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6月 リンゴの摘果講習会開催~高品質なリンゴの生産を目指して~
更新日:2019年7月10日
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1 ねらいと背景
渋川地域は明治18年に群馬県内で最初にリンゴが導入された歴史のあるリンゴ産地です。渋川・赤城・小野上・子持・榛東など各地区で、庭先販売を中心とした観光リンゴ園が経営されています。
今年は4月から5月にかけて降霜、降雹などが発生しましたが、大きな被害も無く順調に結実をしています。高品質な果実生産のため、適切な着果量を確認することを目的とした摘果講習会を開催しました。
2 取り組み内容
5月20日に渋川市祖母島にて渋川市果樹園芸組合員、5月24日には渋川市赤城町にて赤城橘果実部会りんご分科会を対象にリンゴ摘果講習会を開催し、生産者、JA職員など約40人が参加しました。
品種別の適正な着果量や、良好な品質の果実が結実する部位の見分け方などを情報提供しました。摘果作業は、高品質な果実を作ることだけでなく、隔年結果を防いだり樹の適正な形や強さを保つ重要な作業であることを強調し説明を行いました。
摘果の作業量は膨大で、園主だけでなく家族、雇用も入れて行っています。講習会に参加した方からは「摘果の役割や、着果する枝と摘果する枝の違いが良く分かった」との声があり、雇用者にも伝えていきたいとのことでした。
3 今後の方向
今後は品質の高いリンゴ生産に向け、夏期管理や病害虫防除について技術支援を行います。また、群馬県育成品種の適切な栽培指導を行っていきます。
講習会の様子