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8月 リンゴの夏季管理講習会の開催~高温乾燥に負けないリンゴ生産~
更新日:2019年10月16日
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1 ねらいと背景
渋川地域は明治18年に群馬県内で最初にリンゴが導入された歴史のあるリンゴ産地です。渋川・赤城・小野上・子持・榛東など各地区で、庭先販売を中心とした観光リンゴ園が経営されています。
今年は6月、7月の降水量が例年に比べ非常に多く、梅雨開けも遅い年となりました。一転8月は高温となり、前半は雨の少ない日が続いています。今年の気象状況やリンゴの生育を踏まえて、適切な病害虫防除と夏季管理を行うことを目的に夏季管理講習会を開催しました。
2 取り組み内容
7月19日に子持地区で子持りんご組合を対象に、8月5日には渋川地区で、渋川広域リンゴ研究会を対象にリンゴの夏季管理講習会を開催し、生産者、JA職員など約30人が参加しました。
今年は要防除時期である7月に雨が多く梅雨も長くなりました。雨による病害の発生リスクが高いことや、8月からの高温乾燥で日焼け果の発生や、ハダニ類の発生が助長されることを伝え、適切な防除を行うことを確認しました。また、新梢管理方法は冬期講習会でせん定した樹を使い夏季せん定の程度や、伸びる枝や伸びない枝の見分けかたなどの理解を深めました。参加者からは積極的な質問があり、充実した講習会となりました。
3 今後の方向
今後は収穫期に向けて、病害虫防除や収穫管理について技術支援を行います。また、群馬県育成品種の適切な栽培指導を行っていきます。
講習会の様子