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9月 生産者自ら中型獣の捕獲・処理へ~JA前橋市木瀬果樹部会 中型獣対策現地研修会開催~

更新日:2019年10月2日 印刷ページ表示

1 ねらいと背景

 ナシ産地である大島地区では、近年ハクビシンやアライグマ等による中型獣の被害が増加しており、園地の混住化や空き家の増加など、周辺に中型獣の住処があることから、今後被害が拡大することが懸念されています。そこで、鳥獣害に強い集落づくり支援事業を実施し、生産者自らが捕獲・処理を行う対策ができるよう現地研修会と集落環境調査を開催しました。

2 取り組み内容

 8月23日(金曜日)にJA前橋市木瀬果樹部会を対象に中型獣対策現地研修会を開催し、生産者や関係者11名が参加しました。
 研修会は、木瀬果樹部会員、JA前橋市、鳥獣被害対策支援センター、普及指導課が参加し、日本獣医生命科学大学から「外来動物(アライグマ)早期被害防止対策技術」について説明されました。
「はこわな」利用による捕獲対策では、設置位置や餌の種類および撒き餌の重要性を学びました。トリカルネットを利用した中型動物農作物被害防止柵と電気柵の併用による捕獲対策では、設置の実演を行いながら、注意点を生産者に周知しました。
 集落環境調査では、被害発生園地の周辺を中心にハクビシンやアライグマの痕跡調査を行い、空き家のまわりや屋根などに足跡と爪跡を確認できました。参加した農家からは、空き家に住んでいることを確認でき、「収穫期のみでなく、年間とおしての捕獲対策が重要と認識した」と言っており、熱心に意見交換が行われました。

3 今後の方向

 今後もJA前橋市木瀬果樹部会を対象に鳥獣害に強い集落づくり支援事業を実施しながら、生産者自らが捕獲し、炭酸ガス処理が行えるよう技術支援を行っていきます。

電気柵の設置方法を学ぶ参加者写真
電気柵の設置方法を学ぶ参加者

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