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8月 玉村町農業公社飼料イネWCS栽培講習会の開催~高品質な飼料イネWCS生産に向けて~
1 ねらいと背景
飼料イネWCSの生産については玉村町WCS生産者協議会(飼料イネを生産している農事組合法人中心の生産者組織:協議会として約49ヘクタールの飼料イネを作付)が行っており、飼料イネ専用収穫機を玉村町農業公社が各法人に貸し出して収穫を行っています。飼料イネWCSをめぐる状況については、使っている畜産農家の好みの変化や各地区におけるコントラクター組織の活動状況などにより年々取引が厳しくなってきており、より高品質なWCSの生産が求められています。
2 取り組み内容
令和元年8月9日に玉村町上陽地区の飼料イネ生産ほ場において、生産者約40名が参加して、栽培講習会を行いました。内容としては、飼料イネの栽培管理・収穫調製、雑草及び病害虫の防除、最近の畜産農家の好みや需要が高まってきている高糖分・高消化性の品種に関することを中心に行いました。除草剤の適用性や乳酸菌添加による収穫調製作業についての質問があり、畜産農家の要望に応えるべく高品質の飼料イネWCSを作るという、生産者協議会としての意気込みが感じられました。飼料イネWCSを使う畜産農家が減ってきている中で、新規の利用農家の獲得は難しくなってきています。そのため、現在取引のある畜産農家とのより一層の信頼関係の構築が重要になっており、今年は栽培面積が約5ヘクタール増加しています。
3 今後の方向
秋の収穫調製作業に向け、作業日程を検討し、適期収穫に努めるように支援します。生産者と畜産農家、玉村町農業公社の3者がうまく連携して、今後も取組が継続できるように伊勢崎地区農業指導センターとともに支援していきます。
講習会の様子
現地ほ場の確認