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1月 バラ経営支援講座 現地検討会を開催~新技術・冬場のハウス内環境について検討しました~
更新日:2020年3月16日
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1 ねらいと背景
当課では施設切りバラ農家における生産性向上に向けて、技術支援に取り組んでいます。その一環で、新技術である日射比例かん水装置と常温煙霧器について実証ほ場を設置しており、その実際の様子を見学してもらうことと、近年導入が進んだ炭酸ガス施用機をはじめとした環境制御装置による冬場のハウス内環境改善について検討してもらうために、現地検討会を開催しました。
2 取り組み内容
12月23日に前橋市内のほ場を会場に開催したところ、13名の農家が参加しました。まず、冬場の環境改善について、地域の農家に先駆けて炭酸ガス施用方法の改善に取り組んだ農家のほ場を見学しながら検討しました。当課から目安となる管理方法を提案し、参加者に検討してもらったところ、特に炭酸ガスの施用濃度と換気設定温度、細霧冷房システムの稼動条件について検討が行われました。また、その農家の仕立て方や給液管理についても質問がされていました。次に、日射比例かん水装置と常温煙霧器についても実証ほ場を見学しつつ、それらの技術について検討を行いました。導入コスト、稼動状況、稼動条件の設定方法などについて質問があり、導入を判断するための参考にしてもらえたと思います。
3 今後の方向
当課では、今後も施設切りバラにおける生産性向上にむけて、新技術の実証、検討の場の設置に取り組み、農家の経営を支援します。
現地検討会の様子1
現地検討会の様子2