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1月 ウメ・ナシのジョイント栽培視察研修開催~群馬県育成ウメ新品種を活用した産地づくり~
1 ねらいと背景
JA前橋市果樹部会では、本年度からウメ新品種「ひなた丸(仮称)」の苗木導入が始まりました。早期成園化が可能な省力的な栽培法である、ウメやナシのジョイントV字トレリス樹形について神奈川県農業技術センターで視察研修会を行いました。
2 取り組み内容
ジョイント栽培視察研修会は、JA前橋市果樹部会を対象に令和元年12月20日に開催し、ウメ、ナシ部会員19名の生産者が参加しました。
本県ではウメの産地再生のためにウメ新品種「ひなた丸(仮称)」が開発され、JA前橋市果樹部会では、本年度から苗木導入が始まりました。ウメ産地を維持発展していくには、新規栽培者の確保と育成が重要であり、新たな省力栽培方法が必要です。
そこで、神奈川県農業技術センターで開発された省力的で早期成園化が可能なジョイント栽培について視察研修会を行いました。ウメやナシのジョイントV字トレリス樹形のジョイント栽培は、樹を連続的に連結し、側枝が整然とし低樹高で栽培できる省力的かつ早期成園化が可能な新しい栽培法です。
参加者からは多くの質問が寄せられ、「樹が並んでいて、きれいだ」「首を真上に向けずに済むので、作業が楽そうである」「ぜひ、取り組んでみたい」と熱意の高さが感じられました。
3 今後の方向
JA前橋市果樹部会の活動を支援し、ウメ産地の活性化を図ります。ウメ新品種「ひなた丸(仮称)」の魅力あふれる産地づくりを目指し、前橋市産ウメの情報発信を行っていきます。
最新樹形のナシのジョイントV字トレリス
日本で一番古いナシのジョイント仕立て