹や工場周辺の緑化木としてたくさん植えられています。夏の暑さにも負けず次々と美しい花を咲かせます。一方、花や葉枝等、木全体に強い毒があり、また生木を燃やした煙も有毒なので注意が必要です。
ムクゲ(アオイ科)
撮影日2017年7月12日
奈良時代から日本人に親しまれてきた花で、多くの品種があり、夏の茶花としても用いられます。ハイビスカスに似た大きな花を夏から秋にかけて咲かせます。花言葉は「信念」です。韓国の国花に指定されています。
キササゲ(ノウゼンカズラ科)
撮影日2017年6月6日
撮影日2017年7月12日
ササゲに似た細長い実をつけるためキササゲの名が付きました。別名を「あずさ」といい、漢字では「梓」の字が当てられます。実は、梓実(しじつ)と呼ばれ、利尿作用のある生薬として利用されます。書物を出版することを「上梓」というのは、キササゲの木を版木に用いたからだそうです。