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令和4年度 病害虫情報 第4号(オオタバコガ)
更新日:2022年7月28日
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オオタバコガの誘殺数が多くなっています
写真1 オオタバコガ幼虫
写真2 ナスを食害するオオタバコガ幼虫
1 現在までの発生状況
- フェロモントラップ調査で、県内7地点の調査地点のうち6地点で7月の総誘殺数が平年に比べて多くなっています(図1~図6)。
2 今後の発生傾向
- 向こう1か月の気象予報(7月28日気象庁発表)によると、平均気温が高い確率60%で、オオタバコガの発生に好適な条件が続くと考えられます。このため、次世代の発生量が多くなると考えられます。
3 予想される被害と防除対策
- オオタバコガ幼虫(写真1)は果実や花蕾、結球の内部に食入します。内部に食入した後は農薬がかかりにくくなりますので、ふ化してから食入する前の短い期間が防除適期となります。こまめにほ場を見回り適期に防除を行ってください。
- トマトやナス等果菜類の被害果、レタスや花き類等の被害株は、内部に幼虫が生息している場合があるので、必ずほ場外へ持ち出して適切に処分してください。
- 農薬の使用に際しては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項等を確認して適 正に使用してください。
4 フェロモントラップ調査結果(7月の総誘殺数が平年を上回った6地点を掲載)
図1 前橋市江木町フェロモントラップグラフ
図2 伊勢崎市西小保方町フェロモントラップグラフ
図3 藤岡市本郷フェロモントラップグラフ
図4 東吾妻町植栗フェロモントラップグラフ
図5 昭和村糸井フェロモントラップグラフ
図6 太田市大前田町フェロモントラップグラフ