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8月 水稲の高品質生産へ向けた現地講習会の開催
更新日:2019年10月16日
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1 ねらいと背景
前橋地域の平坦部では「あさひの夢」を主力品種とした、二毛作が盛んに行われ、中山間地域では「コシヒカリ」「ひとめぼれ」を中心に良食味米が生産されています。
今年の状況は、梅雨明けが遅れ曇雨天が続いたため、分けつが少なく生育が遅れているほ場が散見されました。そこで、水管理等基本技術の徹底について現地講習会で指導しました。
2 取り組み内容
7月にJA前橋市管内7支所(11ヶ所)で現地講習会が開催され、計287人の生産者が参加しました。まず、支所などで座学講習を行ってから、現地ほ場で水稲の生育を確認しながら講習会を行いました。栽培管理では、中干しの徹底や幼穂の状況を確認しながら、追肥や防除のタイミングなどの指導を行いました。本年は、曇雨天が続き低温寡少のため生育が遅れ分けつが少ないほ場が多く、中干しや肥培管理・雑草対策について多く質問がありました。また、関東甲信地方の8月の1ヶ月予報では高温も予想されているため、農作業安全とともに、熱中症対策についても注意喚起を行いました。
3 今後の課題
現地巡回や水稲作況ほの定期的な調査を行い、生育状況等を生産者へ随時情報提供し、水稲の高温対策や高品質・安定生産を支援します。
座学講習の様子
現地講習会の様子