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7月 女性農業者リーダー研修会の開催~家族経営協定は1つの手段~
1 ねらいと背景
前橋広域農村女性会議は管内の農村女性組織4団体で構成されており、農業・農村における男女共同参画の推進や女性が活躍しやすい環境の整備、農業委員等への女性の登用活動に取り組んでいます。
今回は、主体的に農業経営、社会参画に取り組む女性農業者の活動事例を研修し、地域農業の活性化と男女共同参画の実現に向けた資質向上を目的に研修を行いました。
2 取り組み内容
6月20日に前橋合同庁舎において、講師に太田市の女性酪農家をお招きし、「女性酪農家として歩んだ道のり~家族経営協定をとおして~」と題して講演を頂きました。
農業後継者として就農したことや横の繋がりができたことで様々な活動に関わり、チャレンジしてきたこと、後継者が就農したことをきっかけに家族経営協定を結び役割分担を明確にしたことで、後継者が積極的に農業経営に取り組むきっかけになり、自身も気持ちと時間の余裕ができ、農業委員を受けることにつながったなどお話を聞きました。また、食育活動で取り組んでいる牛乳を使った加工品の1つであるバターづくりを参加者で体験しました。
参加者からは「農業体験は感動がある。すばらしい活動」、「精力的に活動、活躍していて、小さな体でパワフルな底力に感動した」の声がありました。
また、情報交換では前橋市農業委員会から家族経営協定の締結申請方法の説明と農作業安全や収入保険の情報提供し、家族経営協定の推進と情報共有を図りました。
3 今後の方向
普及指導課では、農業・農村における男女共同参画として、家族経営協定による経営参画や女性起業、農業委員活動など、女性の活躍の場づくりを課題として、これからも農村女性の活動支援に取り組んで行きます。
研修会の様子